(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

駿河湾海底旅情

この記事は(新)日本の黒い霧で掲載した「駿河湾、沼津沖で不穏な動き」の補足記事です。充分な確証が得られていないので、あくまでも可能性ということで各自お考えください。

掘削船地球号(正確には地球深部探査船ちきゅう)が同一箇所に数日程度しか停泊していないという現地報告から、掘削作業は行っておらず、別の目的で同海上に現れたと推測しました。それに、不可解な海上自衛隊の揚陸訓練の意味を重ね合わせた結果が以下です。

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ウルトラセブンシリーズ「ノンマルトの使者」より。あくまでもイメージです。

沼津市の内浦湾は、戦前より旧帝国海軍の実験隊が特殊兵器の開発を行っていた土地です。当然その要素も加味しています。 

そして、軍事展開とセットなのがプロパガンダもとい大衆心理操作。同地の場合、次のアニメ作品がそれに該当するであろうと見ています。少しだけ分析をかけてみましたが、心理トリガーが埋め込まれているのを何点か見つけています。それについては、別の記事でお知らせしましょう。

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なぜか沼津の内浦湾を舞台にしたアニメ「ラブライブ サンシャイン」。現地と比較すればよく分かるのですが、ご当地情報を無理やり物語に詰め込んでいるようにしか見えません。絵もストーリーもさすがにオジサンにはイタ過ぎるのですが、そこは頑張って解読します

今回の記事はふざけているようにしか見えないと思いますが、軍事なんてものがそもそもお金ばかりかけたふざけた茶番劇ですから、笑って読んで頂く位が丁度いいのでしょう。そんなもので人が死んだり、人生を狂わされたりする時代はもう終わりにしないといけません。

 

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管理人 日月土

ある通りすがりの風景

暑さも和らぎ、秋の空の下を歩いて気持ちの良い季節になりました。私も色々書いてますが、世の中はわからないことだらけです。結局、自然の大きさに比べたら、人が考えることは本当にちっぽけだなぁと思います。そんな果てしない大きさを、私は神と呼んでも良いと思うのです。

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時を忘れ、夕暮れともなると、宿を借りるかどうするかと足が利かなくなることも・・


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管理人 日月土

魔法の電圧変換装置(トランス)は存在しない(2)

※この記事はコメントへの回答であると共に、(新)日本の黒い霧に掲載された電力送電系の記事「大電力送電の大嘘」、「北海道、嘘だらけの節電呼びかけ」の補足説明を兼ねています。また本ブログ前記事「魔法の電圧変換装置(トランス)は存在しない」の続きとなります。


前回記事の回答に対して某ブログにて、引き続き次のような技術的質問を受けました。まずその質問内容を全文ご紹介します。

通りすがり #-


 長距離送電は不可能の記事。これは「日月土さんの勇み足(?)で間違い」でしょう。そんな事はありません。「長距離送電は(可能ですし)、また実際に行われて」います。魔法の電圧変換装置(トランス)は存在しない。の記事は「日月土」氏の考え方が誤り(?)だと思います。

(a)トランスの「1次側と2次側の電圧」は、トランスの「巻線比」で決まってます。
(b)トランスの「2次側の電流」は、2次側につないだ負荷(=抵抗の値)で決まります。
(c)トランスの「1次側の電流」は、2次側の電流に対応して決まります。

日月土氏の考え方は、上記(a),(b),(c)の考え方が間違いで、(電圧と電流を逆?)に考えてる様に思います。(彼が説明している内容を見る限りでは・・・・)
私自身は30数年間、発変電所で使う機器(変圧器や遮断機等)の製造会社に30年程勤めてました。(10年程前に退職)送電や配電の専門家ではないですが・・・・一応、「電験3種」は持ってます。


 Ira#さんの「高圧送電の本質はトランスのはたらきにある」の内容は(基本)正しいです。トランスの変換効率(昇圧、降圧とも)は、「殆どのトランスが96%~98%以上」であると言われてます。だから・・・・Ira#さんの説明は「トランスの損失(2~4%以下)を無視した説明」になっていると思います。


 確かに、1000V(=1kV)程度の電圧で「遠方への大電力送電」は損失が大き過ぎて実用的でないでしょう。以下の(1),(2),(3),(4)の4つの場合について、私が損失を計算(概略)してみた内容です。送電線の抵抗値は(導体抵抗率)×(長さ・km)÷(断面積・平方cm)での計算値。発電→昇圧(トランス)→送電線で送電(1~4条件)→降圧(トランス)→工場・家庭へのルート。


(1)「1000V(=1KV)」で10km離れた所に「100kWの電力を送電」した時は、
→(計算では)送電電流が100A、送電線の抵抗が3.44Ω(往復)なので、送電線のロスは「34.4kW」です。
→(昇降トランスのロスを100KWの2%)→2台で4KWのロスで、合計だと「38.4KW」のロス。
→(損失電力÷送電電力の比)は、「38.4kW÷100kW」で、送電での総損失は38.4%。

(2)しかし、「10000V(=10KV)」で10km離れた所に「100kWの電力を送電」した時は、
→(計算では)送電電流が10A、送電線の抵抗が3.44Ω(往復)で、送電線のロスは「0.344kW」です。
→(昇降トランスのロスを100KWの2%)2台で4KWのロスで、合計「4.344KW」のロス。
→(損失電力÷送電電力の比)は、「4.344kW÷100kW」で、送電での総損失は4.344%。

(3)今度は、「100000V(=100KV)」で100km離れた所に「1000kWの電力を送電」した時は、
→(計算では)送電電流が10A、送電線の抵抗が34.4Ω(往復)で、送電線のロスは「3.44kW」です。
→(昇降トランスのロスを1000KWの2%)2台で40KWのロスで、合計「43.44KW」のロス。
→(損失電力÷送電電力の比)は、「43.44kW÷1000kW」で、送電での総損失は約0.43%。

(4)さらに、「100000V(=100KV)」で1000km離れた所に「1000kWの電力を送電」した時は、
→(計算では)送電電流が10A、送電線の抵抗が344Ω(往復)で、送電線のロスは「34.4kW」です。
→(昇降トランスのロスを1000KWの2%)2台で40KWのロスで、合計「74.4KW」のロス。
→(損失電力÷送電電力の比)は、「74.4kW÷1000kW」で、送電での総損失は約0.74%


となる計算ですが・・・・いかがでしょうか(?)
という事で、(長距離送電は出来ず)「20km毎に地下原発が必要」はガセネタと思います。
地下原発の存在は(別目的=秘密の核兵器製造工場)の為なら・・・・あるかも(?)です。

 まずは、前記事を丁寧に読んで頂き、御礼申し上げます。全文をお読みしたところ、反論の骨子は

 「殆どのトランスが96%~98%以上」であると言われてます

の部分であり、(1)から(4)まで示された計算例も、それに基づいて示されていると解釈いたしました。すると、前記事で示させて頂いたインピーダンス計算は不要ということなのでしょうか?巻線比なども当然組み込まれてますよ。この計算、弱電系の交流回路では当たり前にやってることなのですが、強電系になると理論は不要になるのでしょうか?ちなみに、理論の要不要とスケールの違いによる効果の現れは全く別の問題だと指摘させていただきます。

なお、電流と電圧の取り違い云々ですが、高電圧送電を中心とした話なので、電圧をベースに論じているだけです。V=R・Iという一般法則から抵抗と電流が決まれば電圧が決まる、その逆もまたという単純な理屈です。尤も、この法則が崩れる事があるとでも言うなら話は別ですけど。

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写真は電力用変圧器


今回は、通りすがりさんに私の方から逆に質問させていただきます。またこれは、電験をお持ちの全ての技術者さんへの質問でもあります。

まず、

「長距離送電は(可能ですし)、また実際に行われて」います

とのことですが、発電から受電まで、どのように実際に確認したのか教えてください。その場合、送電経路内の複数かつ任意の測定点で公表通りの数値が得られなければ、実際に流れているとは断定できません。受電口のみの測定では中間の送電線を経由した証明にはなりませんので。私の想像ですが、そんなことを実際に確認した電験技師は一人も居ないのではないでしょうか?

次に、この反論を読むにあたり、結局のところ、トランスを介することによって、送電経路内にトランス自体の2~4%の僅かな負荷がかかるだけで、電圧が大きく上がり電流値が大きく下がるという、一般電気理論そのものを否定するとも思える現象が起こることを支持されているように見受けられます。それが、前記事引用サイトの言う"見かけ上の抵抗"というのであれば、その"見かけ上の抵抗”が如何なるものか、物理的なメカニズムを具体的にお示しください。当方、基礎的な電子工学、電磁気学は一通り学んでおりますので、数式は遠慮なくお使いください。 きっと、全国の高校理科教諭もその答を待っているかと思います。

最後に、

「20km毎に地下原発が必要」はガセネタと思います

とのことですが、思いは思いで受けとめます。私だって認めたくないのです。しかし、私たち技術者は思いや信条、個人的経験の前に理論に忠実であるべきではないでしょうか?もちろん、実測や深い議論によって理論の修正が行われることもあるでしょう。物理学の世界にも、修正すべきと思われる理論は幾つもあります。それを踏まえた上で、地下原発は私なりの論理的な帰結なのです。

なお、質問をしておいて何なのですが、1次側の磁束はいったいどこを通るのか、それを基点にお考えいただくと、双方納得できる結論が得られるのではないかと思います。


よろしくお願いします。


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管理人 日月土

 

魔法の電圧変換装置(トランス)は存在しない

※この記事はコメントへの回答であると共に、(新)日本の黒い霧に掲載された電力送電系の記事「大電力送電の大嘘」、「北海道、嘘だらけの節電呼びかけ」の補足説明を兼ねています。


大電力長距離送電の嘘に関して、某ブログを介して、次のようなご質問が私の元に届きました。真摯に答を求められているようなので、それに対し、私も真摯にお答えしたいと思います。まず、ご質問の全文をご紹介します。

 高電圧送電の本質はトランスの働きにある
はじめまして。


日本の黒い霧サイト記事「大電力送電の大嘘」にて、「長距離送電は不可能である」と結論付けていますが、導入部に出てくる参照サイトの説明がそもそも誤っているため結論自体も間違っているのではないかと考えられます。


参照サイトでは以下の式が出てきますが、
(1) Pp = Vp x Ip
(2) Pc = (Ip x R) x Ip
(2)番の数式が間違っており、正確には
Pc = (Ic x R) x Ic
となるはずです。つまり、(1)と(2)の数式に出現する電流値は異なるということになります。

その根拠ですが、「交流 長距離送電」で検索したら以下のサイトが出てきました。
[FNの高校物理 - 高電圧送電が有利なわけ]
http://fnorio.com/0016High_voltage_power_transmission/High_voltage_power_transmission.htm

上記サイトでは、「高電圧送電の本質はトランスの働きにある」と大前提を記載しており、
 ・発電側の回路から送電線区間の回路に入る前にトランス変換により電圧上昇+電流下降
 ・送電区間の回路から受電側の回路に入る前にトランス変換により電圧下降+電流上昇
トランス変換を挟むことで、間の送電区間に流れる電流を極端に小さくし、結果として送電区間での損失電力量を抑えているようです。


日本の黒い霧サイトでは、発電-送電-受電の区間で一つの回路で構成されているモデルを採用していますが、現実の送電では複数の回路(最低でも3つ以上)で構成されるモデルが正しいのではないでしょうか。

そのため、「長距離送電は不可能である」という結論を導くためには"トランスの前後で大幅に電力損失が起きる"などの別の反証が必要になるものと考えられます。

 

返答1:数式の間違いについて

まず、(新)日本の黒い霧の「大電力送電の大嘘」で説明に使ったモデルですが、こちらはトランスを介さない同一回路内ですので、電流 Ip と Ic は等しいとしています。よって(2)の数式に出現する電流値が異なるというご指摘は当たらないと考えます。

 

返答2:トランス変換で損失は抑えられるのでは?という質問につい

ご意見の根拠が質問中の引用サイトにあるようなので、そちらを元に説明します。下記は同サイトからの引用です。改行等を加えておりますが、本文の変更はありません。

 3.高電圧送電
 
途中にトランスを挟んで送電電圧を上げた場合を考える。ただし負荷抵抗、負荷電流、発電機の発電電圧をすべて同じにする。

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負荷による消費電力は
 P=VBCI=RI=10×1=10W
となり全く同じである。いま負荷側のトランスの巻数比例10:1とする。このときBC間の電圧は
 VBC=RI=10×1=10V
であるが、トランスの理論により
 VFG:VBC=10:1だからVFG=100V、
 IFG:IBC=1:10だからIFG=0.1A
となる。

回路を流れる電流が0.1Aだから送電線による電圧降下は
 VEF=rI=10×0.1=1V
となり、消費電力は
 P=VEFI=rI=10×0.1=0.1W
となる。結局E-F-G-Hの回路の電圧降下は
 1+100+1=102V
となる。つまりEH間にVEH=102Vの電圧を発生すれば良いことになる。

発電電圧は同じVAD=30Vだから巻数比30:102のトランスをつなげば良いことになる。そのとき発電機が送り出す電流はトランスの理論により
 IAD=0.1×102/30=0.34A
となる。つまり発電機が送り出す電力は
 P=VI=30×0.34=10.2W
である。送電線によるエネルギー損失は
 0.1×2=0.2W
だから発電機が送り出す電力10.2Wのわずか2%となる。

2.と3.を比較すれば明らかなように、トランスを用いて送電電圧を30Vから102Vに上げるだけで、送電線によるエネルギー損失を67%から2%へと劇的に少なくできる。なぜそんなことが可能なのだろうか。それは以下のメカニズムによる。

トランスによって送電電圧を上げれば、当然受電側にも電圧を下げるトランスを設置しなければならない。このとき回路E-F-G-H-Eの電流は共通で、EF間電圧降下はVEF=1V、FG間電圧降下はVFG=100Vであった。直列結合の場合電圧降下量は抵抗値に比例するので、受電側FG間の抵抗R’が1000Ωであることを意味する。つまり元々RBC=10Ωだった負荷抵抗が100倍のR’FG=1000Ωになったように見える。トランスをもちいる理由は、負荷抵抗を見かけじょう大きくして送電線の抵抗rと負荷抵抗Rの比率を圧倒的に負荷抵抗側に寄せることにある。そのため電力消費の比率も圧倒的に負荷側に偏る。これはトランスのインピーダンス変換機能を利用している。


この説明を読んでいると、物理をやってきた者として看過できない表現があります。それは、以下の文言です。

"トランスをもちいる理由は、負荷抵抗を見かけじょう大きくして送電線の抵抗rと負荷抵抗Rの比率を圧倒的に負荷抵抗側に寄せることにある。"

何なのでしょう、「見かけ上とは」?実際に電流値が低下したのなら、実体となる抵抗がそこにあるからと考えるのが物理です。そして、その抵抗となった部分が現実には電力を消費しているのは間違いありません。何故それを踏み込んで考えないのでしょうか?

このカラクリは簡単で、同交流回路ではトランスによるリアクタンスとインダクタンス、それにより発生するインピーダンス(抵抗)を全く考慮に入れてません。図によると発電側の抵抗がおよそ88Ωですから、送電回路内のインピーダンスは1017.3Ωと計算され、これは大よそ1000Ωですから、実は見かけ上の抵抗とだいたい辻褄は合っているのです。

さらに、送電回路から受電回路に変換するときにも受電回路内にインピーダンスが生まれます。それを計算すると10.4Ω。回路内抵抗が既に10Ωありますから、受電回路内の総抵抗は20.4Ωとなるのが正しいです。

よって、このモデルが仮定している受電側で 1A の電流が流れるという前提は成立しません。実際の電流値をIrとすれば

  Ir = 10 / 20.4 = 0.49 (A)

となり、受電回路内の電力量 Pr は (受電側の電圧をVrとする)

  Pr = Vr × Ir = 10 × 0.49 = 4.9 (W)

となります。ここから電力損失率を計算します。発電回路内での電力量10.2(W)を Psとすると

  電力損失率 = (Ps - Pr) / Ps = (10.2 - 4.9) / 10.2 = 0.52  (52%)

となり、回路全体で半分以上の電力が送電のために失われてしまったことが分かります。50%程度の損失なら効率は良いと言えるかもしれませんが、実はまだインダクタンスの相互作用など厳密な抵抗値が計算できている訳ではないので、実際には損失はもっと大きいはずです。少なくとも、損失率2% などという劇的効率化には程遠いことがお分かりいただければと思います。

これに関連してですが、この送信回路の受電側からのインピーダンスは1000Ωと計算できます。発電側とほぼ同じ値であり、この説明モデル自体が恣意的にインピーダンスマッチングの調整を施されていると分かります。恣意的というのは、このモデルを設計した人物が交流回路の何たるかをよく理解しており、それにも拘らずインピーダンスに触れていないことを意味しています。マッチングしている時が最も電送効率が良いのは常識ですが、逆に言うと最も効率の良い時でも送電による半分以上の電力損失は避けられないとも言えます。

ともかく、このモデルの大きな誤りは、トランスを用いた交流回路を説明しているにも拘らず、リアクタンス、インダクタンスなど、磁気発生や起電力による電力消費について一切触れていないことにあります。

さて、送電回路内の電流値が下げられるなら、例え送電効率が半分以下でも長距離送電は可能ではないか?というご意見が聞こえてきそうです。それは尤もであり、私もそれで行けるのではと思っていました。しかし、ここで実験室内の中小電力レベルと現実の大電力送電のスケールの違いが効いてくることになります。


発電というのは、最初から電圧を決めてできるものではありません。発生する電流量に抵抗による負荷をかけて最初の電圧は調整されます。電流量が多すぎれば磁気による抵抗が過大となりますので、せいぜい数百アンペアまで。それに数10オームの経路上の負荷がかかるとすれば、最初の発電圧はせいぜい数千ボルトのオーダーまでだろうと予測されます。これについては現場のエンジニアのご意見をぜひお聞きしたいところです。


ここで発電回路内に6000ボルトの最初の電圧が生まれたと仮定します。回路内の抵抗が20オームとすれば、発電時の電流量は300アンペアと計算されます。これを電力会社が公表する通り、50万ボルトの超高圧に変圧すると、送電回路内に発生するインピーダンス(抵抗)は

 13.9万オーム

という膨大なものとなり、確かに送電回路内を流れる電流値は理論的に極小(3 2.5A)となりますが、抵抗自体は熱や電磁波となってトランスに対し物理的影響を与えずにはいないはずです。そして、果たしてこれだけの高負荷をトランス装置自体が24時間、365日間無停止で耐えられるのかという運用上の大問題が急浮上します。また、トランスによる負荷だけでおよそ120 90万ワットの電力消費となり、これはだいたい民家500 400戸超分の最大電力使用量に匹敵します。


現実に、これだけの巨大な力をコントロールすることには、一瞬たりともミスが許されません。もちろん電力会社は、それだけの仕事をしてるんだ、という自負がおありでしょうけども、実は超高電圧の本当のカラクリもご存知ではないでしょうか?そしてなぜ、これまで発電、変電施設で、重大事故が発生しなかったのか、その神業的制御の理由も。ともかく、耐久性維持やメンテナンスの経費、効率などの現実的な運用を考えるほど、電力会社の言う超高電圧送電などほとんど不可能であると結論付けるしかないのです。

実はこの引用サイトを製作された元高校理科教員の方も、このページの冒頭で、

”高校物理の電流のところで「オームの法則」や「抵抗での電力消費」を習います。そのとき電力を発電所から遠隔地に送るには一旦電圧を上げて高電圧で送ると送電損失が少なく有利だとならいます。ところがその有利さがなかなか理解できません。”

と、高電圧により送電損失が少なくなるという理屈に充分納得されていないご様子です。おそらく、本人ご自身が納得するために各種資料を当たったところ、このような作為的かつ巧妙な説明を見つけるに至り、思わずこれだと引用されたのでしょう。しかし、

 トランスは魔法の電圧変換装置ではない

のです。そして、教科書に書かれている説明も間違っており、その間違いが何十年間も教育現場で教えられ続けていたのです。全国の理科教諭は長年の疑念こそ正しかったと自信を持って、高電圧送電有利説は嘘だと生徒さんに教えてあげてください。


結論

・トランスを介した高電圧送電で、最も効率が良い回路を組んだとしても、損失率 2% などという劇的な損失率の改善は達成できない。

・大電力の場合、そもそも発電側で50万ボルトへの変圧など実運用上できない。


どちらも、大電力会社や大手電機メーカーが一般の利用者に向けて説明している話と全く異なります。大電力を分散させ長距離送電可能な小電力ラインを何万本も引くという方法が、コスト的にペイしないことは他の記事で既に説明済みですから、結果として大電力の長距離送電などできないという結論が導けます。


私の記事への反論の中に「〇電や〇芝が嘘を吐いているとでも言うのか!」などという全く見当違いなものもあるようですが、そもそも嘘を吐いていると思わなければ、わざわざ時間をかけてこんな記事を書きません。どうしてこんな嘘が何十年もまかり通っていたのか、おそらく電力大手さんたちは魔法を使えるのでしょう。

私の最大の関心事とは、優秀な日本の理系エリート集団である彼等が、どうしてこんな嘘を吐かなければならないのか、そこにあるのです。そして、その問いの帰結こそが、この国の隠された地下原発政策なのであり、それ以上にもっと重要と思われるのが電線網の多目的利用なのです。

 

二の年に記す
管理人 日月土

 

追伸
 ある人を介して、電力中央研究所の所員が私の記事にたいへんお怒りであると知らされました。私も必ずしも電気分野が専門ではありませんから、「何か間違いを書いてしまったでしょうか?」と尋ね返したところ、

 事実だから怒ってるんです

・・・・いったい、どういうこと(汗)?

 

地下東電さん、ありがとう

※この記事は(新)日本の黒い霧「北海道、嘘だらけの節電呼びかけ」の補足記事です。


ここは関東のとある地方都市、昨日、上記の記事を書き上げて一夜たった11日の昼頃、10数分の間隔を空けて2度にわたり短い停電がありました。東京電力HPの停電情報を閲覧しても停電件数の掲載は無し。普段ありえないことですし、こんな記事を書いた直後ですから、「ははーん」と思ったのですが、そこは冷静に、東電に電話をして同地区のオペレータに事情を尋ねました。


最初に電話を掛けた時はオペレータさんから現在調査中というお返事だったのですが、その後、技術者の方から連絡を受け、樹木による送電線の断線と説明を受けました。こちらからの質問により、断線箇所および停電した地域、そして破断した送電線の種類や電圧値など細かい情報を教えて頂きました。その技術担当者は事故現場を実際に視察した訳ではなさそうなので、「いや、短い停電が2度だったし、今日は風もないので、断線はないと思うのですけど・・・」という突っ込みは取り合えずしないで置きました。むしろ、ここまで詳しくお答えいただきとても感謝しています。


おかげ様で、これらの情報から、前から同地区内にあるだろうなと思っていた地下原発の場所がほぼ特定できたので、こちらとしては大助かりです。そして、現地の地形を航空写真と見比べながら、地下原発への出入り口の可能性が高い場所を2箇所特定することもできました。停電が嫌がらせだったか、偶発的な事故だったかわかりませんが、


地下東電さん、本当にありがとう!

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上航空写真の解説
 赤渦巻き:送電線破断現場(現場で損傷・修理痕等は確認できず)
 原子力マーク:地下原発の設置位置
 卍:(推定)地下原発への出入り口1
 ★:(推定)地下原発への出入り口2


いわゆるニュータウンには必ず1箇所は設置されていると思っていましたので、それが確認できてよかったです。今度、じっくりと研究させてもらいますね(笑)。北海道でインチキ計画停電が実行された場合、予告通り、こんな感じで札幌の地下原発の存在箇所を、今度は具体的な住所付きでお知らせしたいと思います。


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管理人 日月土

 

補足-北海道全域停電

爆笑 祝 早期復旧!!

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https://www.asahi.com/articles/ASL974R27L97ULFA025.html


日本国政府・電力関係者各位

昨日までは1週間かかると言ってたのに、明日にはほぼ復旧ですか。でも電力は他所から買い取って積みあがるような物ではありませんので、早期復旧の理由に全然なっていません。国民に誤解を与えるような間違った説明は取り下げてください。こうして前言を違えるくらいなら本日中に完全復旧でもよかったのに。まあ、偽装停電が指摘されてバツが悪いことくらいわかってますので、そんなに気にしないでください。それよりも、安平・厚真の被災者の救助を急いでくださいね。


それから、電気事業連合会北海道電力は道民への損失補償金をしっかりと準備しておくように。やらかしたことの大事を考えたら当然ですよね?そして往生際悪く道民に節電を呼びかけるのもやめてください。道内各地の地下原発は地域の需要を見込んで適切に設計・運用されているはずです。この上まだ嘘の神話を守ろうとするなら、ピンポイントで札幌市内の地下原発の正確な位置、および北海道新幹線がどうして函館市街区に駅を設けなかったのか、その理由を詳細に公表します。
※1 一度でも計画停電を実行すれば、その時点で公表を開始します。
※2 地下原発の敷設に協力してきた道内企業名も公表対象とします。誰もが知る有名企業が含まれています。もうあそこの〇テ〇チッ〇スは食べられなくなるかも。

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まるで函館を避けるように大きな弧を描く北海道新幹線の軌道
7日午後、なぜ道内で最初に復旧させたのか、その理由と関係する

 

昨晩、札幌在住の知人より電気や水道が通らない中、断水が避けられた親戚の家で夜を過ごしているとの連絡がありました。当知人を含めほとんどの北海道民が不便な時間を過ごされていると思います。今の私には何もできませんが、せめてこのブログ上にてお見舞い申し上げたいと思います。


さて、一夜明けて4割の世帯で給電が始まったと報道がありました。復旧が成った理由は水力発電所が稼動を始め、件の苫東厚真発電所の4号基が再稼動を始めたからだとか・・・

あのですねぇ、水力発電所が稼動しようが、火力発電所が再稼動しようが、数10kmより遠方の発電所から都市向けの大電力が供給されるなんてことは物理的にあり得ないんですよ。なので本州から60万kwの電力融通なんてのもできる訳ないんです。泊原発が稼動していればこの事態は避けられたと主張する方もおられますが、同じ理由でそんなものは全く役になんか立たないのです。


ここまで復旧が遅れた理由はいくつか考えられます。その主要なものは以下2点と考えられます。

 1)点検などを含め地下原発そのものの再稼動にある程度時間がかかるため
 2)  大電力長距離送電という神話を守るため

上記2点の中でも、2)の神話の継続こそが最大の理由であると私は見ています。神話を維持するためには

 遠方の大発電所の復旧 → 都市給電の再開

という神話上の因果律が守られなければなりません。そうでなければ泊原発を再稼動させる理由も生まれませんから。そのためには、道民に苦痛を強いてでも、そのシナリオを演出し実行するでしょう。私が神話維持派であっても同じことを考えると思います。

"ブラックアウト"は嘘である

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上図は各報道がブラックアウトを説明する時に説明している図の典型です。要するに北海道全域を一つの電力プールのように例えており、それを複数の発電所がそれぞれの電力供給能力で支えているというモデル。今回は、主力発電所からの供給が失われたのでその他の火力発電所に高負荷がかかり、周波数変動を起こして緊急停止したという理屈です。


これはもう、全くお話にならないです。発電と送電が区別されず混ぜこぜに議論されているか、送電という概念が全く抜け落ちています。大電力の長距離送電がそもそもあり得ないので、道内全体をカバーする電力プールのような状態が存在するはずがないのです。


仮にこの話を複数の発電機を有する1発電所の管轄内に限ったとしても、こんな現象が本当に起こり得るとしたら、メンテナンスで1基の発電機を止めるたびに、管内でブラックアウトが生じてしまうことになります。他の発電機からの干渉を避けたいのなら、一部が停電になったとしても送電経路を他系統から分離遮断すれば良いだけの話なのです。そのくらいの冗長設計は商業利用なら普通に考えることです。


ともかく、報道が伝えている説明の決定的な間違いは

  電力プールのような状態

を仮定していることであり、大きな誤解は全てそこから始まるのです。遠く(20km以上)離れた発電所同士は送電の限界から同じ電力供給エリアを共有できない。なので、向こう側が勝手にダウンしようが関係ない。はっきり言うなら、厚真以外の火力発電所を止める理由は全くなかった。つまり、北海道全域を停電させる技術的理由は全くなかったのです。ですから、
 ブラックアウトは大嘘
だと断言できるのです。


それでも実際に全域停電は起きてしまったのですから、その理由は一つしか考えられません。

  大電力長距離送電は可能であると信じ込ませるため

それだけです。つまり人為ということ。


地下原発の連鎖停止も本来は限られた範囲ですむはずでしたが、日頃から北海道の需要の半分を供給していると宣伝している発電所がダウンしたのですから、それに見合った停電を起こさないと都合が悪いのです。おそらく、ブラックアウトという借りてきた猫のような理論(ただ単に”そのまんま”の状況を表しているだけの無害な理論)も、このような事態を想定して予め用意していた説明なのでしょう。もうちょっとましな理屈を考えればいいのに。ともかくこんな下らない理由で全停電したのですから、停電で経済的損失を蒙った道民や企業は北海道電力を訴えるべきです。


NHKでは東大の生産工学の教授まで呼び出して説明させていましたが、かつて、プルトニウムは飲んでも大丈夫とか、123便の機内を200m/sの突風が吹きぬけたとか、そういうお笑い同然の説明を恥ずかしげもなく語る東大教授も居りました。今回のブラックアウトもそれに連なるレベル。いったい彼らの学者としての矜持はどこに消えてしまったのでしょうか?


嘘は聞き飽きました。電力中央研究所の責任者、そろそろ表に出てきて本当の話をしてくださいな!


同じ神話維持作戦は2011年の311震災直後、関東でも行われました。福島第一原発のダウンに伴う電力供給不足対策と銘打って行われた、あの忌まわしき計画停電です。繰り返しになりますが、東京から200kmも離れた福島の電気が都内に供給されることはあり得ません。実は、関東の電気は地下原発からの供給により十分足りていたのです。その時あえて計画停電を行ったのは、大電力長距離送電という神話を私たち国民に植え付ける目的以外の何ものでもなかったのです。そうでなければ、国や電力会社は原発建設の正当性すら主張できませんから。

とにかく、日本国政府は、この全国民を欺くエネルギー政策を即刻中止し、国内ほぼ全ての電力を地下原子力発電に依存しているその真実を開示してほしい。検察や警察は、長年にわたりエネルギー偽装を主導してきた経団連電気事業連合会とその傘下の電力会社及び関連企業を徹底的に捜査してほしい。その上で地下に蓄積された膨大な使用済み核燃料を今後どう処理するのか、ここいらで真剣に考えないと、本当に日本の100年後の未来は無くなってしまうでしょう。これは、現在隠れ核廃棄場にされている山口の県民にとっては無視できない話だと思います。首相を数多く輩出し、予算が厚く投下される山口県。山口の歴史は日本の歴史だと能天気に喜んでばかりいられません、その代償は極めて高いのです。


誰も幸せになれない未来、そんなものの為に私たちは生きているのでしょうか?

 

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【緊急】北海道全域停電について

※この記事は(新)日本の黒い霧に掲載された同名タイトル記事のコピーです。


本日未明、北海道で大きな地震が発生し、この記事を最初に掲載した時点で、北海道の全域が停電していると報じられていました。政府発表では、停電の理由を次のように述べてます。

 ・北海道の電力需要の半分を供給している火力発電所が止まった
 ・周波数の同期が乱れるので他の火力発電所も止めた


 全部嘘です


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本件について明らかな嘘を公言した世耕弘成経済産業相


150万戸分もの大電力が、わずか一箇所から広大な北海道内に供給できない理由は、(新)日本の黒い霧「大電力送電の大嘘」をお読みください。全域で停電が起きているのは道内各地にある地下原発が連鎖的に緊急停止したからです。地上からの予備電源供給が途絶え、地上発電所近くの地下原発から次々と連鎖的に緊急停止が起こった、それがそもそもの原因です。周波数とか直接関係ありません、素人を煙に巻く言葉です。

私が推測する地震発生から停電までの経緯です。

 1 安平町周辺にある広大な秘密地下施設の地盤が崩落
 2 大規模地震を誘発
 3 地上火力発電の停止
 4 地下発電施設への予備電源供給の停止
 5 連鎖的に地下原発が緊急停止


その他、地下原発が緊急停止した理由に、地震により地下原発電力供給エリア内の送電施設などが倒壊し、急な抵抗減少に伴う過給電による障害を避ける目的もあったと考えられます。なお、地盤が崩落したのは、この夏続いた台風による雨の影響が大きいでしょう。

今回の地震大分の中津のように地下施設の一部が露になった箇所があると思います。地元の方はそのような写真を積極的にSNS等へ投稿して頂きたいと思います。すぐに消される場合は、むしろ確度が高いと考えてください。自衛官や消防士の偽装を施した地下施設関係者にも要注意です。

予備電源が復旧されれば、電力はすぐに供給されます。もちろん、お近くの地下原発から。なお、発生経緯などから鑑みて、放射能等の地上への影響はほとんど無いと考えられます。


電気を専門にされている方、現在勉強している方、この件について本気で調べてみてください。きっとあなたも日本国政府の嘘が見抜けるはずです。世耕大臣、北海道民・国民を愚弄した虚偽会見の責任はとっていただきますよ。

 

■政府は地下施設従業者の救助を

Wikiペディアによると、北海道電力の苫東厚真発電所は1,2,4号基を合わせた最大発電量が165万kWとあります。確かに大電力でありますが、大電力が長距離送電できないことは再三このブログでお伝えした通りです。その有効範囲を半径20km範囲とすると、地図上では以下図の円の範囲にとどまることになります。お気付きのように、空港のある千歳市にすら供給できていない可能性があります。

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都市への電力供給ができないのに、何故巨大な発電施設を建設したのか?今回の停電事故では「バランス」が言い訳の一つになっていますが、そのバランスとは、上記円内において成立する言葉なのです。つまり、発電量に見合う大消費施設がこの円内にあるということを暗に示しているのです。私はそれを、政府がひた隠しにしている巨大地下施設と想定しています。そして、地中深くに建設されたその施設こそが、地下地盤の崩壊により今回の地震の原因となったと考えます。

発電所が機能を止めた理由も、地震による物理的被害だけでなく、電力の大消費施設が突然失われたことによる電気的障害も大きな原因であったと考えられます。そのメカニズムを以下に説明します。電力をW、消費を電気抵抗のR、そこに流れる電流をIとしましょう。この関係式は次のようになります。

 W=R×I2

この状態でバランスが取れていた時、突然Rの値が小さくなったらどうなるでしょう?その値をRsとします

 Rs << R

するとこのバランスをとるために電流値Iは一気に増加します。それをIbとします。

 Ib >> I

Rsが0に近づくほど、Ibは無限に大きくなろうとします。すると、送電経路が電流値増加による磁場の圧縮力に絶えられず、放電したり最悪の場合発火するようになります。それが発電施設そのものを破壊するのです。

今回の場合、発電所が損傷した主原因はどちらかというと後者の方でしょう。それよりも私が気になるのはそれだけの電力を扱う地下施設の規模です。軍事目的か何かの研究機関かはわかりませんが、施設の規模もさることながら、相当数の人員がそこに従事していたはずです。その中には、私が地下住人と呼ぶ、地上社会に戸籍のない人たちが多数含まれると予想されます。その数数千人、いや数万人でしょうか。その人々が、おそらく、地下施設の崩落により相当数傷ついているはずです。

私が日本国政府に望むのは、戸籍があろうとなかろうとそれらの人々を救助し適切に保護することです。そのためには、これまで吐いてきた嘘を認め、事実を公表した上で国家的な収容プロジェクトを開始することです。このブログは、優秀な国家官僚の方々もお読みになっていると思います。今こそ皆様の勇気ある英断を私は望みます。


 * * *


日本の電力の95%以上が原子力発電によって賄われている。本日の地震は、これまで騙され続けてきた日本国民に、初めてその現実を実感させてくれた貴重な出来事だったかもしれません。


"Aber der Staat lügt in allen Zungen des Guten und Bösen; und was er auch redet, er lügt—und was er auch hat, gestohlen hat er's."

zitiert aus "Auch sprach Zarathustra" von Nietzsche

「国家が語る言葉はどれも嘘であり、国家が保有するものはどれも盗んだものである」

ニーチェ「ツラトゥストラはかく語りき」より

 

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