(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

着せ替え人形にされた巫女たち

うーん、どうしたらよいものか迷いました。一部の方々に、このブログは「アニメ解説ブログ」だと勘違いされているようなのですが、私が意図しているのはあくまでも

 メディア表現に組み込まれた呪詛

の分析であり、アニメ作品そのものを特別論じているつもりはないのです。

最近は演技力に乏しい役者ばかリになって、ドラマ・映画の類は観るに堪えるものがロクにないのですが、その点、アニメ作品では時より秀作が生み出されており、それに合わせるかのように大衆心理工作のターゲットもアニメにシフトしている傾向が見られるのです。

必然的にアニメ作品を分析対象に取り上げる頻度も増える訳で、それは私個人の趣味とはまた別であることを予めお断りしておきます。

こんな長い前置きをするのも、今回取り上げる素材が、いい年したオジサン世代が取り上げるにはちょっとばかり小恥ずかしいものだからです。


画像1:アニメ「その着せ替え人形は恋をする」(着せ恋)
   引用元:公式サイト https://bisquedoll-anime.com/

高校生男女が主人公の、いわゆる「青春ラブコメ」ジャンルの作品なのです。通常、この手の作品は初回冒頭10秒を視聴して速攻サヨナラなのですが、この作品の場合は絵が丁寧に描けていること、キャラクターインフレで無理矢理ストーリを捻出している従来作品に比べ、「コスプレ」という今時の若者の関心事を中心にストーリーが展開していることなど、組み立てがたいへん良くできているので、思わず私も青春回帰モードになって見入ってしまいました。面目ない限りですが・・・

この辺で止めておけば良かったのですが、じっくり観てしまったが故に、この作品設定に仕込まれた裏の意図が、否が応でも鼻についてしまったのです。

そのきっかけとなったのが、次のキャラクター設定です。


図2:着せ恋の主要キャラクター

このネーミングを見て、過去記事「三浦春馬の死とカネ恋の呪い」との類似性に気付かれた方もいらっしゃるでしょう。

これを見ると、まず次の点が指摘されるのです。

 (1)「海」系の名前が使われていること
 (2)方位を表す名前が使われていること
 (3)特定の地名を表す名前が使われていること
 (4)他のアニメ(漫画)作品とテーマを重ねていること

以下、それぞれについて簡単に説明します。

(1)「海」系の名前

主人公の海夢(まりん)というネーミングがそもそも思わせ振りです。「海」に関する名前と言えば、「碇シンジ」、「アヤ波レイ」などの主人公が登場した「エヴァンゲリオン」シリーズが思い浮かびますが、最新作「シン・エヴァンゲリオン」などは、旧式戦艦が空を飛ぶなど、その「海軍愛」がやたら目に付きました。

これは、エヴァシリーズにおける洗脳指令および制作資金が主に日本の旧水軍系一族、「三島(みしま)」、「橘(たちばな)」、「八咫烏(ヤタガラス)」などから出されている暗示と考えられます。

つまり、この「着せ恋」も、水軍系機関の息がかかったプロパガンダ作品であることが最初に疑われるのです。

(2)方位を表す名前

海夢はまた「喜多川」という名字が与えられています。特に深く詮索するまでもなく、この読み「きたがわ」は「北側」と同音であることが分かります。

また、脇役の少女姉妹の姓「乾(いぬい)」が「戌(いぬ)」と「亥(い)」の間、即ち北西を表す方位名であることは明らかです。それらにどんな意味があるのかは、最後に掲載する図8を見て考えてみてください。

(3)特定の地名
「五条(ごじょう)」が旧都の大通りを表す名前であることは説明不要ですが、この名を地名に持つ地域は京都以外にも存在します。近代の開拓地である北海道を除けば、それは奈良、大阪、名古屋となりますが、その他にも、福岡県太宰府市徳島県阿波市などにも「五条」の名が残っています。

太宰府が、古代期に日本の中心となった旧都であろうことは、(神)ブログ「太宰府で繋がる新元号とダリフラ」で示した地名分析で予想しています。

このように「五条」には、日本の古い時代を思い起す何かの意味が残されているようなのですが、それはいったい何なのでしょうか?

(4)他作品とのテーマの重複
既に「エヴァンゲリオン」との類似点が見い出せていますが、実は少年役の主人公の姓「五条」という名にもその重なりが見い出せるのです。


図3:五条悟 (ご存知プロビデンスの目)

図3はアニメ「呪術廻戦」に登場する最強の魔術師「五条悟(ごじょうさとる)」です。名前の一致だけだとただの偶然とも言えますが、乾紗寿叶のハンドルネーム(コスネームとも言うらしいです)が「ジュジュ」であることに注意です。すなわち

 呪術(ジュジュつ)廻戦

ということで、「これも偶然だ!」と言い切ってしまえばそこで終わりなのですが、原作の連載開始時期が両作品とも同じ2018年3月であるなど、どう考えても、呪術廻戦の最強魔術師「五条悟」と関連させる意図でネーミングが設計されているとしか考えられないのです。

これについては、この作品の分析に歴史的考察を加えることで更に確からしくなってくるのです。

■乾姉妹の暗号

ところで、画像1で気になる構図があったのにお気付きになられたでしょうか?


図4:乾姉妹

この乾姉妹に関しては、設定およびキャラクターデザインが明確に裏の意図を表していると分析できます。物語中のストーリーも関係してくるので、これはぜひ第6話以降をご覧になっていただきたいのですが、設定内容を大まかに整理して対比すると次の様になります。


図5:乾姉妹の特徴

気が強く小柄な姉と優しくて大柄な妹、漫画的演出と言えばそれまでですが、これに図4のデザインが大きな意味を持ってきます。特に姉の紗寿叶がどうして逆立ちしているのか、その辺が気になりますよね。


図6:乾姉妹の構図分析

図6の分析図を見るとそのデザインの意図がはっきりします。姉の紗寿叶は、天に向かって広がる「火」を表し、妹の心寿は大地に広がる「水」を表しているのです。

また、「火」は「日」であり太陽を表し、「水」は潮の満ち引き。すなわち「月」を象徴しているのです。そう言い切れるのは、二人の制服の色が「赤」と「青」に描き分けられていることからも確認できるのです。

この表現を古代神事的に解釈すると、乾姉妹は

 日の巫女 と 月の巫女

を表していると考えられるのです。

そして、これが最もいけないのですが、この日月の巫女に対して、このアニメの設定は恐ろしい呪いを掛けているのです。それは二人の名前に共通して含まれている「寿」の字で、これを並べて書くと

 寿寿(じゅじゅ)

となり、これは紗寿叶のハンドル名「ジュジュ」とも重なりますが、一見目出度そうなこの呼び名も、上述したように「呪術(じゅじゅつ)」と読み方が共通すること、そして、「じゅじゅ」とは「十十」とも書けてしまい、これがいわゆる「複十字」を表してしまうことなのです。


図7:複十字

特定宗派のクリスチャンには申し訳ありませんが

 複十字とは悪魔崇拝の象徴

なのです。

これに加えて、姉の紗寿叶にはまた別の呪いが付与されています。一つは「紗」の字ですが、これついては次の解説が非常に重要です。

「紗」には「スズ」という名乗りがありますが、これは「紗」が意味する絹織物に似た軽くて薄い絹織物「生絹(スズシ)」と混同されたことから生まれたといわれます。夏に涼しい着物なので、「涼しい」の「すず」が当てられたという説もあります。

引用元:一期一名 https://ichigoichina.jp/kanji/10/%E7%B4%97

 

はい、またしてもここで毎度お馴染みの「スズの暗号」が出て来るのです。

もう一つは「叶」の漢字ですが、「姉妹」と「叶」とくれば、読者のみなさんは当然あの有名なタレント姉妹を連想することでしょう。この有名姉妹が、実は現皇后の雅子妃を象徴する件について今は深く触れませんが、ここから、

 着せ恋は雅子現皇后を呪ったアニメ

とも解読できるのです。


関係者向け画像:関係者なら場所も掲載の意味もお分かりでしょう

 

■着せ恋主人公の歴史モデルは誰か?

ここまで読まれて、このアニメ作品にも様々な仕掛け盛り込まれていることが少しご理解いただけたのではないかと思います。

これまで、「スズの暗号」が組み込まれた作品は、そのモデルを日本神話、日本古代史に求めることによって、そのモデルとなった歴史上の人物が特定できましたが、同じ手法を用いることで、この作品のメインキャラクターである「喜多川海夢」、「五条新菜」についてもそのモデルを特定することができました。

その解説を続ける為には読者さんにはある程度日本古代史の知識を頭に入れて頂く必要があり、そのために歴史文献の詳細説明を続けるのはこのブログの主旨から大きく外れてしまいます。

そこで、この続きは、近日(神)ブログおよび(神)ブログメルマガで発表したいと思いますが、ここまでの説明、および、説明しきれなかった部分について書き足した説明図を作りましたので、これを見て、このアニメがいったい何を表現したかったのか、その裏の意図について改めて考えて頂ければと思います。


図8:着せ恋分析図 (小さな姉が太陽の生贄に捧げられる?)
   ※初回投稿後に画像にヒントを追加しました

この図に関して、二人の主人公のモデルは誰なのか、そのヒントを残しておきますので、ぜひこちらを頼りにご自身で調べてみてください。

ヒント:日本古代史において

 ・海(マリン)に関わる悲劇の姫とは誰か?
 ・最強(五条悟クラス)の呪師(まじないし)とは誰か?

このアニメ、奔放な少女たちに気弱な少年の五条新菜が翻弄されているように描かれていますが、少女たちの「姿も心も変えたい」という願望を叶えているのは、全て新菜なのです。言い換えれば、新菜こそが少女たちを操る"最強"のコスプレ師であることに注意してください。

鬼滅の刃」を初め、一昨年位から発表されている実写映画、アニメ作品はこのような呪いの文言がこれでもかと詰め込まれています。

いい加減うんざりもしますが、このようなメッセージを繰り出す集団とはいったい何なのか、私たち一般大衆をどこに導こうとしているのか、それに注意して娯楽作品を観るように心がけると、もしかしたら、この世界の本当の成り立ちが見えてくるのかもしれません。

コスプレした姫巫女たち


※初回投稿の図は間違っていたので修正しました

実は、登場人物の少女たちがコスプレで扮したキャラクターの名前がまた気になるのです。シオンは文字通りの Sion あるいは Zion であり、イスラエルの首都エルサレム全体を指すのです。シオンの丘を占領したのはダビデ王で、ダビデの星(六芒星)は本文の解析で登場した火と水の象徴とも合致するのです。

また、リリーとはいわゆる「百合の紋章」を指すと考えられ、この紋章はイエス・キリスト、あるいは聖母マリア、あるいは聖書における三位一体を指すと言われています。それが「黒い(ブラック)」であるとはいったい何が言いたいのか、説明不要でしょう。ちなみに、このコスプレキャラはシオンの変身体であるプリンセスリリーが悪に染まった姿という設定なのです。

一番謎の多いのが「相馬君」で、相馬氏とは高天原(たかあまはら)に推定される千葉県下総地区、あるいは福島・宮城など311で甚大な被害を受けた東北陸奥地方の有力大名氏族です。家紋は九曜であり、この氏族が聖書的故事とどのように関連するのか、非常に興味が惹かれます。また、相馬の「馬」が不審死された三浦春馬さんの「馬」と重なることも併せて指摘しておきましょう。


知り合いの気功師さんによると、「呪術廻戦」は呪いが強すぎて非常に危険だと仰ってました。それに触れたこの作品、アニメ制作はCloverWorksさんですが、京アニさんみたいにならないことを祈っています。


神代二の年に記す
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