(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

そうだ!つくば宇宙センターに行こう!!

大型連休も後半に差し掛かり、ここ数日は天気の良い日が続いています。コロコロ規制もなくなった中、こんな日は思わず出かけたくなりますが、観光地はどこも人混みで溢れているようなので心が萎えてしまいます。

そんな中、あそこにまだ行ってなかったのを思い出しました。そうです、

 つくば宇宙センター

です。

私が心から敬愛する科学芸術集団、宇宙喜劇団JAXAさんの本拠地です。また、普段から記事にさせて頂いているお礼の挨拶もまだだったので、知人を誘って思い切って出かけることにしました。

写真1:おおっ!ここが例の笑いの殿堂・・・

同施設には、スペースドームという見学施設が併設され、そこではJAXAさんがこれまで開発した多くの宇宙セットが建物の敷地いっぱいに展示されています。

写真2:この威容、いきなり期待が膨らみます、しかも無料です!

連休中なのでそこそこ人は出ていましたが、ごった返すほどではなく、むしろ子供連れが多く、彼らの夢と希望に満ちたキラキラと輝く瞳が、昔の自分を思い出させ、懐かしい気持ちにさせてくれました。

子供はいいですよね、できればずっと同じ夢を見続けていたかったと、一人哀愁にかられていたのは観客の中で私だけだったかもしれません。

そんな中、この展示を観て私は唸ってしまったのです。

写真3:小惑星探査衛星「はやぶさ」のモックアップ

「おおっ!これが真空の宇宙空間で何故か反動型推進を可能にしたというイオン噴出エンジンか!」。そうです、相対速度が音速の何10倍も離れた小惑星に追いつくため、こんな小さなエンジンや物理法則を無視したスウィングバイで加速したと言うのですからそれも凄いですし、なおかつ再び減速して小惑星の破片を持ち帰ったというのだから驚きです!

しかも、大気圏通過時の表面温度が1万度にも達すると言うのに、保護カプセル内は50度以下に抑えられたというのですから、その温度差9950度を遮断した驚異の断熱技術には驚嘆するしかありません!ポリ塩化ビニル製のパラシュートが蒸発しなかったのも、その超常現象レベルの技術力が成し遂げた奇跡なのでしょう。びっくりです!

 関連記事:迷演出の数々
  ・祝!はやぶさ2小惑星着陸 
  ・はやぶさ2、初号機とは違うのだよ! 
  ・祝、はやぶさカプセル回収!(笑) 

その他、報道だけでは良く分からない実機のサイズ感が把握でき、私としては大満足の見学でした。さすが国家予算が注入されるとセットの出来も大きさも半端ないですね。


写真4:宇宙ステーション「きぼう」。大きいです。


写真5:衛星画像の比較展示。何故バチカン


写真6:裏方の本命、追跡ネットワーク。打ち上げ後は全て通信の世界。ドラマの伏線作りに最も重要な役割を担うセクションです。なるほど「バチカン」はそういう意味でしたか!さすがです!!

 関連記事:Fantasia Spaziale made in Rome 


そして、JAXAさんと言えばあの人、名優の若田光一さんです。残念ながら本人に会うのは叶いませんでしたが、ビデオ展示でその雄姿を確認することができました。


写真7:ISS(国際宇宙ステーション)から帰還した我らが若田先輩の映像。表面が数千度に熱せられたはずの着陸船が着水しても蒸気を上げず、何より10cm程度の隔壁だけで室内温度を50度以下に抑える神レベルの断熱技術にはやはり唸るしかありません!それにしても凄過ぎる設定です!!

いやぁー、興奮しました・・・( ̄▽ ̄)

どうでしょう、あまり天気がよくないと予報が出ている連休後半は、つくばに向かって空前の科学パフォーマンスを堪能すると言うのは?私からのこの連休一番のお勧めです!!!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/adoi/20200602/20200602084428.gif
スペースドーム内にハーネスを使った無重力体験コーナーの設置を希望します!


※会場での笑い過ぎにはくれぐれもご注意ください(笑)



神代三の年に記す
管理人 日月土