一応大ヒットということにされている宮崎駿監督の最新作、「君たちはどう逝生きるか」ですが、既に多くの宮崎ファンを困惑させているようです。
「ナウシカ」や「トトロ」などの宮崎作品が「自然への深い愛」を表現していると思われていたのならば、そりゃ混乱するでしょうね。私はそれらの作品の中に既に反キリスト的メッセージを幾つも見出していました。
さすがに本作品については、「物語の意図が理解できない!?」という評価が多いようですが、困惑も何も、宮崎監督の初期の作品からそのテーマは一貫しており、私としては、今回の作品も(ある意味)期待を裏切らない、むしろ宮崎監督の本性が丸見えになってスッキリしたくらいなのです。
また、宮崎監督も上から色々と注文を付けられて大変だったんだろうなと、30年以上もメディアによる国民洗脳の最先端に立たされてきたそのお立場を思うと、じわっーと涙がこぼれそうになるのです(本当です)。
映画が公開されて早2週間、そろそろネタバレにならない程度に触れても良いんじゃないですかね?
今回取り上げるのは、映画の中に登場した次の人物キャラです。
夏子さん(イメージ)
映画をまだ観てない方の為に詳細は控えますが、この人は結局何だったんだ?と思われた方が多かったのではないでしょうか?
最近のメディア作品は、他の複数の作品と重ね合わせることでその真意を浮き出させるやり方が主流ですから(*)、この作品単体だけ観てあれこれ考えても迷路に迷い込むだけです。
* メディアミックス戦略:例えば、推しの子、バービー、ビッグモーター不正請求事件、そしてこの「君逝生き」と、これらは全てこの時期を狙って同時に出されています。
上手いことに、この「夏子さん」の役割を上手く表現しているアニメキャラクターが実は既に存在していたので、この「夏子問題」を理解するヒントとしてここに紹介することにしましょう。
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」のぼっちちゃん(後藤ひとり)
この作品、海外アニメ賞を受賞するなど、「推しの子」よりも前に覇権アニメの呼び声が高かったのですが、まあ、日本のアニメですから、かなり計画的に「洗脳仕込み」が施されているのも確かなのです。
上図では、髪飾りが「ウクライナ配色」になっていますが、同作品が放映されたのは2022年の秋頃ですから、政治的に色々仕込みが入っても仕方がないでしょう。
そんなのはまだ可愛い方で、この「ひとり」という名前が歴史上の「ひとり姫」を指しているのは明らかですし、何と言っても、極度の対人恐怖症という性格設定そのものに大きな意味が隠されているのです。
答を書くのは簡単ですが、まずは、これらのアニメ設定に隠された「夏子さん」と「ぼっちちゃん」の共通点を見つけ出してみてください。もう一度映画館に足を運ぶのも良いかもしれません。
それが分かると、宮崎映画の別の楽しみ方が分かりますし、メディア業界がドロドロしたカルトの巣窟であることも理解できるでしょう。
しかし、一番に理解していただきたいのは、彼らがこれらの作品を通じて、私たちの脳裏にいったい何を埋め込もうとしているかなのです。実は、これらの背後に、日本人なら誰もが避けて通れない、大きな問題が隠されているのですから。
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