(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

中国新幹線事故 - 中国を笑えない日本

この記事は、(新)日本の黒い霧「認めたくない、日本の憂うべき現状(11) - 夢の原子力超特急」の補足説明記事となります。

数年前、中国の新幹線が事故を起こし、その処理について話題になったことを覚えておられるでしょうか?

人命に対する扱い方が違う?高速鉄道を埋めたのは間違っていなかった=中国
2015-12-08 15:29

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  2011年7月23日、中国で高速鉄道の衝突事故が発生した。多数の死傷者が出たにもかかわらず、当局がすぐに事故車両を地中に埋めるという処理を行い、世界を驚かせたのも記憶に新しい。当局の処理方法をめぐっては中国のネット上でも批判の声が相次いだ。

 中国メディアの澎湃新聞網は3日、高速鉄道技術の第一人者に対する取材記事を掲載し、「衝突事故の発生後、私は高速鉄道のためにあえて声をあげることにした」と題する記事を掲載した。

 記事は、中国高速鉄道の開業から輸出事業の推進に至るまでの軌跡について論じているが、なかでも日本との競争や衝突事故に焦点が当てられている。高速鉄道の衝突事故の直後、当局が事故車両を埋めたことについて、当時の鉄道部の関係者が「高架橋の下が泥沼で、救助を首尾よく行うためにしたこと。あなた方が信じるか信じないかは勝手だが、私はこの説明を信じる」とコメントしたことは、中国国内でも激しい批判にさらされた。(以下略)


引用元:Searchina http://news.searchina.net/id/1596444?page=1

 

この時の日本のメディアやネットの反応は極めて嘲笑的だったと私は記憶しています。何を隠そう、私もこの時は、中国の事故処理方法を大雑把過ぎると呆れていたのを思い出します。

しかし、この記事を借りて、改めて本件について論評させて頂きます

 国鉄道部の事故車両埋設の判断は正しかった

と。

この事故で、追突した側の中国高速鉄道CRH2型とは、中国鉄道部が日本の川崎重工業車輛カンパニー(*1)から購入したものです。日本のE2系新幹線がベースになっています。

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(左)中国CRH2型、(右)JR東日本E2系

(新)ブログの同上記事で記述したように、E2系がデビューした1997年以降、日本の新幹線には原子力燃料電池(以降 NFC = Nuclear Fuel Cell と記述)が補助電源として搭載されていたようなのですが、中国向けの輸出モデルだからといって、車両設計の根幹部分である、電力供給系の設計を大幅に変えることは、コスト的に見合わないと考えるのが自然です。日本のE2系NFC仕様ならば、中国のCRH2も当然NFC仕様であったはずです。

*1: Wikiによると、川崎重工以外の車両製造所に、日立製作所笠戸事業所、東急車輛製造日本車輌製造があります。この中で原子力の高度技術を有しているのは日立製作所と見るべきでしょう。


ブログ記事の中で、もしもNFCが設置されている先頭車両が事故で大破した場合、事故現場周辺が放射能汚染されてしまう危険性を指摘しましたが、実はこの時の事故こそが、その危惧されたケースであった可能性が高いのです。

私がNFCの存在を知っている事故処理担当者ならば、放射能の拡散を防ぐため、またNFCの存在を一般市民に気取られないようにするため、真っ先に汚染車輛の埋設を指示するでしょう。逆に、埋設処理というちょっと信じられない事故処理を中国鉄道部が実行したという事実こそが、日本の新幹線が危険なNFCを搭載していることの証明になってるとも言えるのです。

 

過去の自分自身を含め、あの時、中国鉄道部の判断を笑った全ての日本人読者さんにこれだけはお伝えしたいです、

危険な原子力燃料電池車両を輸出し、埋設処理の原因を作ったのは日本なのだ

と。それを知って笑っていられますか?

NFC車両が全国を駆け巡る日本で、いつ同様の事故が起きないとも限りません。新幹線車両の埋設処理は、今日、または明日にでもこの日本で見ることになるかもしれないのです。本来ならば、現在運行されている危険な新幹線車両は全て停止させるのが筋でしょう。原子力政策を扱う経済産業省、鉄道事業を監督する国土交通省、健康医療行政を預かる厚生労働省、どこでもよいので、すぐに運行停止命令を出してください。

それができないのなら、政府・官庁・大企業がまとめてグルであったと認定するだけの話です。国民の生命はそっちのけで、そんなに天下り先が恋しいですか。電力会社は元より、日立・三菱・東芝三井化学伊藤忠・JR ・トヨタ・味の素、etc. ‥廃棄処分方法も考えず日本中・世界中に核をばら撒く売国企業に未来があるはずもないし、そこに恋々と老後の安らぎを求める官僚や政治家の治める国が、これから先も続くはずがありません。


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管理人 日月土

日本は法治国家なのか?

関連ブログ(新)日本の黒い霧がアクセス妨害工作を受けております。一部のアクセスをウィルス配信サイトに転送するという極めて悪質なやり方で、管理人の私でも中々気が付かないような手法自体に非常に陰湿なものを感じます。

既に、今回の妨害工作に関与した企業及び個人を特定し、さらにその指示系統までを追跡することができました。警告を4月2日に出し、反省して解除頂ければ不問にするつもりでしたが、昨日4日の時点で解除が行われていなかったため、警告で予告した通り、実名を少しずつ公表していきます。今後は、解除された時点で公表の必要性を再度検討したいと思います。

私もかつて通信技術に関わっていたので、通信上のデータを守るという職業的使命を裏切ることがどれほど屈辱的なものかわかっているつもりです。ですから、ことさら末端のエンジニアを責めるつもりはありません。責められるべきは、世の中で自分に都合の悪い事実を隠し通そうとする、いわゆる権力者と呼ばれる方々だと思っています。

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ブログ(新)日本の黒い霧妨害工作指示系統(4/9更新)
奥の院の担当者には直接会いに行くつもりです
なので警察も公安も余計な邪魔をしないでください

上図は、私の情報網が独自に掴んだ、ブログ妨害工作の指示系統です。このチャート図を見て分かるのは、日本国政府に対して指示を出すような系統が存在していることです。おかしいですよね、日本国政府は国権の最高府であるはずなのに。これはつまり、国会で何が決まろうと、司法判決でどんな決定が下されようと、それとは全く別の指示系統が政府を動かしていることに他なりません。つまり、日本という国は真の法治国家でもないし、民主主義国家でもないことを意味しています。すなわち、私たちの見ている社会、そこにあると信じている社会そのものが共同幻想社会だということです。そして、その民衆の幻想を報道・芸能・宗教・偽学問・偽史、etc. などを通して管理運営しているのが、世界運営機関とでも呼ぶべき特権集団なのです。このブログの読者さんにとっては、今更な話かもしれませんが。

■海外エネルギー資本
ここら辺は実名を出さなくても、その辺の陰謀論にいくらでも登場する方々であることは容易に想像できるでしょう。一部実名を示した秋月某とは、数ある彼らのメッセンジャーの一人でしかありません。この度、地下原発という長年に亘り彼らが密かに進めていたエネルギー戦略が暴露されようとしている訳ですから、今回の関与は当然と言えば当然と言えます。

■海外王族
これもその辺の陰謀論と同列に見られそうで嫌なのですが、大資本の実質的オーナーが長い歴史の中で、権力・財力・人脈、そして統治の経験を培ってきた王族の血統であることは、普通に考えてもそれほど無理のある解釈ではないでしょう。今回は英国王室が絡んでいると情報が入り、世界の原子力エネルギー戦略に英国王室が大きな影響を与えていることを示唆しています。そういえば、英国が日本製の原発を導入するとかしないとか話がありましたよね。しかし、エネルギー政策を担当する英国王室のセクションとは、実はウラン資源の眠るカナダに置かれていたりします。そして、そのカナダはフランスブルボン王家の強い影響下にあります。英国にフランス、どちらも幕末の日本に軍事的干渉を行った国家として知られていますよね。本当は日本とどんな密約があったのでしょう?

奥の院
大抵の陰謀論は、海外大資本や現地王族を叩いて終わりなのですが、実は彼らの先にまた指示系統が控えています。それが日本にあることは、最近は陰謀論者の中でも気が付く方がだいぶ増えて来たようです。奥の院とは便宜上の呼称で、私の場合は地下政府とか呼んだりもします。また裏天皇とか裏皇室、枢密院とか世界支配中枢等々、人によって色々と呼び方はあるようですが、向こうが正式名称を名乗る訳でもないので、呼び名についてはちょっと整理した方がよさそうですね。今回の場合、東京都内に住む特定の人物まで辿ることができました。年齢は70代前後で神職をされている方です。このクラスの方々は本当に戸籍がなかったり、偽装死されていたりするので、追跡は非常に難しいのですが、今回はたまたま人物特定に至ることができました。

 

以上のような世界的指示系統が成立する大きな理由があります。それは以下の2つの事実です。

・世界の都市は地下原発の電力で運営されている

・日本は世界最大の核燃料生産国である

 要するに、日本が核を回さないと世界中の都市が停止してしまうのです。各国はそれをよく分かっているので、絶対に核燃料の生産拠点である原発を狙ったりしないのです。福島は唯一例外でしたが、その代償があまりに大きいことは世界も学んだばかりなのです。ですから、IAEA(国際原子力機関)の監査なんぞは、ただの茶番でしかなく、どの国も国策として核燃料の安定供給を求めており、各国申し合わせて燃料の配分を決めているというのが、どうやら真相のようです。

陰謀論ではもっぱらオイル・ダラー米国中心システムを経済エネルギー戦略や謀略の基軸におく論調ばかりなのですが、現実世界では、実はウラン・円システムで日本を中心に回っていたのです。陰謀論者の中でかつてこれを指摘された方がいるでしょうか?結局、陰謀論を唱える人も見えざる世界戦略に翻弄されていただけなのです。以上のような状況を鑑みると、核戦争が起きる前に、生活核で人類が滅びる可能性の方がはるかに高く、破滅の道を牽引してるのは日本である、それだけは明確に断ずることができそうです。


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管理人 日月土

警告!首都圏テロに注意

緊急、第2のサリン事件が計画されています

東京に通勤・通学されている方は注意。移動時に何があっても冷静に。

心ある警視庁関係機関に厳重警戒を要請します。川を越えた辺りが要所です。

警告メッセージ (04/04/2018)

Gooブログ(新)日本の黒い霧へのアクセスを通信経路内でウィルスサイトへ転送している主体が特定できました。

警告から2日経っても転送フィルタリングが解除されていないようなので、お約束通り実名を公表します。まず日本国政府の要人に指示を伝達した人物の苗字から
秋月さん
私の出身大學の先輩ですね。指示を受けた要人は、大臣まで務めた大物政治家の息子議員。当然この伝達人に指示した方もいらっしゃいますが、解除が行われるまで、少しずつ情報を出していきます。フィルタリング設定を強要されたエンジニアさん、あなたの職業プライドを傷つけたのがどんな人たちなのか、よく見ていてください。

 

04/01/2018 枠内追記です

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軍事大好きのあなたがクーデター計画の政府側首謀であったのには別に驚きませんが、宮内庁の内通者を通じて、今上天皇に毒を盛ろうとしたのは如何なものでしょうか?似非愛国者の化けの皮が剥がれましたね。戦争ゴッコは、お友達の麻生君でも誘って、どうぞご自宅のおもちゃでお願いします。

さて、オウムに殺されたとされる坂本弁護士の自動書記。犯人はやっぱり公安かぁ、分かってましたけど。信じる信じないはご自由ですが、高圧電線に50万ボルトの電気が流れていたと何10年も信じていた非科学な人に、これを非科学的だと語る資格はないと思います。科学性云々を論じる前に、オームの法則(オウムではありません、念のため)という小学校レベルの理科を勉強し直した方が建設的だと言うものです。

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なお、上書記中の証拠の残らない毒ガスとは、元聖路加国際病院の院長であられた世界的毒ガスの権威こと日野原重明先生が、戦時中731部隊に所属していた時に開発されたものです。123便事件でも使われたやつ(写真右)です。731部隊とは言っても満州の出先ではなく、千葉県成田市にある本部のことを指します。現在の成田空港とその周辺で、空港闘争など遠い過去となった今のご時世でも成田公安が厳重警備するエリアです。戦争前にここで生み出された毒ガスは、旧独軍に提供され、あのアウシュビッツでも使用されました。人体実験ですね。杉原千畝の人道的活躍を誇りに思うのも結構ですが、一方で、同じく日本人が非人道的な苦しみを人々に与えたことも忘れてはなりません。

地下鉄サリン事件の被災者を大量に受け入れたことにより、日野原先生は、災害時医療に先見の明があった名医として紹介されることが多いですが、上記の経歴でお分かりになるように、先生と国家謀略機関(=現在の公安)との関係は深く長く、同事件が発生することを予め聞かされていたのが実際です。坂本堤弁護士一家殺人事件から3年後、そして地下鉄サリン事件が発生するわずか3年前の1992年、災害医療に対応した新病院を開設し、救急部を新設した事実にその痕跡がはっきりと認められます。多くの被災者を受け入れた最大の目的とは、検体による毒ガス兵器のデータ収集と、万が一都合の悪い結果が外部に漏れるのを防ぐことに他なりません。これこそが、日野原重明先生の知られざる悪魔の顔なのです。

以上は、お亡くなりになられた日野原先生に代わって、贖罪のための告白を代弁したつもりです。同じクリスチャンとしてせめてもの慈悲だと思ってください。日本人がそんな悪いことをするはずがないと思っている読者さん、目の前に現れた犯罪を米国や隣国に擦り付けたい気持ちは分かりますが、あなたが今使っている電気がほぼ100%原発由来の電気であること、新幹線も原発の電気で動いているという現実を知ってから結論を出しましょう。高度に集積化された原子力技術と、それに伴う放射能汚染を世界中に輸出しているのが日本なんです。都合の悪いことはあなたに何も知らされていないし、あなたも知ろうとしなかっただけなのです。

03/30/2018 枠内追記です

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NYダウ情報にて応答が観測され、こちらの暗号情報が伝わったことを確認しました。多くの読者さんにはチンプンカンプンかもしれませんが、海外機関の一部は本件にたいへん注目しているようです。

このブログの読者さんの中に、株価が市場原理だけで決まっていると信じる古典的投資家さんはいらっしゃらないとは思いますが、もしそう思われるならスルーしてください。株価は神の見えざる手によって決まるのですよ、アダム・スミスも言ってるように。

business.nikkeibp.co.jp「米国最高首脳が今オウム実行犯に接見する理由」


今回、結社の参謀を務めるのは真言宗の高僧、摩利支天隠形法をよく使う方のようですが、さてはて仏魔も極まれりです。武士受けする加持祈祷ばかりやってきたせいか、人殺しばっかり得意になって、そんなの仏じゃなくて悪魔だってまだ気が付かないのでしょうか?天台に真言、千年歴史があったとて、やってることはオウムと同じ。

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3月29日 日経平均

細かい説明は省略しますが、本日の日経平均にテロまたはクーデター計画の作戦指示と思われるサインが出ました。また、別ルートで地下鉄サリン事件の時に暗躍した、国家公安子飼いの殺人結社が全国から首都圏に集結中との連絡を受けています。結社の皆さん、さっさと高野山にお帰りなさい!

私のブログで改めて説明することではありませんが、地下鉄サリン事件などのテロ事件はもとより、信楽高原鐵道列車衝突事故、福知山脱線事故123便事件などの偽装事故。神戸連続児童殺傷事件、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件などの冤罪事件。グリコ森永事件のような未解決事件。これらは皆、国家を支配するカルト集団によって計画的に引き起こされた事件です。現在、地下原発について真相を追求しているところですが、彼らの歴史的暗躍振りがいよいよ表に出ようとしているこの時、テロやクーデターで騒乱と統制を求めるのは既定路線です。狂った歴史をもう繰り返させてはいけません。

この連絡が杞憂に終わることを祈ります。


関連記事:
 やめてと言ったはずですが


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管理人 日月土

送電線は空きだらけ

この記事は(新)ブログ「認めたくない、日本の憂うべき現状(9) - 大電力送電の大嘘」の補足記事です。

(社説)再エネの普及 送電線の「空き」活用を
2017年11月9日05時00分

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 風力や太陽光など、再生可能エネルギーによる発電を普及させていくことは、脱原発と温暖化対策の両立に欠かせない。

 ところが、送電線への接続問題が大きな壁としてたちふさがっている。送電線を持つ電力大手が「空きがない」と主張し、再エネ業者が何年もの期間と多額の負担金がかかる送電線増強を嫌って計画を断念する。昨春、東北電力が北東北で「空き容量ゼロ」と発表して以来、そんな例が各地で相次ぐ。

 本当に空きはないのか。京都大学の研究グループが青森と秋田、岩手、山形4県の基幹送電線について、全国の送電網利用を監督する公的機関が公表したデータを基に分析すると、実際には2~18%余りしか使われていないことがわかった。北海道でも同様の結果だった。

 電力大手各社は空き容量の計算方法の詳細を明らかにしていないが、基本的には先着順に接続契約している発電設備がすべてフル稼働した状況を前提にしているという。今は止まっている原発はもちろん、未完成の原発なども計算に含めている。(以下略)


引用元:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S13219740.html

 

 

上記記事ですが、そんなもんだろうということは初めから分かっていました。だって、長距離送電なんてできないのだから。活用すると言っても、近距離区間でならともかく、長距離送電を想定しての論説なら、それは無理というものです。電力会社が計算方法を開示していない事実が、その理由を如実に物語っていると思いますが。

私がブログで書いたことを、オカルトだSFだとおっしゃる方もいらっしゃいますが、高圧電線にとまる鳥を見ていながら50万ボルトの高圧電流が200㎞先に送電されていると信じる方がよっぽどオカルトでSFです。何でそんなことになるかと言えば、理知で判断せず常識で判断するからです。常識というのは必ずしも検証された真実でなく、ただの多数派意見です。まず常識を疑うことから始めなければ、世の中の真理・真実に到達することなどできません。それも123便事件の調査経験から学んだ教訓の一つです。


さて、(新)ブログ「大電力送電の大嘘」の補足説明をしたいと思います。まず、同記事の大事なポイントを2つ挙げておきましょう。

 (1) 電圧を上げて送電効率が良くなるという事実はない

 (2) 高電圧は抵抗を上昇させ、送電効率を落とすだけ(*1)

*1 一般送電線において高電圧(1万ボルト前後以上)は高電流を発生させ、高電流はその2乗に比例して磁界による抵抗を増加させるため。強電の世界ではオームの法則は単純に適用できない。

勘違いされないよう申し上げておきますが、全ての場合に長距離送電が不可能と言ってる訳ではありません。高電力、すなわち、電圧と電流の掛け算が10百万ワットを超えるような電力を長距離送電できないという意味です。

長距離送電できるケースを考えましょう。例えば、断面積が100㎟の銅線なら、1㎞当たりの抵抗は約0.2Ωです。オームの法則がまだ成立する1000Vを直流で送電し、仮にこの区間に20A の電力が流れたとすれば、1km当たりの電圧降下は

 0.2(Ω) x 20(A) = 4(V)

そこから、1km 当たりの送電損失率は

 4 / 1000 = 0.004 ( 0.4 % )となります。

よって、100%損失する距離は

 1/(0.004) = 250 (km)

となり、250km 先に10A の電気を流すことができます。ただし、これでは受電側の電圧はゼロになってしまうので、受電側に100V以上の電圧を残すためには、以下の式より

 V - 4(V/km) * 250(km) > 100

 V > 1100

と電圧を100V 加圧する必要があります。しかし、抵抗が同じで電圧が上がれば電流も1.1倍となり結局全電力を損失してしまいます。実際には受電口から先の抵抗が加わりますので、必ずしも送電区間だけで電流値が決まる訳ではありません。同じ理屈で加圧なしでも電流は流れますが、必要電圧が取れないなど提供品質の問題が発生します。そこが電気の難しいところでもあります。

なんだ、長距離でも送電できるじゃないかと思われるかもしれませんが、100V / 20Aというのは一軒家分の電力でしかありません。100㎟銅線の重さは1km当たり、0.9tあります。そこから250㎞に這わせる銅線の重さは

 0.9(t/km) x 250 (km) = 225(t)

となります。並銅の価格を650(円/kg)とすると敷設する銅素材だけの価格で

 650(円/kg) x 1000(kg/t) x 225 (t) = 146,250,000 (円)

1億4千6百万円となります。

常識的に考えれば、家一軒のために、1億円以上もかけて配線する経済的意味はありません。送電対象が、もしも中都市レベルの3万戸ならば、上記の価格に3万をかける訳ですから、4,387,500百万円 = 4兆4千億円にもなります。

そんなに予算をかけて採算がとれるはずもなく、だいたい3万本もの電線を架空で吊り下げられるはずもありません。1km渡しで2万7千トンにもなる訳ですから。

要するに、高電圧では物理的に送電距離の限界があり、低電圧にも経済的な限界があるのです。すなわち、長距離送電は事実上不可能なのです。ですから、この前提で改めて問いかけたいと思います。

 (1) 私たちの使う電気はどこから来ているのか?

 (2) 遠隔地にある発電所の本当の目的は何なのか?

 (3) 高圧電線の本当の目的は何なのか?

(2)などは、全ての原発に当てはまる話です。再稼働しようがしまいが、都市部の電力事情に全く関係ない。なのに、なぜ再稼働が急がれ、都市住民が事故のリスクを負わされ、なおかつ経費が都市部の電気料金に上乗せされるのか、この不合理を電力会社や経産省は説明すべきです。それがなければ、何かやましい別の目的があるとみなすしかありません。おかげさまで、それらの答えはかなり分かってきました。そして、隠された事実関係を知れば知るほど、私たちが住む現代社会が、如何に恐ろしい基盤の上に成り立っているのか、その実態が見えてくるのです。

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さいたま新都心の政府高官専用地下シェルター
ラフレ・郵便局の下辺り。脱出用リニアも敷設済み

電力政策を進めて来た経産省の皆さんには、なるべく早く真実を開示するようタイミングをよく考えてほしいです。いざとなったら、どさくさにまぎれて埼玉新都心駅の地下にある政府高官及びその家族専用シェルターに逃げ込む算段かもしれませんが、それは、心ある埼玉県民が絶対に許しませんし、あなたたちのプライドと良心が許さないでしょう。それら公共物を利用する権利は一般国民に等しくあるのです。数10年にも亘って電力会社と結託し国民を欺いて来たその事実を、今こそ明らかにしてください。

地下シェルターの存在を知らされていなかった各省庁の官僚さん、おそらく部局長や参事官より下位のあなたは、最終的に国に見捨てられる存在だったのですよ。現場で一番苦労されているのにね。今ここでそれを再認識してください。


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管理人 日月土

玄海原発の再稼働は何のためか

この記事は(新)ブログ「認めたくない、日本の憂うべき現状(9) - 大電力送電の大嘘」の補足記事です。

3号機再稼働 九州経済界は歓迎
毎日新聞2018年3月24日 西部朝刊

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九州の経済団体や企業のトップからは「電力の安定供給の確保が一歩進む」(麻生泰九州経済連合会会長)などと歓迎する声が相次いだ。

 麻生会長は「電力の安定供給と経済性の確保は(地域企業が)持続的な経済成長を図る上で大前提となる」とのコメントを発表した。九州では電力不足に陥った2012年7~9月、鉄道会社が節電対策で運行本数を削減した経緯がある。西日本鉄道の倉富純男社長も「電力安定供給には(原発の)稼働が非常に大事だ」と理解を示した。

引用元:毎日新 https://mainichi.jp/articles/20180324/ddp/008/040/016000c

 もうお分かりかと思いますが、原発再稼働報道にことさら反応するつもりはありません。なぜなら、地下に作られた原発が何千、何百も稼働している現実を知っていると、ここだけを注視する意味合いがないからです。むしろ、再稼働問題だけに耳目を奪われることの方が心配になります。

この問題の本質とは、原子力から決別するか否か、それだけだと思いますから。地上の原発で特に注意しなければならないことがあるとすれば、一たび事故が起きれば、破壊的環境汚染が数10㎞、数00㎞先にまで及ぶことにあります。それは福島から学んだはずだし、地下原発に比べてより深刻度が高い問題であります。だからと言って地下原発を歓迎する訳ではありませんよ。事故があれば、その汚染物質が地上に漏れ出ることは必定ですから。その好例が最近の名古屋だったのです。

地方の大規模発電所で生産された電力が都市の産業基盤に何ら貢献してないことは、(新)ブログの記事「....大電力送電の大嘘」に示した通りです。その仮説を元に、玄海原発が如何に、近隣都市に貢献せず、住民に危険ばかりを押し付けているのかを下図でご確認ください。

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赤は玄海原発の大電力送電可能範囲(約20㎞)
黄は福岡、佐賀都市部への大電力送電可能範囲
範囲内であっても距離が離れると電力ロスは大きい

近隣都市に電力供給するというなら、本来は上図の黄色の範囲に発電所がないとおかしいのです。そして、大規模発電所が無いにもかかわらず、福岡・佐賀の両都市の電力需要が満たされているとするなら、黄円の範囲に見えない電力供給施設=地下原発があるとみなさねば説明がつかないのです。

玄海原発の問題を真剣に考えておられる方は、まず、玄海原発が本当に近隣都市の需要に応えているのか、それを徹底的に追及してください。そして、応えていないことが判明したら、原発のエネルギーが何に使われているのか、都市の電力がどこから供給されているのか、その議論を始めて下さい。そこから原発問題の本題が始まるのです。


それにしても、九州経済界は呑気なものですね。M田天皇のお膝元であるから安心しているのでしょうか?麻生泰さんといえば、渦中の麻生太郎財務大臣のお兄様ではありませんか。後先考えないところはまさに兄弟ですね。モリカケ問題同様、九州経済界の表舞台で吊し上げにされないよう、ご注意ください。

麻生さん、原発に再稼働してもらいたい理由とは、例えば下記事のような理由ですか?

自己完結の水洗トイレ開発 水道、電源、くみ取り不要 福岡の企業 災害時の活躍見込む
2018年02月08日 03時00分 更新記者:石田剛

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 九州電力グループのニシム電子工業(福岡市)は、水道も電源も汚物のくみ取りも不要の水洗トイレを開発した。微生物で汚物を分解するバイオトイレの一種で、従来の製品より維持費が抑えられるのが特長。災害時の避難所やイベント会場、観光地などでの需要を見込み、2018年度に販売を始める計画だ。

 開発したトイレはタンクの水で汚物を流して微生物で処理、水を再びタンクに戻して利用する構造。汚物は水と二酸化炭素(CO2)に分解し、汚泥がほとんど残らない。使用状況によるが、数時間で処理できるという。太陽光発電設備と蓄電池も備え、外部の電源なしで電力を賄える。(以下略)

引用元:西日本新聞電子版 http://qbiz.jp/article/127664/1/

 九州電力のグループ企業が作った、自己完結トイレ。素晴らしいですね。福岡市に隣接する春日市の地下施設でも採用され大好評だとか。地下で太陽光発電というのも何だか素敵です。ちょっと残念なのは、電源に原子力電池を使っていることでしょうか。長期交換が不要とはいえ、廃棄する時に原発と同じ問題が起きてしまいますが、どのようにお考えなのでしょうか?そもそも、危険物に関する法令はクリアされているのですか?まさか玄海原発が電池用の放射性物質生産工場だってことはありませんよね?

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麻生泰さん、人肉食らうくらいならプルトニウム飲む方がマシです、私は

他に、ハイブリッド車やEV車を生産しているトヨタやら日産やらの九州の自動車メーカーから、リチウム電池に偽装した原子力電池を大量に生産したいとの突き上げもあるのでしょうが、原発で危険を住民に押し付け、生産物でまた危険を押し付けるなんてあんまりです。だいたい、そんなものを輸出するからトランプさんもキレちゃって、鉄鋼関税だとか騒ぎだすのですよ。名古屋の放射能漏れ事故でまったく凝りてないんですね。

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昨年の人事で「生きるか死ぬか」とおっしゃってましたよね
国民を不幸にするような物を作ってたらその答は死しかありません

とにかく、これから地下原子力施設ならびに、地下モノレールなど福岡の素晴らしい地下文化を九州の皆様および、全国民の皆様へご紹介したいと思います。その際は日本工営の福岡支社さん、監修をよろしくお願いします。

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福岡空港にほど近い某所。この下にウラン精製工場がある。これも自己完結?

関連記事:
  認めたくない、日本の憂うべき現状 ← 今に始まった話じゃありません
  認めたくない、日本の憂うべき現状(4)-九州核ネットワーク ← タイトルママ
  やはり福岡に来ましたか ← 福岡の太宰府私設防衛軍か? 
  クロ幕登場? ← 今、福岡の地下が熱い!


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管理人 日月土

たぶん、森友学園問題の本質

枠内追記です。03/14/2018

森友学園問題の本質がカルトであると、昨年5月、既に指摘されていた方がいらっしゃったようです。他にも木村豊市議が早くからそれを指摘されていたようですね、不勉強でした。

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籠池さんの人脈を辿って導いた結論のようですし、歴史的経緯も押さえておられますが、ではそのカルトがどうして森友学園に狙いを定めたのか、そこまではあまり探く追求されておらず、せいぜい右翼思想の学校建設が目的という結論で終わっている、それがちょっと残念です。その右翼思想の精神的基盤が何であるのか、もう一歩踏み込んで考えた時に、政治的熱狂とはまた別の、冷酷で緻密、なおかつ周到な悪魔的論理が見えてくるのです。

日本で起きている不可解な事件や事故、高止まりし続ける自殺者や行方不明者の数、その背景にカルトの論理が隠されていると気が付けば、その意味や目的、実行者も赤裸々に見えてきます。古くから日本統治の根幹に巣食う密教・修験・神道などの正統を装うカルト。彼らは基本的に悪魔崇拝者・終末論者とみなせる存在です。新興宗教だけでなく、彼らに加担する科学教(*1)もあるので、その広がりも根深さも現代社会においては極限に達していると思われます。

これは9年近く123便事件の背景を追い続け、私もやっと到達した結論の一つです。これを新たな視座として、戦後最大のカルト事件とみなすべき123便事件が、いったい何を目的としたものであったのか、亡くなられた多くの犠牲者のためにも、日本をカルトから救うであろう若い世代のためにも、さらに明らかにして行きたいと思います。


*1 科学教:例えば飛行中の123便の機内を時速200m/sの突風が吹き抜けたとか恥ずかし気もなく説明する東大工学部の名誉教授など(関連記事:折れなかった垂直尾翼(番外編))。この人たちの盲目的科学信仰が一番やっかいかもしれない。


何だか、国会がもの凄い事になってますね。

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忖度があったのないだの、もう1年以上になりました

本件については触れても誰も頷いてくれないと思い、言及することはあるまいとしていたのですが、下手すると内閣総辞職になりかねない今の事態を重く見て、私の考察の一部をご紹介することにいたしました。

法的に適正な手続きを踏まなかったことはもちろん問題ですし、議論するべきなのですが、それだけでは事が起きた所以、つまり本質を解明したことにならないのは、ちょっと考えたら誰でも解ることだと思います。いったい、どうしてこんなことになったのか?

世間で囁かれているように、安倍総理が夫人を介して、お友達を優遇したかったから8億円の値引きを強引に進めた、という話は、それ自体が強引な作り話しにしか聞こえません。この世には、安倍さんと親しいなんて言う人は五万といるのですから、その人毎にリスクの多い特例を認めていては安倍さんだって身が持たないでしょう。

安倍さん自身が「本件に関わっていたなら総理も議員も辞める」と発言した裏には、自分が職を辞してでも守らなければならない秘密、あるいは個人や組織が念頭にあったのだと思います。総理大臣が日本の最高権力者だと信じている人には解らないかもしれませんが。

この問題を理解するキーは、豊中市の件の土地が何で今まで国有地として塩漬けされていたか、それに尽きます。そして、この土地を開く適任がやっと見つかった。それが籠池さんだったのです。もちろん、本人に自分が選ばれた自覚があったかどうかは不明ですが。しかし、その適任者には金がなかった。表だって金を貸すにも与信がない。そこで、金銭的に優遇するよう、近畿財務局に政治的圧力がかかった。総理大臣周辺まで巻き込むくらいですから、その土地の問題は企図者にとっては極めて重要かつ急がれる案件だったのでしょう。

そう考えた結果、導かれたのが以下の図です。

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陰陽道的ロジックにより得られた古代の結界
赤い細線がオリジナルだが、その後補正されたのだろう
日本最強霊媒衆の一つ、熊野衆(八咫烏)が関わっています

また変な事を言い出してと思う読者さんが大半だと思いますが、解る人にはこの図だけで事件の全貌が解かるはずです。この国を牛耳る集団がそもそもカルトなのですから、カルトもしくは宗教の思想及び実践体系を理解しなければ、国事の本質は永遠に理解などできないのです。科学教を信仰する一般の方々が最も陥りやすい罠ですが、「科学で説明できないものは見聞きならぬ」と学校で教えてられているので仕方ありませんね。

さて、緑と赤の線が交わる所、そこが豊中市の問題の場所を含むエリアなのです。そして、そこには間違いなく重要な 遺跡 があります。古い遺跡だと思うので、もう住宅地の下に隠れてしまってるのかもしれません。それらを緊急に掘り出す必要に迫られ、遠方からのアプローチではなく、近場に拠点を作りそこから地下掘削を始めようとしたのだろう、と私は見ています。そう、小学校建設は拠点隠しの口実だったのでしょう。

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九尾は古い伝承から能、現代アニメまで日本人の心に存在し続ける
その現実世界での足跡が豊中の遺跡にあると知る人は限られている
日本的悪神像の代表格であり、悪魔的カルトがこれを求めるのも道理

その後の調査で、その遺跡の効力は陰陽道的には既に無効にされていることが確認されました。おそらく企図者側も気が付いたはずです。なので、この小学校予定地を確保する意味はもはやどこにもありません。この騒動、本質部分では終了したのです。後は、人形として動かされた人々が、後始末と身の置き所を求めてしばらく右往左往することになるのでしょう。お気の毒です。

この事件のキーマンを見つけ出したかったら、安倍総理、麻生副総理、籠池さんが所属している日本会議の中、そこに名を連ねている神社本庁の関係者を徹底的に洗うべきです。「日本」という字を「にっぽん」と読んでいる神道関係者がいたら、それはほぼ間違いなく偽者と思ってよく、その意味で「にっぽん会議」は偽物の愛国者・保守団体、もっと言えばカルトと認定しても差し支えないと思います。

それにしても、籠池さんの拘留は長すぎます。人形としての役目は果たされたのだから、早く出してあげましょうよ。

 * * *

上図の交差ポイントには、あの福知山線脱線事故の現場も含まれます。そこから見えるのは、あの事故がカルト集団による計画的な呪術テロ工作(儀式)ではないかという疑いです。テツの読者さん、今こそ事故の真相を明らかにしましょう!

それから、愛媛の加計学園獣医学部の問題も、こちらのケースと似たり寄ったりとだけお伝えしておきます。


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311から7年、分かってきた事

今日は3月11日。7年前の震災で亡くられた多くの被災者のご冥福を、改めてお祈り申し上げます。

この日が来ると7年前のあの日を思い出します。立ってられないほど激しく揺れた地面。それも恐ろしかったですが、何より恐ろしかったのが、その数日後、生暖かい風と共に関東の空を覆った鉛色の雲です。その時、もうここには住めないと観念し、海外脱出を決断した複雑な心境を今でもリアルに思い返すことができます。

今、こうして日本に戻っていますが、あの時の心配が取り越し苦労だとは思っていません。やはり汚染は酷いままですし、このままではいけないと思い続けています。そして、稼働中の原発が大気に晒されながら、どうして世界はその後も存続し続けているのか、それを問い続けている内に、311という自然災害を装ったテロの可能性とその計画の全貌、そしてその首謀者と協力者たち。また、日本の原発の実体、言い換えれば欺瞞に満ちたそのからくりが見えてきたのです。それだけでなく、地球規模の大量死を救った新技術が導入されたことも。

その詳細については「(新)日本の黒い霧」でぼちぼちと記事に表していますので、お時間のある方はぜひご覧になってください。ここでは、小泉元首相が打ち出した原発ゼロの理念について、元スイス大使の村田光平さんが手紙形式でよくまとめられた文章があったので、そちらをご紹介したいと思います。

皆様

3月7日、日本外国特派員協会で行われた小泉純一郎元総理の記者会見については別添東京新聞記事などで報じられておりますが、注目される諸点を報告させていただきます。会見を通じ原発ゼロへの並々ならぬ情熱が看取されました。

同会見には原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原事連)の吉原毅会長及び河合弘之事務局長も陪席しました。


1,原子力に関する3つの「大嘘」(安全、安価、環境に優しいエネルギ−源)を厳しく非難され、特にこの期に及んで再稼働を進めることを強く糾弾されました。原子力関係者は優秀で人柄も良いのに何故未だに安全よりも経済を重視するのか、どうしても理解できない旨強調されました。

2. 事故後の7年間停電は皆無で、原発がなくても電力不足は生じないことは立証済みであることを強調されました。

3. 日本の核武装の可能性についての質問に対しては、核兵器開発には数回の実験を行うことが不可欠であるが日本にはそのような場所はないことから問題外であると一蹴されました。

4.全会一致で黒川 清委員長のもとで発足した国会事故調の結論(「規制する側が規制される側に丸め込まれた」など)に言及され、その意を体して原発ゼロを急ぐべき旨述べられました。

5.新党を起ち挙げる意向の有無の質問に対しては、自民党の中にも原発ゼロに賛成する議員も多く、新たな党を作るよりも自民党を変える方が適当と考える旨述べられました。総理大臣が原発ゼロを決断すれば政策転換は可能であり、安倍総理は無理でも次期総理への期待は許されるとの立場を示唆されました。

6.小泉進次郎議員による原発ゼロ実現の可能性についての質問に対しては、同議員は父の発言をよくフォローしており、本も読みよく勉強していると指摘されましたが、どうなるか先のことは分からない旨述べられました。


小泉元総理を顧問とする原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原事連)はこのほど「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」を発表しましたが、今までまともに国会でまともに議論されなかった問題が予算委員会などで取り上げられ、選挙の争点になる突破口が開かれたと言えます。

村田光平(元駐スイス大使)

引用元:新井信介「京の風」 http://www.k2o.co.jp/blog4/2018/03/post-573.php

 小泉元総理が本当に何もご存知ないなら、この主旨に異論を挟む理由は何一つありません。たいへん良いと思います。しかし、原発の隠された実体をご存知でこれを言うなら、大いなる欺瞞だと断言することができます。

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小泉さん、思惑がどうであれ、やるなら死ぬ気でお願いします

特に項目の2と3についての事実認識がどうであるのかが気になります。私自身の調査に基づいた観点でそれぞれを箇条書きにするなら以下のようになります。

(1) この7年間原発なしだったことは一度もなく、むしろ電源の多くを原発に依存したままであり続けた

(2) 核兵器とは放射性物質そのもののことであり、(1)が完全に解消されない限り日本は事実上の核保有国である


まず、(1)については、全国に点在するであろう地下原発という観点で、既に記事をいくつか提供させて頂いてます。当初、それは研究及び兵器ビジネスのみに特化したものであると考えていましたが、調べて行くうちに、地下原発こそが地下社会のみならず、現代日本の工業・国防及び都市基盤を支える基幹インフラであることが分かってきました。このブログ記事を書いてるパソコンですら、地下原発由来の電力で動いている可能性があるのです。

次に、(2)については、そもそも核兵器とは何であるのかという定義を明確にするところから始めないと無意味な議論となります。広義の核兵器には、生命に極めて有害な放射性物質そのものが含まれると考えるべきです。原発をゼロにするならその意味での核保有もできなくなる訳ですから、そこに論理的な矛盾はありません。問題なのは、原発を持っている国はそれだけで核保有国だという認識があるかどうかです。

私の個人的感想では、小泉元総理の原発ゼロはパフォーマンスであろうと見ています。原発廃止議論に数年、廃止プロセスの策定に数年~10年、実際の廃炉にさらに数10年と、原発ゼロまでの道のりは長期にわたると予想され、小泉氏自身がご存命中にその経緯を見届けられる可能性はまずない。もちろん、何も言わない・しないよりは良いのですが、国民の関心を地上原発廃炉に向けている間、地下でいったい何をやろうとしているのか、それがたいへん気になるところです。

日本の地下に数千基はある地下原発(小型含む)の廃炉を議論せずして、何の原発ゼロなのでしょうか?

上の原発をまずゼロにしてから、大いなる議論と困難が始まるのです。なお、この構造は日本だけでなく、先進国と呼ばれる全ての国に当てはまります。これは原発を廃止するかどうかなどという小さな議論ではなく、私たち人類に対し

原子力に依存した現代文明と共に滅びるのか、自然と共存し生き永らえるのか、二つに一つの選択

を迫る重大事態を意味しているのです。こうなると、地下住人が地上の人間を愚か者と呼び、カルト集団が世界終末を希求するのも、全く理由がない訳でもない、このままではいずれにせよ世界は滅びを待っているだけなのだから。近頃彼らが事を急いでいるのは、恐らく、選択の最終期限がこの先数年に迫っているという表れでもあるのでしょう。


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  クロ幕登場?

※情報は常に更新されています。古い記事の中には現在の主張と異なるものも含まれますので、その点はご了承ください。

 

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boosukaさん、この下にもアレがありますよね?(笑)


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