(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

仇しが原の道の霜

 

 此の世のなごり。夜もなごり。死に行く身をたとふれば、仇しが原の道の霜
                     (近松門左衛門 曽根崎心中から)

 

神田沙也加さんの転落死報道があった前日(17日)、大阪の雑居ビルでひどい火災が発生し、24人がお亡くなりになったと報じられたのは、読者さんもご存知かと思います。

紙袋蹴り倒した男、直前に自宅放火か 大阪・北新地ビル火災
2021/12/17 22:29

f:id:adoi:20211221170108p:plain


大阪市北区曽根崎新地で17日午前に発生したビル火災で、紙袋を蹴り倒した目撃情報がある男の自宅とみられる住宅で、直前に放火とみられる火災が発生していたことが、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警は天満署に捜査本部を設置し、出火当時の詳しい状況などを調べている。

捜査関係者によると、17日午前9時50分ごろ、大阪市西川区島の3階建て住宅で、「煙が出ている」と近隣住民から119番があった。住宅の3階部分から出火し、午前11時ごろに消し止められ、けが人はなかった。住宅はクリニックから約3・5キロ西に位置しており、捜査本部が放火事件との関連を慎重に調べる。

府警によると、24人が死亡した火災は17日午前10時20分ごろに発生。28人が救急搬送された。男は火災直前にクリニックを訪れ「紙袋を暖房器具付近の床に置いて蹴ると、液体が流れ出して炎が上がった」との複数の目撃情報がある。捜査関係者によると、目撃情報では、火を付けたとみられる男は逃走せずに現場にとどまっていたとみられ、病院に搬送されて治療を受けているが、意識不明の重体だという。
(赤字は筆者によるもの)

引用元:産経新聞 https://www.sankei.com/article/20211217-A3CWD5Y27FJCFI6FXZPOVDOPEQ/

おそらく公式発表を並べただけのこの報道文が、記者も意図せぬ暗号文を形成していることは、呪術の世界を少し覗いたことのある方ならもう気付かれているかもしれません。そして、この火災が、翌日起きた神田沙也加さんの転落死と無関係でないことも。

既に人の死が関わっていることなので、安易に論評するのは避けたいと思いますが、この暗号報道文を読み解くヒントだけはここに残しておきたいと思います。

(1)火災の発生状況及びその規模が2019年7月18日に発生した京アニ放火事件に似通っていること。
(2)事件の発生場所が、近松門左衛門作の有名な浄瑠璃戯曲「曽根崎心中」の舞台であること。

以上が解読するための手掛かりです。

私は本ブログ、及び(新)ブログにて芸能表現による大衆心理操作について幾つか記事を投稿していますが、芸能がその様に使われるのは何も今に始まったことではありません。

そもそも、猿楽など芸能そのものが人心を惑わすプロパガンダツール、あるいは呪術として時の権力者に庇護され、発展してきた歴史にもう少し注意を払うべきです。

その意味では「曾根崎心中」という悲恋の物語の中にも「呪い」の要素が含まれており、ここで問題となるのは、その呪いの対象がいったい誰なのかということなのです。そして、この点に於いて神田沙也加さんとの繋がりが生じてくるのです。

ヒントはここまでですが、この謎を解読していくと、古代呪術と現代社会が密接に繋がり、けっして切り離せない関係であることに驚かされます。
※解読については次号のメルマガで取り上げます

最近は「呪術廻戦」など、呪術をテーマにしたアクション系アニメが大流行りですが、呪術の世界こそ等価交換が厳しく求められ、有体に言うなら必ずその落とし前を付けさせられる仁義の世界であると言う事ができるでしょう。生半可な興味で入れる世界ではないのです。

そして、仁義を果たさない時、それがどのような結果として現れるのかは、まさに神のみぞ知るなのです。

f:id:adoi:20211222103957p:plain
「呪術廻戦」劇場版が24日から公開されるようです。危ないテーマなので、制作関係者にはすぐにでも手を引くことをお勧めします。

今回の大阪火災・神田さんの件に関しては、いつもの様に儀式説や見せしめ説など様々な陰謀説が出ているようですが、私が読み解いた限りでは、この2件はそのような人の発想を大きく超えた全く別次元の出来事である、それが結論なのです。

f:id:adoi:20211221170401p:plain
福岡県糸島市の平原遺跡に佇む古墳(被葬者は女性)
今年の10月に現地で撮影。糸島市の「曽根」地区に隣接する呪術系遺跡
糸島周辺から佐賀県にかけては淀姫伝説が残されている

f:id:adoi:20211221170437p:plain
佐賀県鳥栖市の姫古曽神社(主祭神:織女姫)
「曽根崎」の地名表示があるのは大阪と鳥栖市だけ。主祭神はいわゆる織姫(おりひめ)

f:id:adoi:20211221170518p:plain
高良山から一望する福岡県久留米(繰る女)市-松田聖子さんの出身地
遠方の山裾に広がる街並みが鳥栖市

写真はいずれも九州北部。織姫と彦星による悲恋の物語として知られる七夕伝説ですが、九州のこのエリアには織姫を祭神とする神社が幾つか見られます。七夕伝説が本当に中国由来のものなのか?この2つの事件は七夕という古代から続く呪いの儀式だけでなく、このような歴史的疑問も投げかけているのです。

 関連記事
  ・京アニ出火に至る深層 
  ・イライザは雪と共に去った 



神代二の年に記す
管理人 日月土