先日の宇宙喜劇団JAXAさんによる見事なSLIMの月面着陸成功(シナリオ)の裏で、米国の月探査船が失敗(シナリオ)という記事が、米国の科学雑誌「Scientific American」でトピックに挙げられました。
宇宙喜劇にはこのようなリアリティはとても大切です。リアリティを追求した挙句、宇宙ネズミまで登場しましたから、宇宙喜劇のシナリオライターさんのご苦労が偲ばれてなりません。
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宇宙探査
日本が月に到達。しかし精密着陸船の今後は不確かだ。
日本のSLIM精密着陸船は今後の月探査の在り方を大きく変える可能性があるも、ミッション完遂前に途絶えてしまうかもしれない。記者:ジョナサン・オカラガン
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宇宙探査
米国の民間月着陸船ペレグリンが地球の大気中で燃えて無くなる
アストロボティック社のペレグリン月着陸船は、予想よりも長く打ち上げ後の致命的な機能障害に耐えてきたが、これは今後に続く米国の月面ミッションにおいて教訓となるであろう。記者:ミカエル・グレシュコ
和訳:日月土
引用元:Scientific American の1月26日付けニュースレターから
本日放送されたTBS系の報道番組でも、チラッとJAXAさんのSLIM成功に触れていましたが、これってもちろんギャグですよね?真顔で解説されると、私も反応に困ってしまうので(笑)
そうですか、月の拠点ですかぁ・・・どうやって行くの?
私は随分前から宇宙関連は全てエンタメだと理解していたのですが、真面目な議論をするなら、次を説明してもらわないとやっぱり困るんですよね。
M:宇宙船の質量、V:宇宙船の速度、m:時間 t の間に放出された燃料の質量、
v:燃料の射出速度、直線運動における正のスカラー量としての等式
月面では大気による反作用は使えません。燃料は何もない空間にただ放出されるだけで推進力を生まないのです。もちろん、運動量保存則により燃料が超々々々々・・高速射出された(v >> V)というならば現実的な推進は可能かもしれませんが、それって技術的に可能なことなのか?その場合に m が M の千分の一だとして、マッハ1で射出したところで得られる速度は、たったの時速1.2km程度なのです。
これを技術者の知人に話したら
宇宙空間や月面には大気があるんじゃないですか?(笑)
と笑顔で返されたのですが、確かにそのシナリオはあり得るなぁと思ったのです。もしもそう来たなたら、直ちに
なんで半世紀も黙ってたんや!(=゚ω゚)ノ オラ (=゚ω゚)ノ オラ
と突っ込まなければいけないなと、新たなシナリオ展開に向けて日々ギャグセンスを磨いているところです( ´∀` )
宇宙って、本当に楽しいですよね。
若田パイセン、いつも高尚で良質な笑いを本当にありがとう!!
次は宇宙服なしで月面探索をお願いします!!!
神代四の年に記す
管理人 日月土