(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

命が助かる選択を(笑)

いや、本当によく雨が降ります。思わず今は梅雨なのかと紛うばかりです。下は本日午前10時30頃に見た天気図です(図では午前6時)。

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画像:引用元 tenki.jp

本当は、台風同様、高気圧と低気圧が睨み合って停滞することなんかあり得ないのですが、気象の世界では物理法則が通用しないのは昔からなので、敢えてここでは不問にします。

それよりも気になるというか、耳障りなのが、NHKさんや気象庁さんによる次の大絶叫です。

 命が助かる選択を!

‥‥あのですねぇ、誰も危険に遭いたいだなんて思ってないし、死にたくなんかないのです。自分の命を守るなんて当たり前なんです。そんな分かり切ったフレーズを絶叫する理由は何なのでしょうか?というか、国営のあなた方が守ってくださいよ。

しかも、「命が助かる」という日本語が少しおかしいでしょ。「助ける」とは「命を助ける」の様に、動作の対象がある他動詞的用法で使うものです。これを自動詞として使うなら「命が助かった」のように、過去形でかつ「運が良く、偶然にも」など、自分の意志以外の何かが、自身に対し他動的に働いた時に使うものです。

放送業界の大御所であるNHKさんは、もう少し日本語の勉強をやり直した方が良いと思います。日本語とは「にほんご」ですよ、「ニッポンゴ(外国語)」ではないので、その点はご十分に留意ください。

横道に逸れてしまいますが、「日本武道館」は「にほんぶどうかん」が正式な呼称です。先日、NHKさんのアナウンサーが「ニッポンブドーカン」と外国語読みを繰り返してましたので、訂正の上、同施設の管理者に陳謝しておくようお勧めします。

さて、NHKさんの気になる言葉使いについては、以前、「日の丸の呪い」で取り上げましたが、その時も、「命を守る」という当たり前発言に対して苦言を述べさせてもらいました。

ついでに、そのフレーズに込められたアナグラム(文字の並び替え)の分析も行ったのですが、今回も、NHKさん・気象庁さんが日本語文法をぶっち切ってまで執着する今回のフレーズについて分析を試みてみました。それが次の図です。

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画像:「命が助かる」フレーズ分析 (なるほど、「が」の字は外せませんね)

なんとなんと、静岡県の観光名所である「日本平(にほんだいら)」に、視聴者の意識を集めたかったようですね。日本平と言えば、徳川家康の霊廟でである「久能山東照宮」が鎮座している場所でもあります。

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画像:久能山東照宮

以前から、徳川幕府の実権力は明治時代と共に消え失せた訳ではなく、地下支配という形態で生き残っているというのが私の持論でしたが、こんな回りくどい方法で全国アピールしていたとは、ちょっと意外です。しかし、今年の大河ドラマのモデルが渋沢栄一なのも、次のオリンピック開催地がフランスなのも、これで良く分かりました。

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日本平も「日本を平らげる」の意味が込められてますし、いよいよ表にお出になられるおつもりなのかもしれません。もっとも、地下の放射能汚染状況がひどくなったので、いつまでも潜っていられなくなったのかもしれませんが。

良き世を共に築こうというなら歓迎しますが、中世封建社会を復活させようと言うおつもりなら、必要ありませんのでご遠慮願います。駿河湾の海底基地にでもお帰り下さい。



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