やられました!まさか動物を使ってくるとは!!(゚Д゚;)
これは驚きました。米国スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ社、宇宙喜劇界に彗星の如く現れた恐るべき爆笑集団のようです。これはもう、日本の宇宙喜劇団JAXAさんもまごまごしてられませんよ!!
画像1:噴射口の前に何かいるぞ!
画像2:あっ、逃げちゃった!!( ´∀` )
引用元:https://twitter.com/gaiaforcetv/status/1267098368188112899?s=12
SpaceXの打ち上げでネズミがいる。
— GAIA FORCE TV ღ (@GAIAFORCETV) 2020年5月31日
つまり合成動画ってことで、
ネットで騒ぎになっております。pic.twitter.com/OHqaqxHRbD
そもそも、宇宙空間は 噴射型エンジンで推進できるはずがない(*)ので、これが大道具であることは分かっていたのですが、まさかこんな笑いのツボがあったとは、そっちの方が驚きです。
*宇宙空間で推進できるはずがない
厳密に言えば、運動量の保存則から多少は進むことができます。微小時間1回の噴出で、全重量(燃料満載時)の1%の燃料を時速300kmで放出できる噴出型エンジンなら、全重量の20%分の燃料を消費した段階で時速67.3kmまで加速することができます。仮に全重量の40%という大量の燃料を連続的に消費したなら、そのスピードは時速154.2㎞まで加速できるでしょう。もしも全重量の90%まで消費したなら704.5㎞まで出すことができます。
この推進原理は、燃料など船内のにあるものをなるべく沢山、高速にどんどん投げ捨てればその反対方向に速く進むことができるというものです。ところが、この方式には投げ捨て用の大量の燃料搭載が必要ですし(重量のほとんどが燃料)、行きっ放しの片道切符ならともかく、帰還するというならば減速にもそれなりに大量の燃料を消費しなければなりません。また、噴出速度を極限まで高めたところで、相対速度でマッハ数10に及ぶ惑星や人工衛星に追いつけるのか?という疑問は払しょくできないのです。
つまり、この原理による航行での惑星探査や、宇宙ステーションとのドッキングなどという帰還を前提としたミッションは現実的に不可能としか言いようがないのです。
【宇宙ファンタジーからの帰還】第1話
認めようよ‥
【宇宙ファンタジーからの帰還】第2話
喜劇団員総出演
© バンダイ、JAXA
ガガーリンやアポロ計画から始まり、スペースシャトルやISSなど色々と楽しい興行が世界の人々に夢(イリュージョン)を与えてくれましたが、それでも
人類は1度も宇宙に行ったことがない
、だからこそ宇宙喜劇はこんなにも面白いのです。
参考:
・そしてJAXAは宇宙喜劇団となる
・コロナ祭の間に宇宙航行を考えてみた
・あっぱれ緊急事態宣言下の宇宙ショー
三の年に記す
管理人 日月土