軽音楽カルチャーから足を洗って何年経ったのか、私が最期によく聴いてたのは、ピッチカート・ファイブでしたね。それからの流行りについては全く疎いままです。
懐かしい(T.T)
ですから、知人から「Mrs.Green Apple (MGA) のミュージックビデオ(MV)が差別表現で批判され、お蔵入りになった」と聞かされても
んっ? 何それ?
といったような感じだったのです。
問題のMVから
その方、お子さんも含めて親子でMGAの大ファンだったらしく、今回の一件はそれなりにショックだったとか(知らんけど)。ただ、それに加えて少し気になることも、例えば
ある時、曲調がガラッと変わったんだよね
などなど、以前からのファンとしては看過できないのだとか。
それで、重い腰を上げ、MGAの問題の曲「コロンブス」を聴き、また歌詞を確認し、そして今回の差別的表現に関するネット上のコメントを多数見させて頂きました。
コメントの中で、かなり的を射た意見だなと思ったのは
スポンサーは放映前にチェックしなかったのか?
というものです。
スポンサーのコカ・コーラさんと言えば、マーケティング業界ではお手本にされるくらい、広告宣伝などのパブリシティに長けている企業として知られています。当然、最近うるさくなっている企業コンプライアンスなどに対しても、いち早く対応しているだろうと、普通に考えられる企業なのです。
私もその意見に同感で、コカ・コーラさんがチェック漏れなど、そんなヘマをするとは考えにくく、あるとすれば、
最初から炎上騒ぎを想定したマーケティング
だったのではないかと、一番に考えられるのです。
そんな、企業イメージを悪くするようなことをわざわざするのか?というのが、多くの方のご意見かもしれませんが、もしもこれが、一企業の思惑を超えたものだとしたらどうでしょう?むしろ、この騒動こそが、コマーシャルフィルム(CF)に組み込まれた本来のメッセージを伝える格好の場となり得るのです。
■「アップル」の意味
私はクリスチャンなので、「アップル」と聴くと、まず最初に聖書の創世記に書かれた「アダムとイヴが食べた禁断の林檎」を思い出します。
MGAは「Mrs.」とあるように、女性を指していますから、アダムとイヴのどちらかと問われれば、迷うことなくイヴを指すことになります。
ところで「アダム」はヘブライ語のאָדוֹם (アドォム)の音に近く、アドォムの意味は「赤」なのです。つまり、色のグリーンを指定している段階で「アダム(赤)ではない方」、すなわちイヴを指していると解釈できるのです。
ですから、MGAという音楽ユニット名自体が聖書の「イヴ」を表していると言えなくもないのです。
アニメ「メタリック・ルージュ」からルジュ(赤)
見た目は女性だが、聖書の「アダム」を模しているのが分る
同作品からナオミ・オルトマン(ドイツ語で「代わりの人間ナオミ」の意)
神が自分に似せて創造した人間(アダムとイヴ)のことか?
■歌詞に刻まれたメッセージ
はっきり言って、これが現代の日本語なのかと思うくらい、歌詞全体については意味不明の表現が多いと感じました。しかしその中でも、これは?と思った箇所が幾つかあったので、それをピックアップしてみます。
[Intro]
いつか僕が眠りにつく日まで
詩文における「眠り」とは、時に「死」の暗示であることは、一応気にしておくべき点です。
[Verse 1]
気まぐれにちょっと
寄り道をした500万年前
あの日もやっぱ君に言えなかった
「500万年前」は単純な詩的誇張とも取れますが、何故500万年前なのか?コロンブスのアメリカ大陸発見が、世界史の教科書では1492年と一応500年前ですから、その数字を誇張しただけなのかもしれません。
しかし、古神道の思想には、五十が諸国、五百が日本、五千が世界という考え方があり、そのロジックを用いれば、この500は
日本を指している
といるとも読めるのです。そして、このフレーズにはイントロと同じく「日」の文字が埋め込まれています。
[Verse 2]
偉大な大発明も
見つけた細胞も
海原に流れる
炭酸の創造
ここでは、現代文明を発展させた「偉大な大発明」、見つけた細胞とは「遺伝子工学」の発展や細菌やウィルスなどの発見を指すとも考えられますが、それらが海に漂う「泡のようなもの(炭酸)」と言ってるように読めます。
[Verse 4]
文明の進化も
歴代の大逆転も
地底の果てで聞こえる
コロンブスの高揚
「地底の果て」とは「地中深くで」ということなのでしょうか?コロンブスは地中深くから地上の文明の進化や地上社会の変遷を興奮しながら見ていたと読めますが、どうなのでしょうか?
Youtubeなど今回の件に関する投稿動画の解説によると、このMVでは、MGAのメンバー3人(日本人)が扮するコロンブス、ナポレオン、ベートーベンが、猿の着ぐるみを来た類人猿(演者はどうも外国人ぽい)を教育したり、車を引かせるなどして、それらが米国大陸の原住民を侮辱している様に受け取らたとのことですが、上述したように歌詞の一部に目を通しただけでも、そんな程度では収まらない何かもう一段奥にある意味を感じます。
さて、この曲の最後の歌詞は次の様に締め括られています
[outro]
出会いや別れを繰り返すんだ
潤んだ瞳の意味を生かすには
まず1個 宝箱を探すんだ
「出会いや別れを繰り返す」とはどういうことなのか、そして「宝箱」とは何なのか?
以上を総合的に解釈しようとしたとき、これまで(新)(真)(神)ブログで述べてきたことの一つ一つが繋がってくるのがお分かりでしょうか?キーワードを整理すると次のようになります。
・イヴ
・いつか死ぬ日(日本?)
・日本
・海を漂って来た発明
・地底から見られている地上文明
・繰り返し(ループ)と宝箱
これらが、どのように繋がるのか、イヴを「少女神」と置き換えると少し分かりやすくなるかもしれません。なお「少女神」については(神)ブログを参考にしてください。
地底の話については、「地下アレ」などの表現で既に数多く示唆していますし、飛行機などを実際に浮上させているのは、航空力学に拠らない出自不明のブラックテクノロジーであることも、既にブログ上では述べています。
そして、以上から読み解ける最も強烈なメッセージとは
(MVで)未開世界を牛耳る日本が(SNSで)大炎上した
という事実そのものなのです。これはイントロ部分の「眠り(死)に就く日(日本)」の暗喩にも重なってきます。
以上、かなり粗っぽい組み立てとなりましたが、お分かり頂けたでしょうか?まだブログで述べていない、古代・超古代の日本と世界の関係を知らないと難しいかも知れませんが、これを理解した時、何故、米国資本のコカ・コーラ社がこのCFを世に出したのか、私は大いに納得したのです。
最後に、(神)ブログ記事「神武天皇と三嶋神」で、次の様な古代天皇の系図を掲載しましたが、その男女の配色に今一度ご注目下さい。ただの酔狂でこのようにした訳ではないのです。
赤い林檎と碧い林檎
神代四の年に記す
管理人 日月土