(真)日本の黒い霧

123便事件は世界の闇を照らす

モスクワ銃撃、悲劇と呪いの数字

先週末、モスクワ郊外で武装集団がコンサート会場を襲撃し、多くの死傷者を出すという痛ましい事件がありました。

私の場合、これをどう分析したものかと思案していましたが、次の報道を見てすっかり力が抜けてしまい、弱々しくも失笑を禁じ得なかったのです。


(以下略)

引用元:NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240323/k10014400161000.html


(以下略)

引用元:NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240325/k10014401281000.html

※赤線は筆者によるもの

このブログ記事の読者さんにはもはや解説は不要かと思いますが、両記事ともタイトルにあの数字がしっかりと刻まれています。ここまでやられると、むしろ「これは偶然であってほしい」と祈りたくもなるのです。

どういうことかというと、数字を並べかえれば

 133 → 313

 137 → 731

と、どちらも意味のある数字に容易に変形できるのです。それぞれの数字の意味については過去にしつこく取り上げているので、そちらを参照していただければと思います。

 関連記事:
  ・313関連:マスク解除と春日様 
  ・731関連:戦争を蘇らせたい鈴の音 

特に、313に関してはNHKさんで放映されている今年の大河ドラマ「光る君へ」が藤原氏を扱っていることと関係してますし、(神)ブログでは、俳優の三浦春馬さんの不審な亡くなられ方と、春日・藤原氏の関係を取り扱ったばかりです。

 関連記事:
  ・鹿の暗号と春日の姫 
  ・三浦春馬と馬鹿 

このような呪いの数字の使い方は、陰陽師など日本の呪術者に特徴的なものであることはよく覚えておいてください。

この事件は一見、ロシア・米国・イスラム国・ウクライナイスラエルパレスチナなど、主に西欧・中東諸国の複雑な相関関係の中で起きた国際問題のように見え、我が国にとっては縁遠く感じてしまいますが、それでいながら肝心な部分ではバッチリと日本的な呪いの技法が詰め込まれているのです。

ここから、(新)ブログ記事「モスクワ銃乱射事件の唐突」で書いたように、今回のあまりにも唐突過ぎるテロ事件の背後には、確実に日本の関係者が動いているだろうと判断できますし、その関係者についての情報もある程度収集できています。

私が気にしているのは、このシナリオからどういう展開に持って行こうとしているのかという点なのですが、それはおそらく、これと関係あるのだろうと予測しています。



皆様ご存知の災害予告映画が地上波初放映ということなのですが、今回のモスクワ銃撃事件は、最終的に日本に向けられた大きな呪いの一手続きであると考えるのが筋としては正しく、これらが果たして偶然にこの時期に重なったのかどうかは極めて疑わしいのです。

 関連記事:遅れて来た11月計画 

やはりこの件については次のメルマガで触れない訳にはいかないようですね。



神代四の年に記す
管理人 日月土

 

遅れて来た11月計画

このブログでは、時々アニメをネタに取り上げますが、それは私が特にアニメ好きということではなく(本当です)、アニメに限らずメディア作品には大衆心理を操作するための記号が埋め込まれていることが多く、アニメを観賞することで、次に何が計画されているかを読み取れるケースが多々あるからなのです。

例えば今年1月2日の羽田日航機火災などは、昨年放映のアニメ作品の中にそれを予兆するシーンが既に描き込まれているのを確認できたりするのです。


破壊される渋谷の街と炎上しながら落ちる旅客機(「呪術廻戦」から)


エンジン火災で炎上する旅客機(「アンデッドアンラック」から)

 関連記事:
  ・予定されていた民間機の爆発炎上 
  ・どこかで見た風景 


時期は少し前の話になりますが、一昨年にあの話題アニメ映画「すずめの戸締まり」が公開された時も、そこに刻まれた記号の分析から

  大規模災害、特に地震津波が計画されている

と判断し、それを私は2022年の11月に実施される可能性が高いと見て、個人的に「11月計画」と呼んでいました。

何故11月としたかは、まず以下のアニメ予告ポスターを見れば、数字の「11」が強調されていると感じられること。
すずめの戸締まりのポスター(「新海アニメの完成数」から)

もちろんこれだけでは根拠として弱いのですが、この年の4月に、北海道の知床で観光船の「KAZU I」(カズワン)が遭難した事件こそが、計画を疑わせる大きなファクターであったと言えるでしょう。ちなみに私はこれを事故だとは思っていません。

 関連記事:ピカピカの KAZU II 

ここで、映画で使われたカット、そのカットの大元となった東日本大震災直後の報道写真、そして、当時のカズワン報道でこれでもかと流された引き上げ後のカズワン映像を比較すると、カズワン報道と映画カットの両アングルが、東関東大震災の被災イメージを再び想起するようにデザインされていたのが良く分かるのです。


3つの丘に上がった船

そんなのは偶然だと言うのは簡単ですが、偶然があまりにも重った場合、そこに何かの作為があると考える方がむしろ自然だと私は考えるのです。

結局、2022年の11月には何事もなく、私もこの計画はやり過ごせたのかなと安心していたのですが、それが甘い考えであったことを今年の元旦に思い知らされました。

それは

 11日の能登半島地震

が発生したこと。そして、この地震能登半島先端部の珠洲すず)市が大きな被害に遭われたことはもはや言うまでもないことでしょう。

いつもと同じ主張の繰り返しになりますが、能登半島地震の原因が断層が動いたからなどというトンデモ説に拠っている限り、11(月)計画などと言ってる私の方がトンデモ扱いされるのでしょう。それならそれで、断層が動く原因となった大陸プレートなるものがこの世に存在していることを、誰かに証明して頂きたいものです。

ここでは、あくまでも起きた事象を並べると、偶然では済まされない共通性が見出される、すなわちそこに恣意性・計画性が見出せるのであり、それがアニメ作品の中にもしっかりと描かれている点を、まずは事実として受け入れるべきだろうと言いたいのです。

その視点で報道を眺めると、正月2日の羽田日航機火災が「衝突事故」などではなく、政治家や国家公務員、NHKテレビ朝日などの報道メディア、そして集英社などの出版社が加担した「計画テロ」であったことも分かってくるのです。

来月4月、すずめ地上波初放送


https://kinro.ntv.co.jp/lineup/20240405

本日3月21日午前9時8分頃、関東で比較的大きな地震がありました。その事実とこの災害予告映画がこの時期に放映される意味を考えてみてください。もちろん、関係があるからお伝えしているのですよ。



メルマガ最新号で「引き続き警戒を」とお知らせした理由もそこにあります。



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管理人 日月土

トヨタさん、宇宙喜劇へ本格参入

まあ、新しいニュースではありませんが、こう高らかに宣言されると祝福したい気持ちに駆られます。お目出度いというか何というか・・・

日本人2人が月面着陸へ、「アルテミス計画」で28年以降想定…日米政府が合意方針
2024/03/17 05:00

日米両政府は、米国が主導する有人月探査「アルテミス計画」で、日本人宇宙飛行士2人を月面着陸させることで合意する方針を固めた。日本人の月面着陸は初めてで、実現時期は2028年以降が想定されている。日本が開発する月面探査車を10年間運用することでも合意する方向だ。

 複数の両政府関係者が明らかにした。4月10日に予定される日米首脳会談で宇宙分野での協力を加速させる方針を確認し、会談後、盛山文部科学相と米航空宇宙局(NASA)のビル・ネルソン長官が実施取り決め文書に署名する方向で最終調整している。

 1972年以来となる月への有人飛行や、将来的な月面基地の実現を掲げるアルテミス計画では、2025年に月の周回軌道での有人飛行を成功させた上で、26年に米国人飛行士の月面着陸を目指す。28年以降にも定期的に飛行士を月面に送り、このうち2回で日本人を着陸させ、トヨタ自動車を中心に開発を進めている月面探査車「ルナ・クルーザー」を運用するスケジュールが想定されている。

 アルテミス計画には、日米や欧州各国などが参加しており、日本は月上空に新設される有人基地「ゲートウェイ」への物資補給や、月面探査車の開発などを担当している。過去に月面に降り立ったのは米国人だけで、日本政府は日本人の月面着陸について、「20年代後半の実現」を目標としている。

引用元:讀賣新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240316-OYT1T50176/

日本の宇宙喜劇はJAXAさんがメインかと思ったら、民間企業が続々参入ですね。日本中がお笑いの渦となるのは、それはそれで結構なのですが。

 関連記事:Another Failure 

確かに、文部科学省だけが色々気遣いするのはさすがに疲れてきましたかね?お笑いの裏方はたいへんですから、お気持ちは察するに余りあります。本当にお疲れ様です、国際課長の北山さん。

大丈夫ですよ、私もアルテミス計画専用の月面スタジオの場所など、周辺情報をしっかりお伝えして、トヨタさん参入の月面宇宙喜劇をサポートしていきますから。

そうそう、トヨタさん。先月この写真の場所の前を通り過ぎたのですが、今建設中のスマートシティで本当は何をやろうとしてるのか、こっそり教えてください。



私にはどうして、地下に巨大シェルターを建設しているのか、その理由がよく分からないので。また、カミオカンデさん(東京大学 宇宙線研究所他)と一緒に何をされているのかも気になります。お決まりの宇宙喜劇よりもそちらの方に私は強く惹かれてしまうのです。



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管理人 日月土

呪いの大作、オスカー受賞に寄せて

うーん、あんまり乗り気ではありませんが、これまでも取り上げたネタなので無視する訳にもいかず、ここで簡単にご紹介しておきましょう。


(以下略)

引用元:NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240311/k10014385761000.html

名誉ある賞と言われているアカデミー賞(長編アニメーション賞)を受賞したのだから、やっぱり「おめでとう」とお伝えするべきなのですが、それでもどこか釈然としませんよね?

この映画をご覧になった方で、「すげー面白かったぜ!」と思った方は果たしてどれだけいらっしゃるのでしょうか?「んん?さっぱり分からなかったけど?」と感じた方の方がはるかに多かったのではないかと思います。もちろん普通に鑑賞したらの話です。

そんな作品でも何かしらの賞が授けられるのは、授賞式そのものに政治的な色合いが濃く、どうしても「この作品がすごい」と思わせる必要性があるからだと考えられます。

こんな風に書くと「オスカー受賞作を〇カにするのか!」とお叱りを受けそうなのですが、けっしてそんなことはありません。

実は、私も

 君たちはどう生きるか」はスゲー作品だ!!!

と驚嘆しているのです。

但し、長編アニメーションなどという呑気なジャンルではなく、むしろ、この作品の授賞理由となった

 政治的必要性

について大いに納得しているのです。

このブログのアニメジャンル、あるいは(神)ブログのアニメを題材にした記事を読み込んでおられる方なら、きっと同じようにこのアニメ映画を"別の角度"から堪能したに違いありません。

その一端として「731、123、13(またはB)」など、毎度お馴染みの呪いの数字がチラチラと埋め込まれていたのを見つけて、「やっぱりやってたぜ!」と歓喜されたかもしれませんね。

もちろん、ジブリさんが得意とする「日本神話」あるいは「日本古代史」を踏み台にした裏ストーリーなどが健在だったのは言うまでもありません。その点、本当に期待を裏切らない凄い作品だったのです。

 関連記事:
 ・どう生きるかと問われても 
 ・ぼっちと夏子は似た者同士 
 ・ひとりぼっちのナツコ 

そして、主人公マヒトの母ヒサコ、または少女の姿で現れたヒサコの幻影ヒミ。この女性が、日本神話に登場する

 木花咲耶姫コノハナサクヤヒメ)

をモデルにしていることは、オスカー受賞記念としてここでお伝えしておきましょう。

また、多くの方が「何だこりゃ?」と思われただろう、次のキャラクターにもかなり重大な意味が隠されていることを、ここでお知らせしておきます。


ワラワラ

この「ワラワラ」が「大きな魚」の内臓を養分として取り込み、成長して新たな人の魂になるという設定なのですが、これってまさに〇〇〇のことを指しているのです。お分かりでしょうか?

それを理解するためには、ワラワラが地上へ上昇する時の形態をみればお気づきになるかと思います。実はこれ、ヒサコとナツコが瓜二つの姉妹である物語の設定と大いに関係があるのです。


鯨(大きな魚)と相似形の少女は繰り返されるテーマ
木花咲耶姫と磐長姫(イワナガヒメ)の関係か
過去記事「宝ジェンヌ投身事件の呪術的意味」から 

どうでしょう?こうやってストーリー解釈のヒントが分ると、またこの映画を観たくなりませんか?そう思ったら、ぜひまた映画館に足を運んでみてください。

何度見ても新しい裏設定が見付けられる「するめ」のような映画、それが「君たちはどう生きるか」であり、これだけ複雑かつ多彩な記号を一本の作品の中に押し込められるのは、後にも先にも宮崎監督しかおられないでしょう。

さすが呪いアニメの巨匠、宮崎駿監督。「これだけの要素をぶち込んで作品にしろ」とスポンサーから無理難題を指示された時はおそらく天を仰いだことでしょう。それでも宮崎氏はやり切ったのです。そんな訳で、宮崎氏には「千と千尋の神隠し」も併せて

 呪いアニメーション賞(ANIMATED CURSE FILM)

が最も相応しいと思うのです。



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管理人 日月土

南岸低気圧の時代

前回の記事「気笑庁さんの奥ゆかしさ」では、南岸低気圧にラップされた"控え目"な線状降水帯らしきものについて報告しましたが、今回は線状とは言えなくても粘着質な雨雲を見聞できて大興奮です。


雨雲、張り付いてませんか?

そう言えば、一昨日までは「関東地方の平野部ではみぞれか少しの積雪」と予報していたのに、昨晩になってから「積雪、大雪かも」とトーンが急に変化しました。


(以下略)

引用元:MBC https://news.yahoo.co.jp/articles/a798d3875468c6b00c3eb3ec413b393a7678586

南国からわざわざの注意喚起、ありがとうございます



引用元:ANN News CH https://www.youtube.com/watch?v=PmaHyobwH_U

出たよ「不要不急」(笑) 

雨も降らない内から、電車の計画運休を報じたりなど過剰なリアクションも見られ、天気予報って政治的に使おうと思えば何でもできるんだなぁと感心した次第です。

そして、どこかの気象予報士さんが「陸地で雨雲が湧き出す」とか訳の分からない解説をしていたのには、思わず失笑してしまいました。湧き出すにはそれなりの理由があるのだから、それを説明してもらわないと解説にならないでしょうが、魔法か?(笑)

気笑庁さん、もしかして予報の演出パターンを変えてきてませんか?まあ、お天気なんて予測不能(笑)ですからね、こういうこともあるのでしょう。

そうそう、関東南部の山間部にお住まいの方によると、山ではほとんど積雪らしい積雪はなかったとか。こうなると、もはや予報する意味すら考えものです。

そして、いつもお約束の「妄想」が始まったのは言うまでもありません。頭と身体が勝手に反応するので、こちらについてはお許しを。



おやおや、国内リソースをこれ以上消耗したくないのかな?私としては、これからは「南岸低気圧」の時代と判断し、次の予報を楽しみにしています。もちろんただの「妄想」ですから気にしないでください。



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管理人 日月土

気笑庁さんの奥ゆかしさ

昨年の夏から秋にかけて、いわゆる台風シーズンの頃に、台風予報だけでなく、

 恐怖の線状降水帯

の発生に関する予報が毎週のように天気予報で報じられていたように覚えています。

 関連記事:お祭やるなら景気よく 

ところが、秋雨シーズン入ってパタリとその予報を聞かなくなったのは気のせいでしょうか?それとも、線状降水帯とは季節性のものなのか、はたまた予報を出すと都合の悪いことでもあったのでしょうか?

昨晩も南岸低気圧が関東地方を通過していきましたが、同時刻に掲載された tenki.jp さんの雨雲レーダー図を見て思わず首を捻ってしまったのです。


画像引用元:tenki.jp(赤字・矢印は筆者による注釈)

うーん、しっかりと線状に濃密な雨雲が形成されていますよね、これって線状降水帯ではないのでしょうか?

もしかしたら気笑庁さん、昨年ちょっと国民を脅かし過ぎたので、今年は控え目に報じようと方向転換されたのかもしれません。「控え目」良いですよね、私も常にそうありたいと自分に言い聞かせています。

しかし、雲の動きが遮られる山裾ならまだしも、海上に一列に濃い雨雲が並ぶのってどういう物理現象なのでしょうか?その辺はシレっとやり過ごさないで、ぜひご説明をごお願いします。台風が風に流されて移動するなどと言う「台風ドンブラコッコ」のような珍説・奇説も大歓迎ですので、どうか今回はその奥ゆかしい姿勢を曲げて是非にとお願いします。

なお、このようなもどかしい状況になると、私も自然と妄想が湧いて来てそれを抑えきれず困ってしまうのです。

以下がその妄想によって導かれた今回の「原因箇所」なのですが、あくまでも「妄想」ですので何も気になされないでくださいね♪



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三浦春馬の死とカネ恋の呪い2

俳優の三浦春馬さんの不審な死と、最後に出演されたドラマ「お金の切れ目が恋のはじまり」(カネ恋)に込められた呪術の関係を扱った記事「三浦春馬の死とカネ恋の呪い」を掲載してからかれこれ2年の月日が経とうとしてます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/adoi/20220320/20220320131319.png

三浦春馬さんと同じ2020年、やはり同じようにクローゼットで首吊り自殺されたとされる竹内結子さんの不審死も併せ、その名前に込められた意味とその死への手段について、歴史的な背景から考察した記事を(神)ブログにてこれまで3回連続で掲載しています。

 ・1月30日 三浦春馬と馬鹿 
 ・2月15日 竹内結子と鹿の暗号 
 ・2月27日 三浦春馬と猿の暗号 

先月27日の最新記事では、恥ずかしながらこれまで一度も観ていなかった「カネ恋」を初めて見た後の所感を述べていますが、これらの考察の中核にあるのが

 古代日本とユダヤ

であることはお分かり頂けるかと思います。

まだまだ、全体像を掴めるところまで至っていないのは自分でも認めるところなのですが、27日の記事を掲載した後に分かったことがあります。

これについては、今月1日のメルマガでお伝えしましたが、これまでのブログ記事とも関連するので、ここではメルマガの「記事解説」から当該箇所について抜粋を掲載したいと思います。

「板垣純」という登場人物については、これだけ癖のある役名が出揃っている中で、唯一普通の名前の様に見えるのがかえって不自然さを与えるのです。しかも、劇中であだ名の「ガッキー」と呼ばれるこの役は、登場回数もセリフの数も主役以外で一番多いのではないかと思える程なのです。ですから、(呪術的に)非常に重要なポジションを占めると考えられるのです。

ブログ記事を書くまでには間に合いませんでしたが、「板垣 純」問題については、おそらくこれであろうという答を得ています。

「板垣」と聞けば、日本国内で圧倒的に知名度が高いのは、幕末の志士でなおかつ明治の自由民権運動家でもある「板垣退助」(いたがきたいすけ)です。

板垣退助は、清和源氏の流れを組む

 乾家(いぬいけ)

の嫡男として誕生します。「板垣」は乾家の本姓であり、板垣退助とはつまり乾退助でもあるのです。そして「乾」とは方位において「北西」を表します。このように「板垣純」も他の役名よろしく、方位を指し示す一員であったことが分かったのです。

これを本文の図1に赤字で加えると、西側の方位が完全に登場人物名で埋め尽くされることになり、この方位術が示す南東側、すなわち巽(たつみ)の方角への抜け道がより強調されることになります。

ちなみに、図1では「鮎川美月」が乾の方角に既に配置されていますが、「魚」は十二支の中に含まれないことから、西洋占星術を基準に補助的に置いたものです。よって、板垣純の存在はこの方位術を完成させる上で極めて重要であったと結論されるのです。


この「板垣純」を方位図に反映したのが以下の図になります。


「板垣」を反映した方位図

これで、一昨年作成した方位図はより完成形に近くなったのですが、この図の大元として参考にした、三重県伊勢市猿田彦神社に置かれた「方位石」との関係性がより明確になったことは、以下の図を見ても明らかでしょう。


サメと方位石

サメとはサルメ(猿女・佐瑠女)の同意と考えられ、すると、同神社内に坐す佐瑠女神社の方角が開かれたこの方位図から、この呪術は同摂社の祭神「佐瑠女」と関係あることがはっきりと見て取れます。

日本神話に拠ると、サルメとはサルタヒコ(猿田彦)の妻であり、その名はまた

 天鈿女命(あめのうずめみこと)

として知られています。

天鈿女命とは天照大神が岩戸に隠れて世が真っ暗になった時に、淫らな踊りを披露して神々を喜ばせ、岩戸の中に引き籠った天照大神に不審を抱かせて岩戸を開くきっかけを作った女神と知られています。

この岩戸開きの話、陽が戻って来て目出度い話の様に語られることが多いですが、実は

 騙した岩戸開き

と評されることもあり、現代の歪んだ人間社会を生み出した元凶であるとも捉えることができるのです。

(神)ブログでは、このサルメなる神は実在した古代の重要人物で、特に王権継承権を有する

 少女神

であると捉え、これまで考察を加えています。

すると、三浦春馬さんの死の背景には、古代日本の

 ・ユダヤ
 ・少女神

の2つの問題が含まれていると考えなければなりません。実は「カネ恋」の第4話には少女神を暗示する記号的表現が多く表出しているのですが、ここでは説明を省略します。


 * * *


方位の呪術と古代日本、呪術などと書くと「何を非科学的な」と思われるかもしれませんが、昨年、国立歴史民俗博物館で開催された「陰陽師とは何者か」展をご覧になられたなら、150年位前までは、陰陽師たちが日本社会の中に深く根付いていたことに納得される方も多いでしょう。

 関連記事:陰陽師とは何者か - まもなく展示終了 

その陰陽師たちが西洋暦の導入とともに忽然と姿を消してしまった。そのような説明をにわかに信じられるでしょうか?

陰陽道は中世までの科学であり、全く効果の無い迷信のようなものが果たして何百年も続くものなのか?謎多き「知」を受け継いだ陰陽師の子孫たちは、世の裏に隠れて現在もなおその活動を継続しているのです。その現れがまさに、「カネ恋」というドラマの中に見られるのです。

そして、ここに書くのもおぞましいのですが、呪術に最大の効力をもたらす技法とは、生贄(いけにえ:主に人の命)を用いることである、最後にそれをお伝えしておきましょう。



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