メディアが大ハッスルしていたコロコロワクワク大作戦が最近少し静かになってきたと思ったら、ここ最近は宇宙ネタが復活してきたようですね。
1週間前の報道から
宇宙飛行士、ISSから地球に帰還
宇宙飛行士、ISSから地球に帰還
ニューヨーク(CNN Business) 国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在した飛行士らが米東部時間8日夜(日本時間9日午後)、米スペースXの宇宙船クルードラゴン2号で地球に帰還した。
クルードラゴンは4月に飛行士らをISSに運んでから、連結されたまま待機していた。8日午後2時すぎにISSを出発し、9時間近くかけて地球の大気圏に到達。突入後にパラシュートを展開し、同午後10時半ごろメキシコ湾に着水した。
複数の船がこれを待ち受け、NASAのシェーン・キンブロー、メーガン・マッカーサー両飛行士、欧州宇宙機関(ESA)のトマ・ペスケ飛行士と、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の星出彰彦飛行士を迎えた。
NASAの配信を通し、キンブロー飛行士が着水直後に「地球はいいな」と話す声が聞こえた。
クルードラゴン2号では先日、トイレの故障が発覚。飛行士らは搭乗中、トイレなしで過ごすことを余儀なくされた。
(以下略)
引用元:CNN https://www.cnn.co.jp/fringe/35179195.html
まあ、「トイレが壊れた」などというちょっと可愛いエピソードを挿入したり、人々の関心を集めようと必死さが伝わってきますが、そんなことより、ISSから帰還したばかりの宇宙飛行士が、降りてすぐに立ち上がったり、寝そべったまま立ち上がれなかったり、帰還毎に演出が定まらない問題をまず解決して欲しいです。
宇宙関連の喜劇報道はいつも楽しみにしているので、こういうアラを見せられると本当に興覚めです。Space Comedy TheatreのNASAさん、宇宙喜劇団のJAXAさん、いつも応援しているのでそこのところよろしくお願いします。
そう言えば、少し前にこんなニュースもありました。
4000℃以上に耐えるセラミック耐熱材料を開発——航空宇宙分野での活用が期待
2020/07/10 11:45
ロシアの国立科学技術大学(NUST-MISIS)の研究チームが、現在知られている中で最も高い融点を持つセラミック耐熱材料を開発した。ハフニウム‐炭素‐窒素の三元系粉末を燃焼合成法によって作成し、放電プラズマ焼結によって固化製造したもので、融点は4000℃以上に達する。表面温度が2000℃を超え、極限では4000℃に達する宇宙往還機のウイング先端部など、航空宇宙分野に幅広い活用が期待されるもので、研究成果が『Ceramics International』誌の2020年7月号に公開されている。
(以下略)
引用元:fabcross https://fabcross.jp/news/2020/20200710_a-ceramic-material-with-the-highest-melting-point-among-currently-known-compounds.html
改めて言うまでもありませんが
耐熱と断熱は違います。
耐熱材は断熱材ではなく、高温下でも物質構造が維持されるというだけで、やはり高温化し熱を伝えます。
完全な真空層で覆わない限り船内の断熱は無理ですし、そんな物理構造は現実には作れません。船内を生命維持可能温度まで冷却するというなら、その排熱をいったいどうするのか?船体全体が数千℃の高熱で覆われているのに・・・
要するに、宇宙に行った生命体は絶対に生きて帰還できないのです。ですから、クルードラゴンに乗って帰ってきた宇宙飛行士たちは、とっても凄いのです。おわり (爆笑)
関連記事:宇宙開発の未来-宇宙飛行士は生還できない
おまけ:
高熱化した帰還船が着水したら、その熱で水蒸気が大量に発生するはずなのですが、そんな様子は映像からは見られません。そもそもパラシュート素材とその格納装置の耐熱性が驚異的です。ちょっと高尚な笑いのツボを突いてくるのですから面白いですね。これだから宇宙喜劇報道からは目が離せないのです( ´∀` )ウフフ
喜劇を盛り上げるのはやっぱり若田さんしかいませんよね!
神代二の年に記す
管理人 日月土