米国の優秀ドラマに贈られるゴールデングローブ賞。その授賞式が昨日(現地時間2月28日)に行われたそうです。
授賞式には、ご時世を反映してかリモートで二人のホストが登場したようですが・・・
画像1:おやおや長いお手々でございますね
(左)ニューヨークのティナ・フェイさん、(右)ロサンゼルスからエイミー・ポーラーさん
(引用元:New York Times "At This Year’s Golden Globes, You Had to (Not) Be There")
まあ、合成画像なんだから仕方無いかと思いたいですが、映画制作の世界では現実と見紛う合成技術が既に使用されており、今回の授賞式画像は、「合成技術なんてこんなもん」という印象操作なのではないかと、ついつい勘ぐってしまいます。
画像2:動画合成の一シーン
20年前の911における、民間ジェット機のWTO突入シーンですらCGによる画像改変が疑われいるくらいですから(*)、今現在の技術は恐ろしく進んでいることでしょう。
1990年代の初頭には、静止画像の加工技術が一般化し始め、もはや写真に証拠能力は無くなると言われてましたが、現在においては動画にすら同じことが言えるのではないかと思います。
*2001年の9月11日の夜、テレビでWTCの生中継画面を観ていたら、突然旅客機が現れWTCに激突するシーンが映りました。日本のスタジオのアナウンサーがびっくりして、ニューヨークの相対者に「今、飛行機が衝突したようですが!!」と呼びかけたところ、向こうはきょとんとして、「こちらでは確認できておりませんが・・」とやや不服な口調で返答してましたっけ。
当時から変なやり取りだと思っていましたが、テレビ放映画面だけに飛行機が映っていたのなら大納得です。
動画合成技術の最も効果的な運用例が、ISSからの宇宙中継なのですが、それについては何度も記事を掲載してますので、ここでは省略いたします。
「百聞は一見に如かず」とは言いますが、映像を通して見た事実については、もはやその格言は通用しないと考えるべきでしょう。そしてここにも、国を挙げてリモートを推進する理由が垣間見えるのです。
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