(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

コロナ祭の間に宇宙航行を考えてみた

世の中がコロナ一色となり、芸能もスポーツも中止、さらに休日も外出するなと来たものですから、さすがに目新しい話題が少なくなってきました。かといって、コロナの最新情報を追い続けるのも辟易としてきます。ルモンド紙のニュースレターを購読しているのですが、ついに注目トピックのほとんどがコロナ絡みとなってしまい、なんだか読む気も失せてしまいました。

こんな時に何か楽しい話題を…と考えていたら、あったじゃないですか!!、日本の喜劇王「宇宙喜劇団JAXA」さんが。そこで、若田さんの捨て身の演技には到底敵わないものの、JAXAさんマターから、前から気になっていた話題を取り上げてみることにします。

 参考:いつ見ても若田さんの名演が泣けます!!
  ・そしてJAXAは宇宙喜劇団となる

■宇宙船はどうやって動くのか?
真空、無重力の宇宙空間で、いったい宇宙船はどのように推進し、また姿勢制御を行うのか考えてみました。こう書くと、

 考えなくたって分かるだろう?

と即答が返ってきそうですが、それっておそらくこういうことではないかと思います。

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画像1:イオンエンジン噴射!!(=゚ω゚)ノ アムロ、イキマース
   (引用元:JAXA 小惑星探査機「はやぶさ」帰還編)

はいはい、これはプラズマ化させ帯電した物質に電圧を掛けて噴射するというアレですね。方式は何にせよ、燃料を外部に向けて噴出するという宇宙空間の一般推進原理は踏襲している訳です。

噴出型エンジンについて、物理学の教科書的に図式化するとこういう説明がよく見られます。

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画像2:噴射による宇宙空間の推進原理

つまり、作用・反作用、ニュートンの第3法則に従って移動しているという話なのですが、ちょっと待ってください。この説明何かおかしくありませんか?

ニュートンの第3法則が成立するためには、次の要素が必要となります。

 (1)作用を与えるもの
 (2)作用を受けるもの

(2)が(1)から作用を受けた時、それに対する反動として「反作用」は生じるのです。例えば、壁に掌をグイっと押し付けたら、壁は手を押し返してきますよね?あるいは力いっぱいこぶしで壁を殴れば、手が痛くなるか、下手をすると骨が折れるかもしれません。それは壁が反作用をこぶしに返してきているからです。

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画像3:壁を押したときの作用と反作用

この場合
 
 (1)掌、あるいはこぶし
 (2)壁

となり、作用・反作用の法則は自然に成立しています。

ところがです。画像2は一体何に対して噴射力を作用させているのでしょうか?外は何もない真空なんですよ?つまり(1)に対して(2)が無い状態なのです。(2)が無いのにいったいどこの誰が(1)に反作用を与えるのでしょうか?

空手道場で正拳の練習をしてる場面を想像してみてください。壁に向かって正拳を突けば、壁が打ち抜かれるか、骨が折れるか、反動で後ろにのけぞるのかのどれかです。しかし、空中に向かって突いた場合、身体はいちいち、痛みを感じたり、骨が折れたり、後ろに放り出されたりしますか?

画像2の場合、これが大気中ならば噴射型推進もあり得ると言えます。何故なら高速噴射ガスは後方の空気を圧縮し、空気の壁のようなものを作りますから、その壁からの反作用を受けて前進すると見なせるからです。これは、水の表面を思いっきり叩くと壁のように固く感じるのと同じ原理です。プールに下手な姿勢で飛び込むと「痛えぇ」となるアレのことです。

面倒臭いからもう結論を出しちゃいましょう

 宇宙空間は噴射型エンジンでは推進できません (゚Д゚;)アムロ、イケマセーン

できる訳ないのです。なのにも拘わらず、アポロ計画の時から宇宙開発では噴射型推進・制御装置(スラスター)は大活躍で、最近では、JAXAさんが噴射型エンジンで"はやぶさ"を小惑星まで航行させたというのですから、いったい何のこっちゃ?なのです。こんな航行方式が許されるのはせいぜいガンダムとか、アニメの中くらいまでではないでしょうか??

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画像4;ロケットはこうやって進んでいる
    (実はこれでもロケットの高高度飛行は説明できません)

普通に考えると、これまで私たちがメディアを通して見せられてきた宇宙空間推進・姿勢制御の実際について、次のような説明が可能です。

 (A)実はまったく違う原理で推進している (秘密の技術?)
 (B)実は宇宙なんか行ってない (演技だった!)

これまでの話の流れだと(B)に落ち着くべきなのでしょうが、今回に限っては(A)もあるんじゃないかと私は思っています。なぜなら、(A)まで完全否定すると、それこそ、打ち上げロケットやミサイル、飛行機の航行原理までおかしいということになってしまいますので。

JAXAさんの演技力は抜群ですが、それを支える照明や大道具の技術力もなかなか大したものなのです。それについては、またつらつら書きたいと思います。

とにかく、人類は月に行ったのか行かなかったのか議論すること自体がもう時間の無駄なのです。だって、宇宙空間を任意に移動することがそもそもできないのですから。私たちは、膨大な予算を投入されて作られた世界共通の"夢"を、笑って楽しんでいればいいのです。宇宙開発の分野では世界はこんなに仲良くやってるんだから、何ともいい話じゃないですか。

宇宙喜劇団JAXAさん、いつも楽しいインチキイリュージョンをありがとう!

NASAさんもね♬


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