通信技術の発展は凄いものです。20年前、ISDN回線でやっとこさインターネットに繋ぎ、回線スピードの遅さを気にしながらプログラムを作っていたと思っていたら、今ではオンデマンドでストレスなく動画が観られるのですから、通信技術の発展は目覚しいと言えるでしょう。
さて、令和に入って最初の日、5月1日に朝のワイドショー番組を観ていたら、次世代通信技術5Gについて特集を放映していました。
その中で、次のような5G技術を用いたデモを紹介していました。
それは、日本に電子ピアノのキーボードを設置し、ヨーロッパでスピーカーを鳴らすというものです。すると、鍵盤を叩いたのとほぼ同時に先方で音が鳴るというものでしたが、その瞬間、「アレ?」と思ってしまったのは私だけでしょうか?というのも、番組を見た限りこのデモの構成は次のようになるからです。
衛星回線と言えば、テレビニュースなどで、海外支局員と通信する時にお馴染みの風景がありますね。
スタジオのアナウンサーが「ニューヨーク支局の〇〇さん」と問いかけると、支局員は
「・・・・・・・・・・・・・・・・・
はい、ニューヨークの〇〇です。」
と、数秒遅れて応答する例のやつです。私も子供の時から、友人同士のギャグネタの一つとしてよく使わせてもらいました。
このような遅延が生じるのは、光速度が有限であり、同じ光である電磁波は遠い海外との交信に時間が掛かると説明を受けていました。そう言えば、宇宙劇団JAXAさんのはやぶさ2も、現在の場所から地球まで通信時間に20分掛かると話題になってましたよね。
するとここから、もうおかしなことが2つ分かります
(1)衛星回線はいつからこんなに速くなったのか?
それから、現代物理学では、光速度を超えて情報が伝わることを認めていません。よって、どんなに5Gが高速であっても、
(2)光の速さは超えることができない
のです。しかも、データ通信はデータを送り放しの信号とは違い、相手側との接続手続きに何往復も信号を交わします。しかも、データをパケット分割した上で、再結合するなど、プロセッサ処理も必要です。それを経路上の幾つものルーター機器を介して通信する訳ですから、どう考えても昔ながらの一方向的衛星回線のスピードを超えるはずがないのです。
ちなみにヨーロッパと日本の直線距離はおおよそ8,500kmです。光の速度で通信が可能だった場合、往復に掛かる時間は
(8,500[km] × 2) ÷ 300,000[km/秒] = 0.056 [秒]
と計算されます。最もロスがない場合での一往復通信がこのスピードです。これに数往復のネゴーシエーション通信(事前通信)や、エラーチェック通信、経路内通信機器による遅延が加算されるので、どんなに速くても1秒程度の遅延は免れないはずなのです。まあ、それでも充分高速ではありますが。
ですから、鍵盤を叩いて、ほぼ瞬時に反応があったとするこのデモは
(1) 実は近場でやっていたヤラセ
あるいは
(2) 5Gは光速度を超えた新技術を使っている
(3) ヨーロッパは実は近い
のいずれかということになります。私としては夢のある(2)を押したいですが、そうなると
光速度理論そのものが間違っている
ということになりますから、これはたいへんなことです。アインシュタインの相対性理論も一から再検証しなくてはなりませんし、現在の宇宙科学が全てひっくり返ります。なお、こんな心配をよそに、5Gを更に超えた超光速通信が日本の産業技術総合研究所で開発されているようなので最後にご紹介します。
産総研の担当者様へ
この技術の核心はこれ↓と見ましたが如何でしょうか?
これを使うのはちょっとズルいんじゃないかな?
技術はとっくに完成してるけど、どう産業化するのかに資源投入しているようですね。メーカーさんも金儲けのために不要なデバイスをゴテゴテと開発しているみたいですが、もう、そんな無意味なことはやめましょうよ。
この仕組みを現代物理用語で無理矢理説明するなら、「トポロジー空間配列を用いた量子情報伝達」とでもなるでしょうか。要するに光そのものの空間移動ではなく量子ペアの即時応答性を用いた超光速通信ということなのですが、物理学者の間でも量子間通信が光速度を超えることについて意見が分かれています。私自身は、量子なんて架空のものより、特定のトポロジー構造が作り出す「場」そのものに意味があると考えます。
実はこれ、呪術の考え方なんです。鋼の錬金術師が地面に魔方陣を描くアレです。場を作り出すトリックさえ分かれば、こんなにセキュリティーの脆いネットワークはありません。情報は高速かつ大量に取り放題となります。というか、この世の情報は遍く開示されるというのが本来の姿なのです。
現代科学は錬金術から発展した事実を忘れてはなりません
その錬金術の知識はどこから来たのでしょうか?
補足:私の予想では、トポロジカル情報空間(あるいは量子情報空間)形成技術は5Gはもとより現在の4G、LTEでも既に実装されていると見ています。それはすなわち、空間アクセスのマスターキーを持つ者は、どんな機密情報にもアクセスできることを意味します。そして、いかなる暗号も暗号体系そのものが捕捉されていては何の役にも立ちません。ネットにセキュリティーなんてない、そう思った方がよいでしょう。
また、スタンドアローンの情報ストレージについても安心できません。あの小さなUSBメモリに本当に256ギガバイトの情報が記述できると思うのは警戒心が無さ過ぎです。テラバイト級のハードディスクについても同様です。それらの筐体に仕込まれているのは、トポロジカル情報空間へのアクセスキーと通信回路、そして情報インデックスだけだと思うべきです。
手書きの紙媒体が比較的安全ですが、こちらもコピーやファックスなどの電子読み取り装置にかけた段階で情報が読まれてしまう危険性があります。特に政府・軍事関係の方はご用心ください。
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