(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

深海魚が教えてくれる人類の未来

前回の記事「水資源問題は存在しない」で、地球上の海水はほとんど真水であろうというお話を紹介しました。その理由として、100m以上の深海では常に水クラスターの比重が、塩の重合体よりも重くなるからであるとの説明をさせていただきました。

さて、その説明だとひとつ大きな問題が浮上してきます。それは酸素の存在です。酸素分子O2の分子量は

 18 × 2 = 36 g/mol

と、塩である塩化ナトリウム単分子のそれよりも小さく、しかも、水分子のような大きな電気極性はないので、クラスター構造も取りにくいはずです。何が言いたいのかと言うと

100mより深い深層水には酸素がほとんど存在しない

と考えられるのです。しかしです、私たちは100mより深い海底に多くの種類の魚類や、その他の海洋生物が生息していることを既に知っています。そして彼らの呼吸形態は基本的に酸素呼吸です。この事実と水クラスターの比重理論から導かれる結論は明らかに矛盾するのですが、これはいったいどう説明したらよいのでしょうか?

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写真:深海より吊り上げられたアコウダイ
周囲の圧力が下がったため、空気袋内の酸素ガスが膨張して、身体が膨らんだように見える。目も飛び出してしまった。



■鰓(えら)呼吸は嘘なのではないか

さて、魚を例に考えると、魚は一般的に鰓(えら)呼吸をしていると言われています。鰓呼吸とは、一般的に次のように定義されています。

鰓呼吸:外呼吸器官として鰓(えら)を用いて水中でガス交換をする外呼吸。 水中生活をする動物が行う。

しかし、深海魚は特別鰓が発達している訳でもなく、酸素が乏しい、というか殆んど存在しないはずの深海でどのように酸素を取り込んでいるのか、これでは全く説明が付きません。

ここで大胆に発想を転換してみます。深海魚が酸素呼吸ができる理由、それは

 体内で酸素を作り出しているから

なのではないでしょうか?つまり、これまで信じられていた水中の酸素を取り入れるだけのものと思われていた鰓呼吸の観念は間違っていた、あるいはわざと間違って伝えられていた、すなわち嘘だったのではないかということです。



■深海魚は水の電気分解で酸素を得ている

深海魚の中でも提灯鮟鱇はかなり有名ですよね。発光体を提灯のように吊るして、まるでイカ釣りのように小魚を光に集めて捕食するあれです。

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写真:提灯鮟鱇(新江ノ島水族館HPより)

 

実は、提灯鮟鱇に限らず、深海魚のほとんどが発光器官を持つといわれています。つまり、深海魚のほとんどが何らかの発電能力を持っているということになります。その能力は、果たして捕食、あるいは捕食を避けたり求愛行動のための擬態を目的にしているだけなのでしょうか?

参考:深海生物のほとんどが発光します(マイナビウーマン記事より)

ここで、深海魚の持つ発電能力と酸素の自家生成を結びつけるとどういう結論が得られるでしょうか?そうです

 水の電気分解です。

ご存知のように、電気分解により水から酸素と水素を取り出すことが可能です。これを化学式で書けば

 2H2O → 2H2 + O2

となります。この辺は中学校で習っていると思うので、忘れた方は確認してください。このように水から酸素を得ることが理論的に可能なのです。深海魚は電気分解により酸素を得ているのではないでしょうか?

しかも水中に塩分である塩化ナトリウム(NaCl)があると、塩が電極に析出してしまうので、水の分解効率は悪くなると予想されます。すなわち、電気分解による酸素の自家生成は、真水である方が効率がよいのです。これは、海洋深層水が真水であるということの、別の形での証とも思えるのですが、如何でしょうか?

さて、ここで、深海魚の酸素生成メカニズムについて、私なりの予想を図にしてみたのでご覧ください。

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図:深海魚の酸素生成メカニズム予想図


上図に描いた各部と機能について簡単に説明を加えます。

 発電:
   鰓と鼻腔にある振動子を水流で振動させ発電させる
 電気分解
   生体触媒に通した微弱電流により水を酸素と水素に分解
 酸素取り込み:
   鰓に張り巡らせた血管から酸素を吸収
 水素排出:
   鼻腔から放出。極小の泡なので視認できない
 発光:
   振動子による余剰電力は化学的に蓄電され、それを利用
 捕食:
   鰓で濾した餌を消化器系に輸送。水は鰓から体外へ排出


このメカニズムの要は次の二つです
 1)生体発電素子(振動子)
 2)生体水分解触媒

口腔部を流れる僅かな水流の運動エネルギーを1)で電気エネルギーに変換し、その電気エネルギーを使って2)の触媒で水を電気分解する。この時、不要な水素を鼻孔から排出するというものです。酸素は口腔部を再循環し、鰓によって血中に取り込まれます。呼吸で使われない余剰の電気エネルギーは化学的に蓄電され、深海魚特有の発光反応に再利用されます。

これを実現するには、発電振動子と触媒、そして発光体のエネルギー変換効率が恐ろしく高いものでないと成立しません。そんなことが果たして可能なのでしょうか?

初めに、この図は私の予想と断りましたが、実は全くの想像ばかりでもありません。ある筋からの情報を元にしていることを、改めて付け加えておきます。このメカニズムが存在する傍証になるかどうかは分かりませんが、その情報筋は、生体機能を模倣した高効率発電、そして高効率触媒については既にその物理化学的構造が解明されていると言います。

その応用例の一つが、艦船が魚雷よけに使う「マスカー」なのです。かわぐちかいじ氏の漫画「沈黙の艦隊」にも登場しますね。そう、軍事の世界では既に前から実用化されている技術なのです。

マスカー:護衛艦などが航行中に喫水線下などにある複数の穴から空気を出して、自艦が発生する音を空気の泡で包み、相手(潜水)艦などからの攻撃をそらす装置。

 

■深海魚が人類を救うのか

深海魚の生体機能がどのように社会応用されるのか考えてみます。

1)生体発電素子

 この技術があれば、雨水や、小川の流れ、キッチンの排水など、あらゆる水の運動から電気エネルギーを高効率で取り出すことができます。乾燥状態で使用ができるのなら、室内の空気の対流からでも発電が可能となるでしょう。もはや、あちこちに、巨大なコストをかけて火力発電所原子力発電所を建設する必要はありません。また、石油やウランなどの地下資源に頼る必要もありません。物理的動きのあるところ全てに設置すれば、家庭単位で実用レベルの発電が可能なのではないかと考えられます。

2)生体水分解触媒

 わずかな電力で水から酸素や水素を取り出すこの技術があれば、自動車の燃料及びエンジンは一気に置き換えることができます。すなわち、水を燃料とし、水素と酸素の混合ガス(ブラウンガス*1)を内燃機関で爆発させるというものです。現行のエンジン機構を大きく設計変更することなく使用することができ、排出されるのは水という、極めてエコな自動車が誕生することになります。また、このエンジンを発電機に応用するのもよいでしょう。

このように、深海魚が持つ生体機能を応用すれば、人類は、地下資源に依存した文明社会と決別することができるかもしれないのです。もしも、この技術を各国軍事機関だけが知り、握り潰しているのならば、それは明らかに人類全体に対する背徳行為です。もしも、この記事を各国軍事機関、あるいは政府の関係者が読んでいらっしゃるなら、今すぐにでも知りえた情報の全てを世界に向けて公表するよう行動してください。

それができないというなら、軍や政府とは国民・人類を守る公的機関ではなく、特定団体の経済的利益を守り、多くの人々を困窮させる私的謀略機関であると定義し直さなければなりません。

*1 ブラウンガス:後に記事にする予定ですが、広島・長崎の原子爆弾と呼ばれている大爆発は、大量に発生させたブラウンガスの爆発によって起されたものです。繰り返しになりますが、爆発・放射線放射能はそれぞれ別の物理プロセスであり、それをほぼ同時に出現させることにより、人類に「核兵器」という幻影を植え付け、現在に至る戦争経済を駆動するための思想的根幹に据えたのです。つまり、核兵器は存在しないのです。


■人も水中で生きられる

前節までは深海魚のお話でしたが、川や海の浅瀬に住む魚はどういう生体機構になっているのでしょうか?

実は発光器官の有無を除けば、呼吸メカニズムは殆んど同じなのです。但し、海の浅い場所には塩分があるため、塩の析出により、酸素生成効率は大幅に落ちると考えられます。その代わり、水中に酸素分子も溶け込んでいるため、電気分解の効率が落ちた分は海水から直に酸素を取り込めばよいのです。

また、鰓は空気から直接酸素を取り出すこともできます。水中酸素が不足し、電気分解でも充分な酸素が得られないとき、魚は口を水面に突き出しパクパクさせます。これは、室内で飼っている金魚にでもよく見られる行動です。必ずしも酸欠の時だけの行動とは言えませんが、こうやって空気を吸うことで酸素を得ることもできるのです。

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図:口パクする金魚

こんなことができるのも、魚の鰓と哺乳類の肺胞の機能が殆んど同じだからです。その論理から改めて気付かされるのは、

 1)哺乳類も肺で発電している
 2)哺乳類は水中で呼吸できる

の2点です。普段の生活感からはピンと来ないかもしれませんが、神経組織が基本的に電気信号の伝達をその機能としているのなら、どこかでその生体電気を発電していなければ辻褄が合いません。そんな生体維持の根幹たる機能を司っているのが、呼吸だけではない肺のもう一つ役割なのです。

また、私たちが生まれる前、母のお腹の中、すなわち羊水という水中で呼吸していたことを考えれば、私たちの肺は水中でも呼吸機能を保てることに何の不思議もないことが分かります。そうなれば当然、水分解触媒を私たちも生体機能として有しているということになります。

それを物語の中で表現したのが、これになるでしょう。

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図:エントリープラグ内に満たされるLCL(エヴァンゲリヲンより)
鼻をつまんで口から液を吸い込むのだよ、イカリシンジ君

図は、20年ほど前に好評を博した人気アニメ「エヴァンゲリヲン」からのものです。エヴァの操縦者はエントリープラグと呼ばれる操縦ユニットに密閉されるのですが、操縦時、プラグ内部はLCLという液体で満たされるという設定です。

情報筋が伝えるところによると、この技術も架空の話などではなく、既に軍用として実用化されていると言います。世界中の海洋に密かに建築された海底軍事基地などでは、作業員がLCL様の液体に浸った状態で、深海作業などに従事しているとのことです。日本ではさしずめ静岡県沼津沖の海底基地で使われているのでしょうか?

なお、哺乳類が水中呼吸に移行した場合、生体触媒による酸素生成が活性化するので二酸化炭素は排出されず、魚と同じように鼻からの水素排出となるでしょう。完全な口呼吸という訳です。また、特に高濃度酸素水などを用意しなくても、LCLはきれいな真水で充分なはずです。

追記:海底遺跡は海に沈んだものなのか?

沖縄県与那国島の周辺海域は、海中に人工建造物らしき石組みが見られる場所があるので有名です。海底遺跡ではないかとの意見もある一方、自然造形だと主張する方もいらっしゃるようです。

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写真:与那国島海底遺跡

仮にこれが海底遺跡だとして、多くの方は海に沈んだ古代文明の痕跡ではないかと推察しているようです。しかし、地上の哺乳類が生物的にも水中に適応可能であることを知っているなら、別の考え方が成立することにもうお気づきでしょう。

そう、水棲化した人間の集団が海中で文明を築いた可能性も全くゼロとは言えないのです。世の中には、西洋を中心に人魚伝説がありますが、もしかしたら、それは水中で生活する人間の姿を目撃したものだったのかもしれません。

プールで出産された赤ん坊は、母親の胎内から出た直後はプールの水を通して初めての呼吸を行うと言います。もしも、そのままプールの中に居続けたらどのように外界に適応するのでしょうか?

意外と、昔のテレビ特撮物に登場した水棲人のような人種は、私たちの目が届かない海の底で静かに暮らしているのかもしれません

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海底原人ラゴン(ウルトラQより)



■若き海洋研究者へのお願い

以上の内容は、こちらに届いた各種情報を元に推考したものですが、幸運にも周囲に研究環境が整っている、若き研究者、あるいは学生さんは、これらを実際に確認し、実証して頂ければと思います(もちろん反証をあげることも大事です)。

これまで述べた項目から研究テーマをまとめると以下のようになるでしょう。
 ・海洋深層水が真水であることの実証
 ・魚の持つ超効率発電振動子のメカニズム
 ・魚の持つ超効率電気分解触媒のメカニズム
 ・魚の持つ超効率発光体のメカニズム 
 ・人が水中呼吸可能であることの実証

気をつけなければならないのは、これらは軍事・政治の世界では既に確認されている可能性があるということです。皆さんに期待されるのは、純粋科学に従事するものとして、研究成果を特定受益者の為でなく、人類全体の幸福のために公表して頂くことです。前回記事で水資源問題は存在しないと指摘しましたが、皆さんにはぜひ、エネルギー問題は存在しないことを証明してほしいのです。

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さかな君も頑張れ!


もしかしたら、脅しや危ない目に合うかもしれません。しかし、それでも、この世界を少し真っ当なものとするために命を掛けて研究する価値はあるでしょう。そんな勇気ある若者を私はこれからも応援していくつもりです。

私たちは皆、受精卵として生を受けた後、この世に誕生するまでの穏やかな期間を母の羊水の中で過ごしてきました。そんな母の身体にも等しい川や海を、争いの血で汚すことだけは絶対に避けなければなりません。水資源や地下資源を巡る争いがどれだけ無意味なものなのか、それを深海の生物たちは教えてくれてるのです。


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