(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

天皇家とお金-大嘗祭と天皇の警察

今回は、先月報道された秋篠宮さまの発言に関して、私の経験上から考えを述べたいと思います。あくまでも個人的な考えとお断りしておきます。記述に当たり、同報道を再掲します。

秋篠宮さま「政教分離」発言に波紋 私費が妥当か、賛否
中田絢子、多田晃子 皇室担当キャップ・島康彦
2018年11月30日07時07分

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水産功績者表彰式に出席した秋篠宮さま
=2018年11月29日午前、東京・赤坂、迫和義撮影


大嘗祭(だいじょうさい)は宗教色が強いので公費を支出するべきではない――。憲法が掲げる「政教分離」の原則を踏まえ、秋篠宮さまが記者会見でこう述べた。代替わり後は皇位継承順位第1位の「皇嗣(こうし)」となる立場。識者や関係者はどう受け止めるのか。

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「宗教行事と憲法との関係はどうなのか」

 22日午前、宮邸の大食堂で開かれた誕生日会見。秋篠宮さまはこう問題提起し、大嘗祭は、天皇家の「私費」でまかなうべきだとの見解を示した。

 踏み込んだ発言があったのは、記者側から事前に提出された5問に答えた後、「即位の行事や儀式についてもお考えがあれば」と追加の質問が出たときだ。記者から「具体的に」と求められると、政府が前回を踏襲して大嘗祭に公費を支出すると決めた点に言及、「すっきりしない感じというのは、今でも持っています」と語った。天皇家の私費で、できる範囲で行うべきだとの持論を述べた。

 発言は宮内庁にも衝撃を与えた。ある幹部は「発言は寝耳に水」と戸惑い、「聞く耳を持たなかった」と指摘された山本信一郎長官は直後の会見で「聞く耳をもっているんだけど……」と苦渋の表情を浮かべた。
 (以下略)


引用元:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASLCX527RLCXUTIL032.html

さて、いろいろ語る前にまず次の一文をお読みください。

<原文>
戊辰、詔曰「朕聞、土有當年而不耕者則天下或受其飢矣、女有當年而不績者天下或受其寒矣、故、帝王躬耕而勸農業、后妃親蠶而勉桑序。況厥百寮曁于萬族、廢棄農績而至殷富者乎。有司、普告天下令識朕懷。」

<現代語訳>
(即位1年)3月9日。継体天皇は詔(ミコトノリ)して言いました。
「朕(ワレ)が聞いたところによると、士年(オトコトシ)にあたって、耕(タツクル=田を耕す)をしないと、天下は飢えることがある。女年(メノコトシ)に当たって、糸を紡ぎ布を織らないでいると、天下は寒さに凍えることがある。帝王(スミラミコト)が自ら田を耕し、農業を勧め、后妃(キサキ)が自ら蚕を飼い、桑の葉を与える時間になると勉めるようにする。言わずもがな、そこらへんの百僚(ツカサツカサ=役人・官僚)から万族(オオミタカラ=国民全て)に至るまで、農業と紡績を廃棄して、賑わい栄えることなど無い。有司(ツカサ=役人・官僚)は天下に発して、朕(ワレ)が思うことを、広めるのだ」

日本書紀 巻第十七より

引用元:日本神話・神社まとめ https://nihonsinwa.com/page/1552.html

 私も、日本書紀の記載の多くは史実ではないし、ファンタジーや政策的意図が極めて多い史書だとみなしていますが、この第26代継体天皇の一節には、日本の天皇がどうあるべきかの姿勢が正直に書かれていると思っています。書紀の中で、官吏たちの度重なる即位への懇願に、継体天皇は重い腰を上げてそれを受けます。この国を治める王が不在であることに、国の行く末を危惧されたからです。そして、この詔勅の中で示された、王は自ら田を耕し、后妃は蚕を飼うこと、すなわち、

 国民と労苦を共にする

というお考えは、絶対権力を誇る他国の王とは決定的に異なるのです。なお、同詔勅官吏に対してもその姿勢を求めています。この国に住まう者に本来分け隔てはないのです。

天皇は権力なき王」という観点から秋篠宮さまの発言を評価すれば、必要以上の国民負担を避けるのは当然で、『大嘗祭は、天皇家の「私費」でまかなうべき』は極めて正当なものであると思われます。

どこかのサイトで、大嘗祭に必要な構造物を建設するのに、1億円もあれば十分だというのを見たことがありますが、大嘗祭天皇と神の間で取り交わす神事であるので、神事として成立するなら、わざわざ立派な社殿を建てる必要も無く、皇居内もしくは所縁のある既存の社殿で、関係者のみ集めて小さく厳かに行えばそれで良いのです。

何億もかけた見せ掛けの立派な社殿よりも、心ある人に丁寧に拭き清められた小さな庵の方が、よっぽど祭事に相応しいと私は思います。神官や天皇家以外の出席者も参内するなら自腹が当然でしょう。そうやって、神事の意味だけ大切にすれば、100万円も用意すれば、大嘗祭は開催可能であると考えます。それで引き受けてくれる神官がいないのなら、私が執り行いますので、関係者は覚えておいてください。いちおう、古代祭司王の家系ですので、その資格はあると思いますから。

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福岡県那珂川町にある本物の継体天皇
宮内庁継体天皇陵としている大阪の太田茶臼山古墳の被葬者は別人です。そもそも、畿内に上古代の天皇陵があること自体間違いなのです。来年以降、上古代天皇御陵の正しい所在地を公開していきます。明治政府が作り上げた大和朝廷という虚構が崩れ、日本の歴史が大きく書き直されるでしょう。歴史に埋もれた本来の天皇の姿を私たちは見ることになります。


大嘗祭の意味については前回記事「新嘗祭イヴの呪い」をご参照ください。

 

BMWを駆る警察-皇宮警察

123便事件に関わる調査の過程で、1000台単位の集スト自動車集団に追われた話をかつて記事にしました。道路を車で埋められ、また、駅構内を人で埋められ調査活動に支障を感じた時、その一団が蜘蛛の子を散らすように居なくなることがあります。

 関連記事:(新)ブログ「JAL123便墜落事故-真相を追う-蘇る亡霊(19)

そんな時に周りを良く見ると、颯爽としたスーツ姿の品の良い紳士が。乗ってる車はBMWなどの外車が多かったです。後日、事情に詳しい関係者に聞くと、それが皇宮警察の警察官だとのこと。何とも凄い威圧力で、私もちょっと驚きました。

皇宮警察は、警察庁に付属し、皇族の護衛・皇居の警衛を専門に行う機関ですが、その活動や装備の詳細は不明です。上の例では、私はある意味助力を頂いた訳ですから、本来ならばお礼を言うべき立場なのかもしれません。そうだとしても

 外車の必要はあるのでしょうか?

同じ警察官として特権がある訳ではないし、血税で活動されているのだから国産普通車で十分だと思うのですが?あるお方の言によると「警備が主なのだから軽かリッターカーで十分」とのことです。そのある方が誰なのか、特殊な情報網を持つ皇宮警察官僚ならもうお分かりでしょう。大嘗祭への支出を語るついでに、これについても関係者のご一考を求めます。


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