やっぱり、天候やら諸条件の問題で打ち上げ日が変更になるって、宇宙喜劇においてはもはや定番のシナリオですよね。見ている方も、その方が何故だかドキドキしてしまうのです。たいへん素晴らしい演出です!
https://x.com/JAXA_jp/status/1806575863485575526?t=qaEUXxPoIA13SGfYuZSPWg&s=06
昨日27日の記事「少しだけ真面目な質問」で、宇宙空間における推進方法について、本当に少しだけ真面目な質問を書かせていただきましたが、なんと!こんな偶然もあるのかというタイミングで、JAXAさんが理論構築されたという、新しいタイプのイオンエンジンについて詳細な解説が掲載されていました!
https://x.com/ISAS_JAXA/status/1806539308662415386?t=vphhSIO6PwzWK8yd8e7NBA&s=06
リリース記事を読むと、要するに、これまでは機外に放出するイオンは、イオン溶液を一旦プラズマ化して得ていたものが、多孔質エミッタによってそのプロセスが省略でき、よりエンジンの省エネ化、小型化に目処が立ったというものです。
その研究自体は非常に素晴らしいものです。
でもですね、これって原理としては反動型推進エンジンであり
宇宙空間では全く役に立たない
のですが、こちらの研究者さんたちはそれを分かっているのでしょうか?
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もっとも、研究分野では表向きの開発理由と実際の使用目的が違うケースなんてざらにありますから、私の場合は、この研究が本当は何に使われるのか、そちらの方に興味があります。
もう一つ考えられる理由があるとすれば
小難しい理論があった方がそれっぽいし、カッコイイ
からではないかと思います。まさにそれこそが、宇宙喜劇団が担うべき、人類の夢と希望と笑いを実現する上で欠かせない、重要なフレーバーであると言えるでしょう。
ロケットのような大道具から、難解な理論の構築まで、そのカバー範囲の広さと細部への作り込みこそが、宇宙喜劇団最大の魅力なのです。
さて、打ち上げ日時が1日ズレてしまったようですが、この心憎い演出に私たち宇宙喜劇ファンも寛容さと満面の笑みでお付き合いし、大いに応援しましょう!
神代四の年に記す
管理人 日月土