今月8月の当ブログを見返してちょっと困惑してます。まるで「アニメ解説ブログ」のようになっているではないですか!!(笑)
読者さんに誤解が無いよう敢えて強調しておきますが、私はアニメ作品が嫌いではないものの、熱狂的なアニメファンという訳でもありません。40年以上前から存在するアニメファンの必読書「アニメージュ」だって一度も買ったことはありません。
それでも最近になってアニメの話題を取り上げるのは、どうやら1990年前後から、国民洗脳の主力メディアがアニメ作品にシフトしたと感じているからです。それはちょうど、1985年の123便事件、バブル期の直後に当たります。
そこで、メディア作品の影響を受けやすい10-15才の思春期にどのようなアニメ作品が流行っていたのか、スタジオジブリ作品について調べてみました。
まず、西暦2000年前後に公開されたジブリ作品について一覧にすると以下の様になります。
西暦 月 作品名
1) 1997 7 もののけ姫
2) 2001 7 千と千尋の神隠し
3) 2002 7 猫の恩返し、ギブリーズepisode2
4) 2004 11 ハウルの動く城
この頃に、国内最高レベルの興行収入を記録した、いわゆる大ヒット作が集中していることが分かります。また、庵野監督によるテレビシリーズ「新世紀ヱヴァンゲリヲン」もちょうどこの時期に放映されています。ここで、西暦2000年当時の思春期世代が、現在の2021年には何歳になっているのかを計算すると次の様になります。
2000年当時 10-15才
2021年現在 31-36才
ここから、現在35才前後の世代が一番影響を受けていると読み取ることができます。35才前後と言えば、仕事上は新人が中堅として活躍し始める、世の中に向けてもっとも強く働きかけることができる世代と言い換えることができるでしょう。
私が、国民洗脳を仕掛ける立場なら、この世を大きく動かすために、あの時撒いた種を今ここで使わない手はありません。その為には、記憶の中にこっそり忍び込ませたコードを、無自覚に発動するような仕掛けを打ちます。
それが、この3月に公開された「シン・エヴァンゲリオン」であり、7月の「竜とそばかすの姫」なのです。これらはシブリとは異なる制作スタジオ・監督による作品ですが、国家イベントそのものを仕掛ける広告代理店やその資金提供者にとっては、大した問題ではありません。
画像:両作品は呪いワードのてんこ盛り(過去記事参照)
しかも、今年は1年延期されたオリンピックが開催される年でもあった。もっとも、ほとんど無観客のお葬式のようなオリンピックではありましたが。
そして、あの無茶苦茶なワクチン接種が強行されたのも2021年のこの年です。つまり
・アニメ作品公開(エヴァ、そばかす姫)
・無観客オリンピック
・ワクチン接種強行
はそれぞれ無関係ではなく、おそらくですが、中堅世代の深心層に植え付けた恐怖と不安を以って世の中を改変する、グランドデザインの一環として予め企画されたものと考えられます。前回の記事「時をかけるトリコロール」でアニメシーンとオリンピックの引継ぎシーンが映像として重なる点を指摘しましたが、それも、初めから計算の内だと見ればこれほど分かり易いものはありません。
これに、NHKさんや気象庁さんが最近になってむやみに連呼する「命を守る」、「命が助かる」なる、おかしなニッポン語(外国語)を考え合せれば、その仕掛けが手に取るように見えてくるのです。
関連記事:命が助かる選択を(笑)
このような映像と言語で社会を操る心理操作を含めて、私はこれを「呪詛(じゅそ)」と呼んでいます。そして、心に掛けられた呪詛を取り除く唯一の方法とは、仕掛ける側の意図を論理的に見破り理解することしかありません。
ですから、最近のアニメ作品の元ネタとなった、「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」などの構造分析には、一部の人間による身勝手な社会改変に抗う意味もあるのです。
画像:「ハウルの動く城」に登場した案山子のカブ
さて、「ハウルの動く城」のワンシーンはこのブログでも初めて取り上げますが、上図に表現された「カブ」の描き方に、極めて質の悪い意図が見て取れます。
物語中、「カブ」の名は頭部が野菜の蕪に似ていることから主人公のソフィーが名付けたことになっていますが、「カブ」を英語表記すると
cub
となり、一般には肉食獣の子の意となります。これを更に仏訳すると
lionceau (リオンソ)
となり、肉食獣の中でもライオンの子を強く意識した名となります。ライオンとは「百獣の王」であり、そうすると子ライオンは「王子」となります。
この作品の最後に、カブに掛けられた呪いは解け、案山子から人間に復活したとある国の「王子」が現れるのですが、お分かりの様に、このネーミングと設定はこのように全て計算ずくなのです。
この「ライオンの子(王子)」というモチーフは古くから別の作品にも使われています。
画像:庵野秀明監督「不思議の海のナディア」から「キング(王)」
NHKで放映。作品の主要舞台がハウルと同じフランスなのに注意
どうしてここまで子ライオンを強調するのか?カブの画像をよく見てください。カブは十字架に掛けられた姿で描かれているのです。
また、「The king of kings (王の中の王)」とは一般的に
イエス・キリスト
を指すのです。そのイエスをして「獣」、「子(小)」と呼ぶのは明らかに彼に対する侮蔑の意が込められているのです。
また、イエス・キリストの名は日本古代史から抹殺された日本の古代王「アマテルカミ(天照)」に重ねられており(*)、実在しただろう古代日本の王を矮小化し貶めているのがここから分かります。これを考えた発案者は、本当に日本(にほん)が大嫌いで、なんとしてもこの国をニッポン(外国)に改変したいようです。
*私はおそらく同一人物であろうと推定しています。また、これこそが日ユ同祖論が生まれる根源であると考えています。
ハウルについても、どの時代のどの人物を登場人物のモデルにしたのか、ほぼ同定ができています。やはりここにも日本古代史が裏ストーリーとして組み込まれており、これには本当に呆れてしまいました。
画像:この主要登場人物たちは誰もが知る日本古代史上の人物がモデル
しばらくアニメを元ネタにした歴史解説が続くと思いますが、どうかご容赦ください。なお、今回取り上げた作品を一度観ておかれることをお勧めします。
追記:40代後半50代前後のジブリ
ジブリ映画の影響を受けているのは何も30代の中堅世代だけではありません。社会において意思決定の重要なポジションに座る、40代後半からその前の世代も、どっぷりとジブリの影響を受けているのです。以下はその世代が思春期の頃に目にしたと思われる作品です。
西暦 月 作品名
1) 1984 3 風の谷のナウシカ
2) 1986 8 天空の城ラピュタ
3) 1988 4 となりのトトロ、火垂るの墓
4) 1989 7 魔女の宅急便
5) 1991 7 おもひでぽろぽろ
6) 1992 7 紅の豚
7) 1994 7 平成狸合戦ぽんぽこ
8) 1995 7 耳をすませば、On Your Mark
「火の7日間」や「巨神兵」など、記憶の片隅に残るお馴染みのフレーズは、もしかしたらアニメ独自のものと思われているかもしれませんが、実はこれらも聖書に対する強烈なアイロニーであり、同時にイエス・キリスト(またはアマテルカミ)に対する呪いでもあるのです。
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