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量子コンピューターは魔術か?

本日、量子コンピューティングの実証実験が成されたと発表され、科学系メディアはどこも大騒ぎのようですが。

スパコンで1万年かかる計算、200秒で グーグル実証
勝田敏彦 2019年10月23日20時50分

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 米グーグルの研究チームが開発している量子コンピューターが、現在のスーパーコンピューターで1万年かかる計算を約200秒で終えたとする論文が23日付の英科学誌ネイチャーに載った。

 量子コンピューターは理論上、従来型のコンピューターをはるかに超える速度で計算できると期待されているが、実際に上回る速度を実現したことで、実用化に向けて大きな節目になりそうだ。

 論文によると、チームは量子力学的な効果を使う特別なチップを使い、スパコンの15億倍にあたる計算速度を出したという。ネイチャー誌はライト兄弟による動力飛行機の初飛行になぞらえ「量子コンピューティングが離陸する」とする解説記事も同時に掲載した。

 ただ、今回は特定の計算のみの結果で、実用化までにはなお多くの山がありそうだ。また、開発を競っている米IBMはブログで「それほど高速化していないはずだ」と反論した。(勝田敏彦)

引用元:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASMBR6KWTMBRULBJ00R.html

ネイチャーの原文記事はこれから読んでみようと思いますが、ざっと概要をみた限りでは、計算の方法論が主で、このチップがどのように量子効果を得ているのか、原理的に詳しい説明はないようです。

とりあえず気になった点だけ指摘するなら、このチップのパッケージデザインです。このデザインって魔術のシンボルパターンにそっくりなんですよね。ですから、このチップの驚異的スピードって実は魔術によって得ているのではないかとつい妄想してしまうのですが、これ以上の言及は、とりあえず論文を読んでからにしたいと思います。

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この呪術デザインで大事なのは、動きの方向をどう潜在意識に認識させるかという点です

こんな高速CPUが普及したら、現在の暗号化技術はあっという間に無意味になってしまうでしょう。話題のbitcoinも株価が値下がりだとか。

20年以上前、私もASICを使って通信ノイズのリアルタイム予測及び欠落情報の自動修復を専用に行う高速演算回路を設計したことがありますが、特定の計算だけを高速化するだけならアルゴリズムの改良でいくらでもやり用があり、その点ではIBMの反論も頷けるのです。

現在の技術を以ってすれば、予測精度の高い暗号解読専用の超高速演算回路なんて簡単に作れるはずですから、その観点からも、ネット上のセキュリティーなどというのは事実上存在しないと言えるかもしれません。

そもそも、電源が無ければ何もできなくなるコンピューターなんぞに、重要な情報を預けること自体、大きな勘違いだと私は思うのですが。



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