世の中では、自衛隊艦艇や海上保安庁の巡視船が相次いで座礁したり、海賊キャラ名による連続強盗事件が起きるなど、今年は初月からなんとも慌ただしい雰囲気です。
そんな中で、ちゃっかりこんな記事が出ていたのを報告し遅れてました。
(以下略)
引用元:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC231ET0T20C23A1000000/
これで、東北、中国、四国、北陸、沖縄、そして東京電力が春からの値上げ申請を出したわけです。
※この報道の後に北海道電力も申請を出しました。
上記事では、円高・燃料費価格の高騰が値上げ理由であると毎度のように同じ説明に終始していますが、もう100回位?はお伝えしてるように、大電力の送電は物理的に不可能であり、火力発電所で大量に燃料を燃やしたところで、そこで作られた電力は発電所のせいぜい10km圏内の範囲にしか送れないのです。
ですから、燃料の価格高騰が云々言うなら、火力発電所の周辺住民に請求するのが筋であり、そこから何10kmも離れた電力消費者にその理由で値上げ分を請求するのはおかしいのです。
しかし、私はこの理不尽な状況を政府・電力会社主催の大祭であると解釈してますので、喜んでこのお祭、「電気料金値上げ祭」にサポーターとして参入する予定です。
その、参入方式として、
今春値上げする全ての電力会社本店の地下電源を公開する
と既にお約束しているのですが、大店の東京電力さんが値上げ祭に参入するというので、値上げ実行はほぼ確実であると考え、喜び勇んで公開準備に取り掛かったところです。
あとは
経産省の決断次第
と言えますね。素敵な判断を期待しています(期限付きの補助支援金なんかで誤魔化されませんよ)。
ところで、今回は電気料金値上げ祭の記念すべき前夜祭として、米国電力供給企業の最大手、デューク・エナジー(Duke Energy)の本社について、その電源を公開したいと思います。
デューク・エナジー本社ビル
米国ノースカロライナ州シャーロット
やっぱりというか、当然なんですけども、やはりその電源は本社から10km圏内にありました。
ブライアント・ネイバーフッド・パーク
ここがデューク・エナジーの本社電源
この場所の大深度地下(約700m)に原子炉63基が建設され、デューク・エナジー本社およびシャーロットタウンの都市部に電力が供給されています。TDL一つに発電所一棟分の電力が必要なのですから、大都市の電力需要を満たすにはこれくらいの発電炉が必要なのは納得できると言えます。
大電力は長距離送電できないと前述しましたが、「じゃあ、私たちが今使っている電気はどこから来ているの?」という当然なる疑問への答がここにあります。そして、日本におけるその実体(の一部)を公開するというのが、今回のお祭企画の主旨なのです。
デューク・エナジー社は米国でも再生可能エネルギー開発に積極投資しているとよく知られている企業なのですが、大きく話を盛るところは日本とあまり変わりませんよね。
てか、日本の電力会社の皆さん、10年以上徴収し続けた、しかも勝手に10倍に増えた再エネ賦課金はいったい何に使ったのか、値上げ申請する前にそれをまず説明してください。これはお祭とは関係なく、真面目に答えていただきたい質問です。
テレビ朝日もお祭モード(2/1 追記)
まさかこの記事を読んだからではないでしょうが、今朝テレビ朝日の「モーニングショウ」で電気料金の大幅値上げについて特集していました。
電気は水やガスと違うのだから総量を論じるのは無意味です(笑)
電力ミックスだの、再エネだの、相変わらず物理学やコスト計算を無視した経産省・環境省仕込みの派手な大ぼらのオンパレードでしたが、現実面では、夜間電力の割引き率も大幅に縮小されるとかで、オール電化の家庭なんて完全に政府・電力会社のタッグチームに一本取られちゃいましたね。中でも一番笑ったのは
リモートワークと電気料金高騰で家計が苦しくなった
という生活者の苦悩をさも深刻そうに伝えていたことです。
おいおい、数年前に政府の言いなりにリモートワークを推進したのはどこの誰だったんですか?いったいどの口がそれを語っているのか分かっているのですか?思わずそんな言葉が飛び出しそうになったのですが、まあこれもお祭ですから、心で泣いて笑い飛ばすしかなさそうです。
そんなお祭熱心なテレビ朝日さん、他マスコミさんの地下電源もしっかり開示して差し上げますので、楽しみにしていてください。
お楽しみ、前夜祭第2弾はここにしましょうかね。
神代三の年に記す
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