(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

福島は忘れない

福島の原発ボフンから10年、結局、こうなるだろうと予想はしてましたが、とりあえず報道の確認です。

 

福島第一原発 トリチウムなど含む水薄めて海洋放出決定へ 政府
2021年4月13日 4時33分

東京電力福島第一原子力発電所で増え続けるトリチウムなど放射性物質を含む水の処分方法について、政府は13日、関係閣僚会議を開き、国の基準を下回る濃度に薄めて海へ放出する方針を決めることにしています。

放出前後のトリチウムの濃度を調べるモニタリングの強化や風評被害の対策を徹底し、それでも生じる被害には東京電力が賠償を行うとしています。

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トリチウムなど放射性物質を含む水の処分方法をめぐっては、国の小委員会が、基準以下の濃度に薄めて海か大気中に放出する方法が現実的で海のほうがより確実に実施可能とする報告書をまとめていて、政府は、地元の意見を聞くなどして慎重に検討を進めてきました。

その結果、政府は13日関係閣僚会議を開き、海へ放出する方針を決めることにしています。

具体的には2年後をめどに福島第一原発の敷地から放出する準備を進め、放出にあたっては、トリチウムの濃度を国の基準の40分の1、WHO=世界保健機関が示す飲料水の基準では7分の1程度に薄めるとしています。
(以下略)

引用元:NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210413/k10012971021000.html

 薄めりゃいい、なんて言い訳にもならないことは賢明な読者さんもお分かりですよね?

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解説図:環境に投棄される絶対量は薄めたところで変わらない

健康のため、みそ汁の塩分をいつもの半分に抑えたのは良いけれど、飲みやすいもんだからおかわりするようになった・・・・結局、採っている塩分量はいつもと同じ、という何とも間の抜けたお話です。こんな冗談みたいな施策をまじめに語る政治家や学者がいるのですから、日本恐るべしです。

「地元(福島)への風評被害」とか書かれてますが、メディアの中でしか流行していない例の感染症こそ「風評」と呼ぶのであり、こちらの場合は実存する放射性物質を環境放出するのですから、風評でも何でもなく、これは明確に

 実害

なのです。海洋へ向けての投棄ですから、その影響も福島県だけに留まりません。日本の沿岸地域はどこも被害者になりますし、同じく海洋に接する外国も同じです。

もはやこの国は、大陸の赤い経済大国に対して環境面では何も文句が言えないのです。10年前の大惨事が突きつけた厳しい現実は、これからもずっと重石の様にこの国に留まり続けるのだと思います。

誤魔化し同然の理屈にならない言い訳と言葉の言い換え、そんなことに頭を使ってる場合ではないでしょうに。

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写真:先月、福島で行われた聖火リレーのオープニングセレモニー
聖火は何度も消え、ギリシャから空輸してきた種火まで消えたとか・・・燻ってる種火がまだあるだろう、というオリンポスの神々からのメッセージじゃないんですか?



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