先週の記事「すずめの戸締まりは令和のドラえもん」で新海誠監督の最新アニメ映画を話題にしましたが、この映画は描写に含みが多く、それらは他のアニメ作品でも何度も踏襲されたパターンであることに気付きます。
次の画像などはまさにそれでしょう。
©2022「すずめの戸締まり」製作委員会
主人公の鈴女(すずめ)は廃墟の中で不思議な扉を見つけます。このポスター画像はその前で振り返る彼女のポーズを描いています。
扉の描写が世界的人気アニメ「ドラえもん」のそれそのままなのは既にお伝えしてますが、主人公のこのポーズ、どこかで見たことはありませんか?
振り返る千尋
「千と千尋の神隠し」の主人公である千尋(ちひろ)もその振り返った姿がポスター画像に描かれています。そういえば、千尋も廃墟となった遊園地に迷い込んだのでしたよね。もしかしたらこの映画
令和の「千と千尋の神隠し」
なのかもしれません。
もっとも、女性の振り返った姿はポーズとして様になりますから、デザイナーに好まれているだけかもしれませんが・・・そう信じたいところです。
「女性が振り返る」と言えば、聖書の中に次の様なシーンがあるのをご存知でしょうか?
彼らがロトたちを町外れへ連れ出したとき、主は言われた。「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。低地のどこにもとどまるな。山へ逃げなさい。さもないと、滅びることになる。」
(創世記 第19章17節)
ロトの妻は振り向いたので、塩の柱になった。
(同26節)
これは、ソドムの町が火の雨で滅ぼされた時の有名な説話で、主の計らいにより、ロトとその家族が町から逃がれようとする際、「振り返ってはいけない」という主の警告にも拘わらず、ロトの妻は振り返ってしまい塩の柱にされてしまう、というものです。廃墟となったソドム、そして
女が振り返り滅びる
さて、この説話とポスター画像、何か含みはあるのでしょうか?そんなアニメに関する話題を、今夜ゲスト出演するLIVE配信でお話したいと思います。
👆は使用する資料のチラ見せです
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