さすが宇宙喜劇団のJAXAさん、緊急事態宣言で鬱屈している日本国民のために、気分爽快、大サービスのロケットショーを披露されました。
H2B最終機、打ち上げ成功 「こうのとり」軌道に
2020/5/21 3:11 (2020/5/21 7:40更新)
無人補給機「こうのとり」9号機を載せ、打ち上げられるH2Bロケット(21日午前2時31分、鹿児島県の種子島宇宙センター)=三菱重工/JAXA提供・共同
三菱重工業は21日午前2時31分、基幹ロケット「H2B」9号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。ロケットに搭載する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」9号機を空中で分離。国際宇宙ステーション(ISS)の軌道に乗せ、打ち上げを成功させた。H2Bは今回で退役するが、2020年度後半には低コストの次世代機「H3」の初号機打ち上げを目指している。
(以下略)
引用元:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59364860R20C20A5I00000/
今回の打ち上げシーンを見て私も改めて合点しました。それはどういうことかと言うと、
ロケットは噴射力で推進していない
ということです。
どういうことか?下の図を見てください
画像1:噴炎が空気層を貫いている。推進用のエネルギーが大気中にダダ洩れ状態
要するに煙も炎もロケットショー用の演出ということ
ロケット全長にも及ぶこれだけ長い噴炎を出しているということは、ノズル下方の空気層から機体そのものが反作用を受けていないということになります。そして反作用を受ける事もなく、ロケットは上昇しているのです。
これの何がおかしいのか?このブログの記事「コロナ祭の間に宇宙航行を考えてみた」では、作用を与える対象もないのに反作用を受けて推進することはできないと説明しています。しかし、地表付近を飛ぶロケットの場合は圧縮された空気層を作用の対象にしているから飛べるのだろうと、かなり適当な説明で終わっていました。
しかし、H2Bの打ち上げシーンはその適当さを如実に晒すことになってしまいました。読者の皆さんごめんなさい。そして宇宙喜劇団JAXAさん教えてくれてありがとう。何となく分かってはいたのですが、空気層が壁になるのは、力を放出した瞬間だけであり、あとは噴出流に空気が流されてしまうのは当たり前のことなのです。
ですから、作用対象を失ったロケットは、上昇はおろか推進することも不可能なのです。これはH2Bに限らず、噴出型ロケットエンジン機構を持つあらゆるロケット、ミサイル類にも言えることなのです。
「ええっ!でもロケット花火やペットボトルロケットはちゃんと飛ぶじゃん!」
とお考えになった方はなかなか正しくものを見ています。しかし、ロケット花火なら点火した瞬間の火薬の爆発力、そしてペットロケットの場合は、ペットの内圧が開放された瞬間の高圧力で初速を得ているだけであり、けっして噴射力で継続的に飛行している訳ではありません。これは銃弾や大砲などと同じ、初速を利用した弾道飛行なのです。
もちろん、浮かしたい物の重さも重要なファクターです。8tもの大型ロケットを弾道飛行させようとしたらどれだけのエネルギーがかかるのか、少なくともロケットを飛ばす前に、機体がバラバラになってしまうこと間違いありません。
画像2:ロケットの飛び方がそもそも違う
そうすると、じゃあ何でロケットは飛べるんだという話になってしまうのですが、それはもう分かっています。答は以下の図です。
画像3:これでロケットは飛んでいる。
この図でお分かりになりましたか?詳細についてはまた記事で取り上げますので、この図を見つめてよく考えてください。これが分からないとどうして普通の飛行機が空中を高速推進できるのかも説明できないのです。
しかし、何と言うか、H2Bがこれで飛んでるなら、世界の軍隊が装備しているミサイル類もほとんどこの原理で飛んでいることになります。コロナウィルスと同じ、皆して結託し世界人民を騙して、何だかなぁです。JAXAさんなど各国宇宙機関が喜劇団なら、さしずめ世界中の軍隊は悲劇団ということになりますね。
画像4:本当に噴射力だけで打ち出したらミサイルもこうなる
飛行原理さえ分かればミサイルなんて簡単に落とせます(笑)
悲劇だけはもうごめんです。同じ騙されるならJAXAさんのように明るく愉快に楽しませてくれるショーの方が私は好きです。
いいぞぉ!GO,GO,JAXAさん (=゚ω゚)ノ
そろそろ、とっくの昔に完成しているUFO(あるいは空飛ぶ円盤)を出演させてもいいのでは?私もJAXAさんの大ファンですから、突然登場させて皆を脅かそうっていう衝撃シナリオにばっちり合わせるつもりですよ!Σ(゚Д゚)ウォォ UFOデター
参考:あの名優、若田光一さんの雄姿はこちら↓ (爆笑注意)
「そしてJAXAは宇宙喜劇団となる」
※追記(2020-05-22 10:30AM)
すみません、もう出演準備はしてたみたいですね。河野防衛大臣もシレっと「信じてない」とか言ってますが、自衛隊でも密かに運用していることくらい世界は知っていますよ。中々の名演技だと思います。単に蚊帳の外なのかもしれませんが。
河野防衛相 自衛隊もUFO遭遇時の手順定める考え示す
2020年4月28日 13時16分
アメリカ国防総省が、UFO=未確認飛行物体だとする映像を公開したことについて、河野防衛大臣は、自衛隊の航空機などがUFOに遭遇した際の手順を定める考えを示しました。
アメリカ国防総省は27日、高速で上空を移動するUFO=未確認飛行物体だとする映像を公開しました。
これについて河野防衛大臣は記者会見で、「あまりUFOは信じていないが、アメリカ国防総省が画像を出したので、真意や分析を聞きたい」と述べました。
そのうえで、河野大臣は「自衛隊のパイロットは、今までUFOに遭遇したことは無いようだが、万が一、遭遇したときの手順をしっかり定めたい」と述べ、自衛隊の航空機などがUFOに遭遇した際の手順を定める考えを示しました。引用元:NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200428/k10012408701000.html
こうやって、スピリチュアル大好きな皆さんを夢の世界へ誘ってくれるのですから、JAXAさんも防衛省さんも、なんてサービス精神に溢れているのだろうと、感心せずにはいられません。
画像5:伊豆半島で目撃されたUFO (「伊豆沖低空飛行の不合理」より)
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