(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

変電所爆発と私たちの未来

※10/12に関連情報として「ヤマサ醤油報道」の解説を追記しました

このブログでは何度か鉄道が止まったその原因について考察しています。記事ネタとしては少々飽きが来たところですが、昨日首都圏で起きた「変電所爆発・火災」については、今後も頻繁に発生する可能性が憂慮されるため、記録の意味でもその分析をここに残すことにしました。

以下は同事故に関する報道です。まずこちらをお読みください。

JR東の運転見合わせ、午後8時過ぎ再開 変電所火災の影響
2021年10月10日 15時16分

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【動画】蕨変電所の火災=近隣住民撮影、遠藤雅彦撮影

 JR東日本は10日午後0時55分ごろに停電したため、山手線や京浜東北線埼京線常磐線常磐線(快速)、宇都宮線高崎線京葉線武蔵野線の全線で運転を見合わせていると発表した。午後3時までに京浜東北線の赤羽―大宮駅間、宇都宮線全線、高崎線全線を除く各線は再開した。残り3線も午後8時5分ごろに再開した。

 埼玉県警などによると、停電とほぼ同時刻に、埼玉県蕨市塚越4丁目のJR東日本の蕨交流変電所で「爆発音が聞こえた」と近隣住民から110番通報があった。変電所の変圧器などの電気設備を収容しているトランス室約25平方メートルが燃えた。消防車など計6台が出動し、火は約30分後にほぼ消し止められ、午後4時20分ごろ鎮火した。現場は無人で、けが人はいないという。

 JR東日本は取材に対し、「変電所の火災の影響で停電した可能性がある」としている。(以下略)

引用元:朝日新聞DIGITAL https://www.asahi.com/articles/ASPBB4JFGPBBUTIL11D.html

一晩明けた今朝のニュース番組では、蕨交流変電所の電力系統が凡そ次の様になっていたと説明がありました。

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画像1:ニュース番組で使われた電気系統図

要するに、この事故の影響で首都圏のJR線ががほぼ全線止まったものの、同変電所内には分配器を介した他の変電所へのの供給ラインがあり、分配器は無事だったため、直接的被害を受けた京浜東北線、宇都宮・高崎線よりも早く復旧できたというものです。

えーとですね、画像1は外部の発電所から蕨変電所に電力供給されていることになっていますから、都市最大の電力消費設備である電気鉄道が3線もダウンしたら、その電力は他路線や、また同じ送電網にぶら下がる一般家庭配線に一気に流れ込むことになります。そうなると、変電所火災どころか、あちこちの送電線内で過給電による火災が発生したり、ブレーカー作動による停電や機器の停止が連鎖的に起き、周辺は大混乱するはずです。

しかし、実際はそんなことは起きなかった。覚えておられるかどうか分かりませんが、これに似たような現象は、実はこの6月20日に発生した変電所トラブルによる山手線大停電でも観測されたことであり、当日の記事でそれについて簡単に説明しています。

 関連記事:山手線大停電でも街は明るかった
 
この現象を矛盾無く説明するには、現実の電力供給が次の様になっていると考えなければ辻褄が合いません。

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画像2:真実の電気系統図

ちょっと面白いなあと思ったのが、地図記号では変電所も発電所も区別がなく同じ記号を使うのですよね。現実はまさにその記号通りで、蕨変電所を蕨発電所と見ればこの問題は一気に解決を見るのです。

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画像3:変電所と発電所の記号は同じ

ならばどうして、他の路線まで停まったのだと思う方は多いでしょう。実は、この不可解な電車の停車と同じ現象は、3年前の北海道地震でも起きているのです。

 関連記事:認めたくない、日本の憂うべき現状(13) -北海道、嘘だらけの節電呼びかけ

起きるはずもない停電が北海道全域で発生し、日本政府がそれを理由に北海道民に節電を強要しようとしたあの出来事です。同記事を読めばご理解頂けると思いますが、「電気は遠くの発電所から送られてくる」という電力神話を国民に信じ込ませるため、政府は敢えて一斉停電を演出したのです(*)。
*東日本大震災後に行われた計画停電輪番停電も同様です

しかし、一部の発電所では手動でオン・オフを制御していたため、全域停電のはずが旭川では普通に電気が使えるような事故(笑)もこの時は発生しました。このような事故(笑)を防ぐため、現在は、どこかのローカル発電所がダウンすると、同期信号が発信され周囲の発電所が連鎖的にダウンし、美しき国民神話を守るようなシステムが作られています。

つまり、早期復旧したJR路線は、同期信号によって電力供給を一時停止させられていただけなのです。ですからJR東日本が民放に説明したと思われる画像1は、神話に合わせた全くのデタラメであると断言できるのです。


■それでは事故原因は?
以上までは、既に他の記事でも解説したことがある内容でした。しかし、今回注目すべきなのは、「爆発音が聞こえた」という証言と、映像に見る火災規模が極めて大きいことです。

私も当初は過給電によるコンデンサー類の爆発事故かと思ったのですが、爆発音が非常に大きかったという別の証言と、動画に写る火勢を見てそれはないと判断しました。

私の導いた結論は以下となります。

 地下アレの爆発事故

おそらく燃料が熱暴走を起こし炉内で水蒸気爆発を起こしたのでしょう。同時に施設が出火したものと思われます。こんな場合でも通常は地下施設内で閉じ込められる設計のはずですが、今回の場合は事故の規模が余りにも甚大で、地上への導管を通して施設内の爆風と火が一気に上がって来たものと考えられます。

そうなると、毒性排出物(敢えて明言しません)による健康被害が最も心配されるのですが、いつもの情報筋に問い合わせて確認したところ、幸い深刻なレベルには至ってないとの回答を受けました。もしもこれが深刻なレベルなら、こうして記事を書くのは躊躇われていたことでしょう。

最後に付け加えておきたいのは、実は地下奥深くで起きている同種の事故は、私の観測ではここ数年増加傾向にあります。ほとんど表面化することがないので、気にする方はほぼ皆無かもしれません。しかし、今回のように事故が地下に閉じ込めきれないケースも実際にあるのです。

この問題は、私たちが享受する都市機能の利便性、その負の遺産として、何10年もの間ずっと積み重ねられてきたものです。ですから、一朝一夕に解決するものではありません、しかし、いよいよその大きな負債を抱えられなくなる時節が近付いてきました。地下アレの老朽化が主原因と考えらえますが、これからも電気設備の突然の停電・爆発・炎上などが増えてくるでしょう。

本来なら、この問題について説明しなければならないのは日本国政府経団連、電力会社やJRなのですが、今回の報道を見ていると、隠しはしても事実を公表する気は更々なさそうです。

私のブログは無力な存在ですが、分かる人には伝えておきたい、そして、孫・曾孫、そのもっと先まで続く国民共通の問題としてこれを認識し、また共有する。まずはそこからがスタートであると思い、ここに記した次第です。

追記(10/12) 醤油会社と地下開発

蕨変電所で爆発事故があった当日、次のニュースも流れました。実はこれまでにも千葉県銚子市にある醤油工場について、遠回しにその存在を示してきました。今はまだ詳しいことは伝えられませんが、日本の醤油メーカーは薬物原料の他にも地下開発に関わる重要な原料を密かに生産しています。古代から続く醤(ひしお)製造のノウハウがそこに活かされているのです。驚くのはこの話が123便事件にも関係してくることです。

関心のある方はその生産物が何であるか、過去の(新)ブログ記事の中から見つけ出してみてください。これらの企業にも全日本国民に向けて重大な説明責任が課せられています。

 ヒント:黄色洋菓子

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引用元:YAHOOニュース(日テレNEWS24) https://news.yahoo.co.jp/articles/1d542189ac5375071a86b0b844039985035b08e8



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