(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

明るいクリスマス

今日12月25日はクリスマス。キリスト誕生の日であると思われているようですが、実はキリストの誕生日は分かっていません。あくまでも、「誕生を祝う日」なのです。では、なぜこの日なのか?それは次の聖書のフレーズから窺い知れます。

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このときから、イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。
(マタイによる福音書 第16章21節)


現代において、冬至は毎年だいたい12月22日となるのですが、その日から3日目に当たるのが今日25日です。つまり、クリスマスは太陽が最も隠れた日、すなわち冬至の日をキリストを磔刑で失った日と見立て、そしてその日から3日目の25日をキリストの復活、すなはち新たなる誕生と解釈したのではないかと考えられるのです。

もっとも、キリスト教がまだマイナーな宗教でしかなかった頃に、ローマ帝国で流行したミトラ教の祭日(あるいはミトラの誕生日)の12月25日を借用したのではないかという説もあります。そもそも、キリストの復活は春分の日から3日後ですし、実際に世界で復活祭(イースター)が祝われているのは、3月下旬から4月の上旬までが多いようですから、「冬至の日から3日目」という解釈はちょっと強引かもしれません。つまり、

 なんで25日がクリスマスなのかよく分らないのです。

少なくとも、北欧など緯度の高い国では、この時期は日中殆んど陽が差さない日が続きます。北欧ほどではありませんが、私もこの時期にロンドンに滞在したことがあります。朝8時、真っ暗な中で頂く朝食には中々慣れませんでしたし、午後3時には沈んでしまう太陽、そしてロンドンでは同時期には霧が立ち込めるので、一日中、何とも憂鬱な気分になったものです。

こういう土地に住む人々にとって、冬至から3日が過ぎた位が、ちょうど日照時間が再び増え始めたことを体感できる喜びの日だったのかもしれません。西洋占星術ではキリストは13番目の星座、すなはち太陽とみなされていますから、この太陽の復活をキリストの復活とみなすのも何となく理解できるような気がします。

と、ここまでクリスマスの話題でしたが、本記事でお伝えしたいのはその事ではありません。

実は、22日の17時頃、冬至の日の空を眺めていたのですが、空にまだ若干の明るさが残っていたのにハタと気付きました。何でそんなことをわざわざここで書くのかというと、今年の10月末頃、同じ場所、同じ時刻に空を眺めたところ、というか実際には窓から真っ暗な外を見た時にこう思ったからです。

 「10月末ってこんなに早く日が沈んだっけ?」

知人などに、この話をしたところ、「なんか今年は日の沈むのが早いような気がする」という返事を複数から頂きました。読者の皆様は如何でしょうか?もしかしたら10月よりも明るいクリスマスの夜にピッタリの話題かもしれません。気象担当者はクリスマスどころではないかもしれませんが・・・


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