(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

たまこの呪い - 京都皇統代の野望

衝撃的な京都アニメーション放火事件から今日で2週間が経過しました。死者は35名、そして未だに10人の入院されている方がおられるようです。全ての犠牲者とご家族に対し哀悼の意を捧げると共に、一命を取りとめた皆様の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。

さて、本ブログではこれまで京アニと同事件の関連を、呪術と社会心理の観点で深層分析してきました。そこで取り上げたのが京アニ代表作の一つ「涼宮ハルヒの憂鬱」だったのですが、今回は比較的最近のアニメ映画作品「たまこラブストーリー」に注目したいと思います。この作品に注目した一番の理由が、

 上映時間が1時間23分

であること、すなわち123という数字が出現したことです。もちろん劇場映画としては妥当な長さであり、私も今回の京アニ事件が無ければ、特に気にすることもなくスルーしたことでしょう。TV版「たまこまーけっと」(以下TMKと略称します)はこれまで私も観たことはありませんが、これを機会に劇場版「たまこラブストーリー」(以下TLSと略称します)を鑑賞してみることにしました。

するとどうでしょう、高校3年生の男女を主人公とする可愛らしくもほのぼのした恋愛ストーリーの中に、「涼宮ハルヒの憂鬱」よりも更に露骨な言葉による呪詛がぎっしり詰め込まれていることが判明しました。今回の記事は、この呪詛の構造を明らかにし、京アニ作品を踏み台にした悪意を取り除くと共に、呪いの首謀者の輪郭を炙り出すことにあります。

 関連記事:
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  涼宮ハルヒの呪い2 - 隠された明日香京 


123は天皇の数字
数字の123が「ミコト」を表し、ミコトは「命」「尊」と書くように、天皇・皇族に対して付けられる尊称であることは、以前にも説明したことがあるので省略します。ここで注目するのはTMK・TLSに関して出現する123の多さです。


 TMK放映年 : 2013年 → (0)123 → 123 
 TMK放映期間: 同年1月~3月 → 1~3 → 123 
 TLS公開年  : 2014年 → TMK放映年の123から4(死)へと続く
 TLS公開月  : 同年4月 → TMK放映期間の123から4(死)へと続く
 TLS上映時間 : 1時間23分 → 123

以上のように、TMKでは123を意識した計画で放映され、TLSでは明らかにTMKから連続するように数字の4が意識されています。4が一般的に縁起の悪い数字4(死)であることは今更言うまでもないでしょう。また、123がキーナンバーとして初めから制作意図に含まれていたのはTLSの次のシーンを見れば更に明らかになります。

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 アップで描写されるもち蔵の部屋の123の飾り? ストーリー的には何の伏線もない

これだけでも充分に驚くべきことなのですが、もっと度肝を抜かれたのは以下のシーンです。

 

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 主人公たまこが所属するバトン部の演技シーン


音声付きでお届けできなくて残念ですが、このバトン演技のBGMで使われていた曲が、なんと

 上を向いて歩こう

だったのです。そうです、1985年の日本航空123便事件で命を絶たれた、故坂本九さんが歌った大ヒットソングなのです。TLSシーン上に現れたこの「123の飾り」と「上を向いて歩こう」から、同作品に頻出するキーナンバー「123」が

 123便事件を指している

のはほぼ間違いないと思われます。以前より、123便事件と昭和天皇との繋がりを指摘してきましたが、この作品を通していよいよ昭和天皇並び現皇室と京都との関係が窺え見えてくるのですが、そこで気になるのが

 123から続く4(死)

の意味なのです。


登場人物名に隠された意味
TMK・TLSはどちらとも京都御所近くの実在する商店街をモデルとした舞台設定となっています。これまでのキーワードに「京都」を加えると次のようになるでしょう。

 123、4(死)、123便昭和天皇、京都

これだけではまだよく分からないので、次に登場人物の名前を調べます。まず主人公と準主人公から

 主人公:  北白川たまこ (きたしらかわたまこ)
 準主人公: 大路もち蔵 (おおじもちぞう)

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 たまこ(左)ともち蔵(右) 「たまこラブストーリー」から


実はこの二人の名前からだけで非常に多くのことが分かるのです。キーワードの中に天皇がありますから、主人公の苗字の北白川とはおそらく、旧皇族北白川宮を指していると考えて良いでしょう。北白川宮家の略系譜は次のようになります。
 

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 北白川宮の略系譜(男系のみ)

次に作品タイトルにもなっている「たまこ」についても分析してみます。

 たまこ → 玉子(たまこ、おうじ) → 皇子(おうじ、みこ)

つまり「北白川たまこ」は

 北白川宮の皇子

となり、皇子は基本的に天皇の子ということから、皇位継承権を与えられた皇族という意味になります。つまり、主人公の名前は制作側の次のような願望を表していると考えられます。

 北白川宮の血統こそ皇位を継ぐに相応しい -①

ところが、北白川宮の男系血統は途絶えてますから、純粋な北白川宮の継承者は

 竹田宮(現竹田家)

ということになります。そう言えば、現皇室の男系継承を強く主張する作家・大学講師の竹田恒泰氏、金銭問題でJOC会長を退任した父の竹田恒和氏も竹田家の一員です。竹田家は旧皇族の中でも何かとメディア露出が多い一家と言えるでしょう。恒泰氏は自身が皇位継承に関る事に興味はないと表明されていますが、果たして本心なのでしょうか。
 

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 竹田恒泰氏(左)と竹田恒和氏(右)


次に「大路(おおじ)」を見てみましょう。全体のコンテクストから、この場合の大路とは都(みやこ)の南門から内裏へと続く幅の広い通りのことを指すと考えられます。要するに内裏へと続く道を歩む者、すなわち

 現皇室

の意味となります。今々でしたら、今年の5月に即位された今上天皇を中心としたファミリーということになります。これについては、準主人公の大路君が「京都の高校から東京の大学に進学する」という設定を通して、大路家が京都から東京に入った現皇室を表現しているのだと教えてくれているのです。ところがタイトルに「たまこ」とあるように、この作品の絶対的主人公は京都のたまこ、すなわち北白川宮です。つまり、登場人物の設定を通して

 北白川宮 > 現皇室

と、①の意味を再度強調しているのです。これらから、TMK・TLSの企画者の中に現竹田家、あるいは竹田家の熱烈な支持派が強く関っているのだろうと予測されるのです。TLSのプロデューサーは京アニ社長の八田英明氏となっていますが、その辺はどうなのでしょうか?


しゃべる鳥、デラ・モチマッヅィの意味
たまこシリーズの登場人物(人物か?)の中で、少し違和感があるのが、南の島からやってきたしゃべる鳥「デラ・モチマッヅィ」の存在です。
 

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 デラ・モチマッヅィ

まあ、アニメですから、お話する動物が登場するなどのファンタジー的設定はもちろん有りなのですが、このアニメ自体が現在の京都を割とリアルに描写していることと考え合わせると、やはり唐突な感じは否めません。

これは、都(みやこ)の神話的な伝承を知らないと理解できないでしょう。逆に、このアニメを企画した人物の中にそれを理解する者がいることを意味しています。それはどうゆうことかと言うと

 都には守護鳥(火の鳥)が住み、天子(天皇)を守っている

という古来の考え方です。風水的な表現をすると東南西北それぞれの守護神である、龍、鳳凰、虎、玄武の内、南の鳳凰を指していると考えればよいでしょう。だから、デラは北でも西でもない「南」の島からわざわざ日本の京都までやってきたのです。つまり、しゃべる鳥(守護神)がもち蔵の大路家ではなく、たまこの北白川家に居候する展開を通して、

 たまこ(北白川宮)こそが、都の主である

ことを強調しているのです。これはまた前述①の結論とピッタリと符合するのです。

さて、問題はこの一見意味不明な命名なのですが、作中では「でら(とっても)餅まずい」の駄洒落が話題にされました。これをもう少し分析してみると

 デラ・モチマッヅィ → テラモチマツ (濁音、促音を外す)
 テラモチマツ → 寺持松 → 持松寺

ここから、和歌山県にある西山浄土宗(せいざんじょうどしゅう)の持松寺が出てきます。ずい分前に歌う住職で少しだけ話題になった寺です。西山浄土宗の本山は京都府長岡京市にある光明寺で、開祖法然が日本で初めて開いた念仏の寺として有名です。ここで、

 和歌山、長岡京光明寺

がキーワードに上がって来るのですが、仏教勢力への詳しい言及は長く専門的になるので今回は止めておきます。ここでは、和歌山(紀州徳川家・橘家)、西山(浄土宗)とそのルーツである比叡山(天台宗)がどうやらこの呪いのアニメ企画に関っていそうだとだけ触れておきましょう。


ここでも登場する岡田有希子マリコ
他にも気になる登場人物が何人も出てくるのですが、その中から何人かピックアップしてみましょう。

1)八百比 邦夫 (やおび くにお) *  

 これは明らかに八百比丘尼(やおびくに)を意識した命名。800年生きた伝説の尼ということになっていますが、実際には密教における魔神で、密教僧の中にもこの神に帰依する者が多いと聞きます。

2)北白川 ひなこ(きたしらかわ ひなこ)

 声は日笠陽子。ひなこは日向子、日名子とも書け、その意味は日御子(ひのみこ)。要するに皇位継承権を有する日嗣皇子(ひつぎのみこ)の意が含まれ、メッセージとしては①と同じ。既出事項なので留意するべきは声優の日笠陽子さん。日と陽、同じ意味が二つ出ていることにも注意です。

3)魚谷 真理(うおたに まり)

 声は日笠陽子。上記の北白川ひなこと同じ声優さんが二役演じている。こういう場合は関連性ありと捉え、強調されているキーワードは、真理、または真理子と考えられます。

4)常盤 みどり(ときわ みどり)

 声は金子有希。常盤は永久不変の岩、それが苔むして緑となる。つまり「苔むすさざれ石→君が代天皇」の意。天皇というキーワードは既に頻出しているので、ここで強調されているのは、声優名の有希、または有希子。平凡な名前ですが使われている漢字に注意です。

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 魔神の登場、天皇で繋がる有希子とマリコ(真理子)

*設定において、八百比は喫茶店「星とピエロ」の無口なマスターで、たまこ と もち蔵の心の相談役とも言える役柄を担っています。ここで、

 八百比 → 八百比丘尼 → 密教魔神
 星   → 日を生む  → 天皇を誕生させる
 ピエロ → 道化師   → フィクサー

と読み代えると、次のような大胆不敵な意図もしくは宣言が透けて見えます。

 天皇は影の存在である密教(天台・真言)が作り出すもの


(新)ブログの「芸能界の闇」シリーズで、岡田有希子さんの歌謡と123便事件の間に仕組まれた呪いの仕組み(大衆洗脳)について既に何回か説明をしておりますが、同じ組み合わせが当時から30年近く経過した人気アニメ作品にも組み入れられていたのには正直驚きました。それにも増して驚くのは、(新)ブログでもまだ触れていない岡田有希子さんと「マリコ(真理子)」の関係まで踏み込んでいることです。

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 「禁じられたマリコ」の岡田有希子さん

岡田有希子さんの死の真相に直接関ると思われる、本人主役のTVドラマ「禁じられたマリコ」のマリコとは何なのか、そして123便事件とどう関るか、これらについては、今後の記事をお待ちください。

 参考:黒霧123便関連記事ガイド



京都皇統代は竹田家の代弁者
北白川宮伏見宮の系列で、伏見宮は一般的には北朝側と考えられていますが、伏見宮家創設時に南朝後醍醐天皇の甥である大塔宮(護良親王)が送り込まれ、実際には南朝の家系だと主張するのが、緻密な歴史文献解釈で定評のある落合莞爾さんが発表した「大塔宮戦略」です。

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 詳しくはこちらを

私も大塔宮戦略は実際に行われたと見ていますが、いつも気になっていたのが、落合氏に極秘情報を提供する謎の「京都皇統代の舎人」なる人物でした。

どうして、ここまで伏見宮系列が南朝であると持ち上げるのか、それがよく分からなかったし、現京都が福岡の明日香京を模した偽の古都であることが分かりつつある今、「京都皇統」と名乗るのはまさに嘘の上塗りでしかありません。また、昭和天皇のご兄弟である高松宮の系統であるというのもおかしな話です。高松宮は戦時中に何度も暗殺テロに晒され、最後には戦艦大和上で果てるのですが(史実には載ってません)、戦後影武者は居たとしても存命してないはずの高松宮が、どうしてこのような密使のような活動をされているのかがそもそも疑問でした。

この、落合氏をスポークスマンとした皇統史の暴露を、皇位継承を自家に誘導するための北白川宮戦略(竹田宮戦略)と考えると辻褄が合ってくるのです。要するに、南北朝伏見宮にて南朝化され、北朝とされる北白川(竹田)も南朝と言われる現皇室と同格かそれ以上であるとする世論作りです。

正史を公開して、自己の正当性を主張されるだけなら全く問題はないのですが、これまで見てきたように、京都維持勢力は芸能やアニメなどを使った強力な国民洗脳を仕掛けてきており、その中身の最も困った点は「4(死)」が象徴するように

 天皇家を呪っている

ことなのです。人を呪う事は正道ではありませんし、心にやましいものがなければ他家を呪う必要など全くないのです。よって私は今の所こう結論付けるしかありません。

・京都皇統代とは旧竹田宮を中核とした、旧皇族・旧華族・京都寺社・関西系企業の複合体である

・京都皇統代は現天皇家を転覆し新しい天皇統治体制を作ろうとしている。

その転覆計画の最たるものが、1985年の

 123便事件

であったのだと。すると、123事件当日の8月12日に突然終結宣言が出された未解決事件の「グリコ森永事件」が、江崎グリコ社長の誘拐を皮切りとして京都を中心に発生した理由も自ずと見えてくるのです。江崎勝久さん、そろそろ本当の事を話していただけませんでしょうか?


 * * *


私は美しく繊細な動画を制作する京アニの実力を高く評価します。同時に、国の至宝とも言うべき有能な人材を、己のちっぽけな野望に利用せんとした一部の人々に対し、もはや憤りを越えて憐れみすら覚えます。

呪いが見破られた以上、激しい返し矢の雨が京都に降り注ぐでしょう。数十年の時を待たずして、京都は「偽りの都」と呼ばれるに違いありません。この小文を火災で失われた尊い魂に捧げます。

 

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