(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

舞台に現れる千千姫

スタジオジブリの大ヒットアニメである「千と千尋の神隠し」が来年から舞台化されるようですね。

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引用元:YAHOOニュース(アニメージュ) https://news.yahoo.co.jp/articles/73f5869db1f68ffddf4824ac52af1c5f80b01359

ご存知のように、(神)ブログでは同タイトルの前作である「もののけ姫」が、日本古代史をモチーフにストーリーが構成されており、最終的に、古代期に実在したと推定されるアマテルカミ王(男性)を貶めることによって、日本国の成立史そのものに大きな呪いを掛けていると結論付けました。

 参考:(神)ブログ記事「愛鷹山とアシタカ」から続く連載記事

その構造分析の中で、もののけ姫に登場したカヤが、日本書紀で言うところの「栲幡千千媛萬媛命」(たくはたちぢひめのみこと)をモデルにしていることを突き止めています。

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画像:カヤ(もののけ姫から)

そして、「千と千尋の神隠し」というタイトルが暗に示しているように、この、物語の設定も、やはり日本神話に登場する「千千媛」の生い立ちを中心に構成されていることが予想されるのです。もちろん、生い立ちと言うからには、それは人間であり、超自然的な神様のことではありません、実在した古代人です。

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画像:映画ポスターと二人の女優さん (上から橋本環奈さん、上白石萌音さん)

千と千尋の神隠し」の構造分析については、近々(神)ブログで取り上げたいと思っていますが、その中では、どうして千尋と豚小屋をセットで見せるのか、そして、2人の女優さんを含めて、どうして振り向き様のポーズを見せているのか、その理由について詳細な分析を試みる予定です。

私も、歴史研究の必要性から日本神話を読むようになりましたが、若い人たちの中には日本神話など全く知らないという方も多いでしょう。学校の歴史の授業では、戦前の思想教育のイメージもあるし、神話などという作り話をまともな歴史として取り上げる意味は薄いと考えられているからです。

しかし、この日本神話を、古代の歴史家が、天皇を中心とする複雑な政治的利害関係の中で、やむにやまれず神話として暗号化するに至った歴史書と見ると、見方が全く変わってきます。どんなでっち上げにもそうするだけの意図があるし、ある種の書き換えの癖があるということです。

その点を丁寧に紐解くと、もしかしたら日本神話の中からこの国の本当の歴史が見えてくるかもしれない、そういう思いで(神)ブログを私は続けています。そして何より、日本人にとって大切な国史を、捻じ曲げて表現する手合いをこれ以上放置できないと言う思いもあるのです。

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そう言えば、この大ヒット映画も主人公が振り返ってますよね。



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