明日2月3日は節分です。今回の記事は既出事項ですので、こちらのブログに長い読者さんは読み飛ばしていただいて構いません。初めての方は、もう一度、節分の祝い事の意味を考えていただければ幸いです。
■今年の節入りは2月4日の午後12時14分
旧暦の暦の考え方で、新しい月の始まりを「節入り」と呼びます。新暦2月の節入りの日を立春と呼び、新しい年の始まりとする考え方があります。そして、立春の前日を前年が終わり新しい年に切り替わるという意味で節分と呼ぶようです。実際に旧暦においても、立春の前後に1月1日の元日が配置されます。
平成31年の今年の場合は、2月5日(癸酉-みずのととりの日)が旧暦の1月1日に当たります。整理すると次のようになります。
2月3日 → 節分
2月4日 → 節入り(立春)
2月5日 → 旧暦元日
■豆まきは神払い
お正月に皆さんは何をなさるでしょうか?クラブで一晩踊り明かすという方もおられると思いますが、「一年の計は元旦にあり」と心を引き締め、信心のある方なら、それぞれの神々と新たな一年の誓いを立てられる厳粛な日ではないかと思います。
日本古来の節分とは、本来そのような日であり
新たな年の始まりに神を迎え、一年の繁栄を願う
のがあるべき姿です。しかしながら、現在の節分とは、神を鬼と見立て、煎り豆を以って神を追い出すという真逆の祝い、言うならば
神を呪う日
に意味が置き換えられているのです。「福は内」があるからいいじゃないかとお考えになる方もいらっしゃるかと思いますが、そもそも
神に善悪なし
が、日本的自然信仰のあり方です。吉と出ればそれを喜び、凶と出れば己の未熟を顧みる、善悪を克服し皆が共に栄える共存社会を築くというのが基本的な考え方であり、凶をとにかく排除せよ、ご利益だけを持ってこいという現在の節分のあり方は、古代日本人の伝統的精神に大いに反しているとも言えるでしょう。また、同じ理由から「鬼門(きもん)」という概念も本来存在しないのです。
今年からの節分は、お猪口一杯の日本酒を部屋の隅に置いて、新しい年を迎えられたことを神様に感謝されては如何でしょうか?信仰がないという方なら、今日まで育ててくれた身内や自分を支えてくれた友人たちへの感謝の気持ちを新たにするのも良いかと思います。
煎り豆を投げつけるのではなく、煎り豆に花を咲かせる奇跡を起こしてみましょう。
年の内に春はきにけり ひととせをこぞとやいはん
ことしとやいはん (在原元方)
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