(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

日本の始まりとダリフラ

今回は久々にアニメの話題です。

昨年(2018年)に放送された「ダーリン・イン・ザ・フランキス」(通称ダリフラ)をたまたま目にしたところ、思わず引き込まれて数日で最終回まで鑑賞し終えてしまいました。

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男女二人の主人公、それぞれモデルになった歴史上の人物がいる


私もマジンガーZガンダムの世代なので、ロボット物アニメにはつい目が留まってしまうのですが、正直、このアニメのロボットデザインはちっともメカニカルではなく、初回を見てつまらなかったら即鑑賞打ち切りと決めていました。ところが、登場メカや戦闘シーンへの興味とは全く別の次元で、作品の世界観と背景設定に思わず腰を抜かしてしまいました。

今まで、「君の名は」とか「エウレカセブン」とか、アニメ表現の自由さを利用して、こっそりと隠された現実・この世の真実をオープンにしてきた作品は幾つもあり、時折それをブログでも指摘してきましたが、このダリフラは今までのものとはその開示レベルが全く違います。正直、こんなに危ない隠喩に満ちたアニメに出会ったのは初めてではないかと思います。

このアニメが秘めている情報とは、ずばり日本古代史、それも

 日本成立史
なのです。当然ながら

 古代天皇はどのような存在だったのか

という情報も含まれています。

今はまだ、これから観賞される読者さんが圧倒的多数でしょうから、今回はその触りだけをご紹介するに留めたいと思います。

まず、主人公でヒロイン役を務めるのは次の絵の女の子

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コードネーム002、作中では「02(ゼロツー)」または「Ι(イオタ)」と呼ばれるキャラです。絵を見れば分かるように頭に2本角があります。これはストーリー設定の中で、「叫竜(きょりゅう)」と呼ばれる超古代人種の遺伝子から作られた人間ということになっています。

でも、日本人の私たちが見れば、普通に「鬼」が連想されますよね?このキャラが本当は鬼そのものを指すことは、実はキャラネームの「02(ゼロツー)」からすぐに分かります。

 02(ゼロツー) → O2(オーニ) → オニ → 鬼

これは「ゼロ」をアルファベットの「オー」、数字の2を日本語読みの「ニ」に置き換えることによって簡単に導けます。

また、「ゼロ」をその形状から輪っかの「ワ」と読めば

 02(ゼロツー) → O2(ワニ) → ワニ → 和邇

と、日本書紀の神代記などに登場する古代豪族の和邇氏が浮かび上がって来るのです。

ダリフラはアニメ書下ろしの作品らしく、原作者がはっきりしません。Wikiで調べると、原作者名は「Code:000」と完全に匿名となっています。実はこの匿名にも裏の意図があり、次のように導き出せるのです

 000 → 輪が3つ → 三輪

特に詮索しなければ、やはり記紀の大物主伝説に登場する三輪山と関係がある、おそらく、同伝説に登場する意富(おほ)氏、または多氏などの古代氏族の系統に連なる人物であるのではないかと予想されるのです。ここでは簡単に「三輪山のご一族」と呼ぶことにします。

そんな分析をざっと行った結果、このヒロインの女の子が、歴史上の誰をモデルにしているのかはっきりと特定するに至りました。おそらく、ちょっと歴史に興味がある方なら誰でもご存知のあの方です。そして、これが分かれば相方の男の子のモデルが誰なのかも自動的に導けます。

この方に関する文献は非常に限られているので、このアニメの裏ストーリーが史実の開示を意図しているなら、人物像を理解する上で極めて重要な資料と成る可能性があります。同時に、日本古代史の概念、特に日本人としてのアイデンティティーが根底から覆される事態も想定されます。

今後、読者さんが全話を観賞し終わるのを待ち、ダリフラを参考資料として、古代史の解読をご紹介する企画を予定しています。おおよそ半月程度の時間を置きますので、アニメは苦手という方でも、ぜひ一度同作品をご覧になってください。

現在、Amazon プライムビデオで観賞可能です。プライム会員ならば無料で視聴できます。


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